玉木雄一郎がますます悪質化してきた。学術会議任命拒否事件で「どっちもどっち」論を持ち出すことによって、菅義偉政権を事実上擁護している。
大西元会長も山極前会長も、官邸に推薦した理由と正当性をわざわざ詳しく説明したと証言している。現在も、3段階の選考プロセスを経ているのだから、推薦者105人一人一人の選考理由(学術的に優れた研究・業績)は明確に示せるのではないだろうか。
— naoko (@konahiyo) 2020年10月8日
官邸側は拒否理由を示せない。
そこが本質。 https://t.co/OXC0SiGsNH
「中立」を装って事実上菅義偉政権にすり寄る玉木雄一郎の芸風から私が連想するのは三浦瑠麗だが、今回の学術会議任命拒否事件に関する限り、三浦の方が玉木よりもよほどマシな意見を発信している。
玉木というのは、3年前に希望の党が失速する過程で党代表に就任した頃、産経新聞のインタビューに答えて「政党支持率が3%などという厳しい数字が出ているが、『右へ右へ』と支持を広げたい」と宣った御仁だ。この日記の2017年11月29日の記事にリンクを張っておく。
結局希望の党(のち旧国民民主党)の政党支持率は3%などという高率に戻ることは二度となく、ほどなく1%前後に落ち着いて今年に至った。さらに今年、旧民民を解党して所属国会議員の大多数を新立憲民主党に持って行かれると、政党支持率で社民党や某元号新選組と同程度かそれより低い数字にまで落ちた。泡沫政党もいいところだ。
ところが、ネットにおいては話が別だ。玉木は自民支持層、維新支持層、それにヤマシン(「山本太郎信者」)からそれぞれ高い人気を誇っている。もしかしたら玉木はそれを見て勘違いしているのではないかと私は疑っている。
既に何度も書いたことだが、ネットでの玉木人気は、自民支持層、維新支持層、それにヤマシンの三者から見て、それぞれ自分たちに利用のしがいのある人間だからという理由でもてはやされているだけであって、彼らからの人気は新民民の政党支持率上昇には全くつながっていない。
もはやこの政治家の存在意義は何もない。玉木自身の選挙区ではなぜかやたら強いけれども、日本の政治にとっては百害あって一利なしだから、そのことを早く悟って政界を引退してもらいたいと思うのだが、無理だろうなあ。