これはひどい。といっても、ひどいのは下記の呟きの主ではなく、東京都北区の「都民ファ□ストの会」候補と小池百合子だ。
この4人なら #斉藤りえ さんに入れたいな・・自分一人で勝負してるし。 https://t.co/9l8KKcACX5
— おっはー(小原明大@長岡京市) (@ohara1095) 2020年6月26日
「自分一人で勝負してる」って何のことか最初わからなかったが、斉藤りえ候補以外の3人はすべて党の有力者と「コラボ」している。
しかも都ファの天風候補が「コラボ」しているのは現在東京都知事選に立候補して選挙戦を戦っている(実際には圧勝予想にあぐらをかいて何も動いていないが)小池百合子であって、それが公職選挙法違反ではないかと、かつての小池の側近・音喜多駿が注文をつけているのだ。なお、この天風候補には、練馬区在住ではないかとの噂があるようだ。
ところで、この4人の争いであれば、私が北区民であっても斉藤候補に投票するだろうけれども、天風いぶき候補のポスターに小池が写っていることで食われる候補は誰だろうか。また、維新の佐藤こと候補のポスターには大阪で大人気らしい吉村洋文の顔写真が写っている。これで他の候補の票が食われるのかどうか。果たして「吉村人気」は東京でも通用するのだろうか。
一つだけいえるのは、自民党の山田加奈子候補のポスターに写っている「いかがわしい西村康稔」の写真に釣られて山田候補に投票する人などほとんどいないだろうことだ。直近でも西村は、経産省の言いなりになったのかどうか、新型コロナウイルス感染症に対応するための専門家会議の解散を勝手に決めて、与党内からさえも批判を浴びた。
また、この顔ぶれなら山本太郎支持者たちは誰に投票するのだろうか。有権者が選んだ北区での都知事選候補と都議補選候補の組み合わせの比率もおそらく調査されるだろうが、選挙結果ともども注目される。
もちろんその前に、公職選挙法違反の疑いが強い天風候補のポスターが「小池抜き」のバージョンに差し替えられるべきなのは当然だが。でももう選挙期間も半分が過ぎているのに、なぜ今までこんな無法がまかり通ってきたんだろうか。腹が立つ。