kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

安倍晋三は「コロナで玉手箱が開くまで『現状維持をやりきって、日本の厳しい現実から目をそらさせた』宰相」(平河エリ氏)

 第2次から第4次まで、7年8か月もの長きにわたって続いた安倍内閣に対する評としては、下記平河エリ氏の連ツイがいちばん核心を突いているのではないか。

 

 

 

 

 

 これに続く2つのツイートには少し異論がある。

 

 

 これは、「『安定を提供した』かに見せかけて人々を騙した」とでもいうべきではないだろうか。

 

 

 これもどうだろうか。よく、現役時代には評価が高かったものの、死後評価が急落する芸術家がいるが*1安倍晋三もその類ではないか。もちろん「死後」ではなく「退陣後」になるが。あの頃、安倍浦島太郎が竜宮城で好き勝手にやっていたツケを払わされてるんだと気づいた人々が、安倍をこき下ろすようになるんじゃないかと思う。

 もちろん、安倍政権時代を懐かしく思い出す人も中にはいるだろう。しかしそれは、既に初老といえる歳になった私よりもさらに上の、1970年代だの80年代だのの栄光が忘れられない一部の年配者に限られるのではないか。

 そういえば私も以前、安倍政権を支えているのは1970年代だの80年代だのの栄光が忘れられない人たちだ、という意味のことをこの日記に書いた記憶がある。安倍政権はその世代のほか、「安倍政権しか知らない」若い世代にも支えられてきたが、若い世代は新しいものに接するとすぐに態度を変えるものだ。戦争中の軍国少年、軍国少女が戦後も変わらずそうだっだか、などと考えればすぐにわかる。

 結局、一部の高年齢層が安倍時代に郷愁を抱くものの、その層の人たちが退場したあとには、第2次〜第4次安倍内閣に対する評価はネガティブなものしか残らないだろうと私は予想している。

 以上のような留保はあるが、平河氏の連ツイはほぼ納得できるものだった。

 

 

gendai.ismedia.jp

 

 この記事も興味深いが、ここでは引用しない。リンク先をご覧いただきたい。

*1:たとえば1981年に亡くなった指揮者のカール・ベームなど。