毎日新聞が、山本太郎が都知事選への出馬を検討していると報じた。
れいわ新選組の山本太郎代表(45)が東京都知事選(18日告示、7月5日投開票)に立候補する検討を始めた。複数の関係者が明らかにした。
都知事選を巡っては、小池百合子知事(67)が再選出馬を表明する意向を連合東京に伝えており、自民の二階俊博幹事長も推薦に意欲を見せている。
次期衆院選でれいわと野党共闘を目指す立憲民主、共産、社民は無所属で立候補予定の元日本弁護士連合会会長、宇都宮健児氏(73)を支援する方向で、野党間の票が割れる可能性もある。
他に元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)も無所属で立候補し、日本維新の会の推薦を受ける方向。NHKから国民を守る党の立花孝志党首(52)も立候補の意向を明らかにしている。【小山由宇】
毎日新聞 2020年6月10日 18時33分(最終更新 6月10日 18時46分)
出典:https://mainichi.jp/senkyo/articles/20200610/k00/00m/010/195000c
この件、毎日しか報じていないようなので真偽不明だが、東京都知事選をめぐっては変な動きが続いていた。
まず、宇都宮健児が最初に出馬の意向を表明した時、山本太郎が出馬しても出るのかと聞かれて、それでも出る、山本は野党共闘の候補者ではない、という意味の答えをした。
それから、旧民主党系(民民と立民)が山本太郎を担ごうとしたが断念したとの報道が、共同通信や北海道新聞から出た。
そして今回の毎日の記事。山本太郎が都知事選出場をずっと模索し続けてきたことは、もはや疑う余地がない。
しかしなんというか、完全な「キワモノ」だな。小沢一郎の意向というよりは、山本太郎が斎藤まさしの指図のままになっているようにしか私には見えないが、いずれにせよ末期的な様相を呈している。いつだったか、山本のかつての仲間・森裕子が「取り巻きが悪い」みたいなことを言っていたが、支持者の「信者度」が高いカリスマは、黒幕が好き勝手に操れるようになると始末に負えなくなるという悪い見本だろう。
もし山本太郎氏が、東京都知事選挙に出ればどうなるのか?
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) 2020年6月10日
「対立軸が明確になります。コロナ後の世界のあり方をめぐる大きな争点が明示され、政治意識を喚起するでしょう。注目したいと思います」
政治学者の中島岳志さんが安倍政権や日本政治の今後について語りました。https://t.co/QXSljev6pm
ハフポスト日本版が掲載した中島のインタビュー記事はバカバカしいので引用しない。その代わり、中島が発した妄言ツイートへのリンクを1件張っておく。
もし山本太郎さんが都知事選に立候補するとしたら、割れるのは宇都宮票よりも、圧倒的に小池票でしょう。95年以降当選したのは、青島幸男→石原慎太郎→猪瀬直樹→舛添要一→小池百合子です。都知事選には特有の性質があります。
— 中島岳志 (@nakajima1975) 2020年6月10日
有田芳生のツイートを見に行ったが、独自情報はなかった。私としては、例の某新選組本部職員解雇問題の詳細が気になるのだが、今週号の文春や新潮には何も出ていないようだ。しかし、山本が正式に出馬を決定するようなら、必ずや何か出てくるだろう。
こんな話もある。
山本太郎さん、れいわ新選組公認での立候補にこだわり、小沢一郎に叱られ、そのうえ宇都宮さんに「れいわから都知事選出るから降りてくれ」と迫っていたそうですから、まあ出馬は不思議ではないですね。 https://t.co/6qLOG3Xoq1
— こたつぬこ (@sangituyama) 2020年6月10日
記事はないですよ。
— こたつぬこ (@sangituyama) 2020年6月10日
もう有名な話です。あちこちで聞きます
— こたつぬこ (@sangituyama) 2020年6月10日
なるほど、そういういきさつがあったのなら、宇都宮健児の出馬表明の記者会見で、なぜ出し抜けに山本太郎の名前が出てきて、それに対して宇都宮氏が強く「山本が出馬しても出る」と言い切ったかがよく理解できる。山本が小沢に叱られたかどうかは知らないが、山本が宇都宮氏に出馬断念を迫ったというのは、大いにありそうな話だ。
だからこの選挙は山本太郎が出るなら2位争いがめっちゃ重要になる。なにがなんでも宇都宮を2位にしなければ。山本太郎を泡沫候補レベルの得票に出来ればベスト。しかしこの場面で権力に対峙せずに他党派潰しで自勢力の拡大を図るとかまんま革マルの手口だよなぁ。さすが新左翼が軍師やってるだけある
— 軍畑先輩 (@ixabata) 2020年6月10日
「批判はパッと消えますよ」ってやつか。山本太郎にとっての斎藤まさしとは、安倍晋三にとっての今井尚哉みたいな存在なのかもしれない。もっとも、例の黴のマスクを安倍に進言したのは佐伯耕三だとの説もあるが。
現在予想される立候補者は下記の通りらしい。
都知事選
— しよん@選挙 (@civic_rights) 2020年6月10日
小池百合子 都 公 自(本)
宇都宮健児 立 共 社 緑 新社
小野泰輔 維
山本太郎 れ
立花孝志 諸 N
桜井誠 諸
七海ひろこ 諸
込山洋
鈴木公成
山口節生
小野寺通
竹本秀之
西本誠
石井均
古田真 諸
長澤育弘
そういや堀江貴文は結局出馬しないのだろうか。
それ以前に山本太郎の出馬だって確定ではないが。
だが、これだけ既成事実を作り上げてしまうと、もはや退く方が難しいのではないか。既成事実といえば検察による河井夫妻の捜査情報のリークも思い出されるが、河井夫妻の予想される逮捕日も、都知事選の告示も、ともに来週だ。