kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「GoTo」停止で新型コロナ陽性者数の伸び率が鈍化か。しかし死亡者数のピークはこれから。「GoTo」を推進した菅政権の責任は極めて重大

 弊ブログでは毎週土曜日から翌週金曜日までの新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数と死亡者数をNHKの報道に基づいて公開しているが、今日を含む期間(1/9-15)もその前の1週間(1/2-8)より増えることは間違いない。そうなれば14週連続の増加となる。この間に新規陽性者数は10倍以上にまで増えた。

 しかし、今週は先週よりも新規陽性者数の増え方がやや頭打ちになっている気配もある。これには3連休の効果もあるが、それをいうなら先週は正月休みの効果があった。

 2週間前の行動の変化が感染者数に影響を与えるとはよく言われることだ。2週間前には何があったかと思い返すと、まず12月28日に「GoToキャンペーン」が停止された。さらに12月31日には新規陽性者数が激増して人々を震え上がらせ、それが緊急事態宣言の再発出につながった。

 緊急事態宣言は8日に始まったばかりだから、まだ効果は出ていないはずだ。しかし、「GoTo」停止の影響が新規陽性者数の伸び率の減少(つまり「上に凸」の曲線になりつつあること)をもたらしたのではないかとの仮説を立てている。

 さらに注目すべきは、昨日の新型コロナによる死亡者数が97人に達したことだ。某ブログを見ていたら、「死者が減らないのが心配だ」と書いてあったが、少なくとも今後1か月間は減るはずがない。死亡者数のピークは、新規陽性者数のピークより遅れて出るからであって、今後は死亡者数が3桁の日が現れ、そのうち3桁の日の方が多くなり、最後には連日3桁の死亡者数が報じられることになるはずだ。そして、死亡者数が減り始めるのはずっと先になる。

 何が言いたいかというと、菅義偉政権が固執した「GoToキャンペーン」のせいで、死ななくても済んだはずの人たちが少なからず死に追いやられた可能性がきわめて高いということだ。

 緊急事態宣言中の政変は好ましくないから当面は菅政権継続で止むを得ないが、緊急事態宣言を終わらせる時には、菅義偉は多くの人々を死や重病に追いやった責任を取って内閣総辞職すべきだ。