日経が都知事選の世論調査を行い、結果を報じた。予想通り、小池百合子が圧勝の勢いだ。
以下、記事を抜粋して引用する。
7月5日投開票の東京都知事選について、日本経済新聞社は19~21日に電話調査を実施し、情勢を探った。現職の小池百合子氏(67)が大きくリードしている。元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(73)やれいわ新選組代表の山本太郎氏(45)らが追う展開となっている。
初当選時と同様に無所属で出馬した小池氏は、男女を問わず幅広い年代で支持を広げている。都議会で対立関係にある自民党の支持層の8割を固めた。野党支持層にも浸透し、無党派層も5割を押さえた。
立憲民主、共産、社民の各党の支援を受ける宇都宮氏は、野党支持層の3割を固めた。山本氏は野党支持層から支持を受けている。(後略)
(日本経済新聞 2020/6/21 20:00)
出典:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60612490R20C20A6PE8000/
宇都宮氏は野党支持層の3割しか固めていないとのことだが、日経の定義では維新や某新選組の支持層なども野党支持層に入ってしまうと思われる。とはいえ小池百合子が国民民主党(民民)はもとより、立憲民主党(立民)の支持層にも相当食い込んでいるであろうことは、残念ながら疑う余地がない。
ただ、記事の書きぶりを見る限り、宇都宮氏と山本太郎との間にもかなりの差がありそうに思われる。山本は「野党支持層から支持を受けている」とのことで、山本自身の言葉とは裏腹に、小池百合子からはほとんど票を奪えていないことは絶対に間違いない。私を含む反小池側の多くの人たちにとって山本は「お邪魔虫」以外の何物でもないとはいえ、立候補するのは個人の自由だから仕方ない。
今後は宇都宮氏が山本との差をさらに広げると思われるが、肝心の小池の背中が見えるところまでには至りそうにもない。
最近は蓮舫も3年前のように「小池百合子さんの背中を眩しく見ていた」などとは言わずに小池を批判するようになったようだが、覚醒するのがあまりにも遅すぎたといえよう。