kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

日本国内での新型コロナウイルス感染症の死亡者が894人、致死率は5.30%(2020/5/30)

 日本国内での新型コロナウイルスによる死亡者数は、ようやく1桁の日が続くようになってきた。昨日(5/30)は5人で、致死率は5.30%になった。5月30日に5.30%という覚えやすい数字だ。もっともこれはNHKの報道によるもので、厚労省発表の数字とは合わない(厚労省の認定がいつも遅れるため)。致死率は先月末に3%を突破したが、5月の1か月間だけで2.3ポイントも上昇した。死亡者数は確認される陽性者のピークよりもかなり遅れる上、ブロードなピークになることはよく頭に入れておく必要があるだろう。感染拡大の初期段階における致死率の低さには何の意味もない。ましてやそれを感染拡大のピークを過ぎた国と比較して「日本の医療の優秀さの表れだ」などと誇らしげに言っていた論者たち(主にネトウヨ)は赤恥をかいた。実際には日本の致死率は中国(約5.5%)やフィリピン(同じく約5.5%)を除く他の東アジア諸国よりも高くなった。致死率はPCR検査体制整備の度合いと医療体制の水準で決まると考えられるが、日本の場合は検査体制があまりにも貧弱なのだった。

 下記はNHKニュースへのリンク。

 

www3.nhk.or.jp