kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

きっこ、「東京都の新型コロナ陽性率が52%」なるデマツイを恥ずかしげもなく発信(呆)

 「きっこ」がまたデマツイートを発信した。

 

 

 もちろんこのツイートはデマだ。しかし、嘆かわしいことにこんなデマツイに5千件以上の「いいね」がついている。

 もちろん中にはきっこを批判する反応をした人がいる。

 

 

 上記ツイートには江川紹子のツイートがリンクされているが、そこにはさらにハフポスト日本版の記事へのリンクが張られている。

 

 

 当該ハフポストの記事を下記に示す。

 

www.huffingtonpost.jp

 

 以下引用する。

 

コロナ「陽性率50%」は誤り。Twitterでトレンド、なぜ誤解?東京都福祉保健局に聞いた

 

患者総数は、およそ3日以内に検査を受け、感染が確認された人数。一方、検査数は、3日前の実施した件数のみが記載されている。(速報値)

 

濵田理央(Rio Hamada

 

東京都が127日に発表した新型コロナウイルス感染状況をめぐって、「陽性率50%というワードがTwitterでトレンド入りした。

結論から言うと、「陽性率50%」という憶測は完全な誤りだ

なぜこのような誤解が起きたのか。

東京都の発表では、27日午後3時時点の速報値として、新たに973人の新型コロナウイルス感染を確認したと報告。その中の「検査数」の欄に、124日に実施された件数として「1894」とある。 

これらの数字について、「1894件の検査数に対して感染確認が973人だった」と受け取ってしまった人たちが、「陽性率約50%」と誤解したようだ。

ハフポスト日本版は、それぞれの数字について東京都福祉保健局に確認した。

担当者の説明によると次の通りだ。

その日の速報値には、およそ3日以内に検査を受け、感染が確認された人数(総数)が記載されている。

今回で言うと、発表された973人には、124日だけでなく、25日や26日に検査を受け、感染が確認された人たちも含まれているという。

 

一方、検査数は、3日前に実施した件数のみが記載されている。

まとめると、973人に対する全体の検査数は、1894件よりもはるかに多いことになり、陽性率も低い水準になるとみられる。

なぜややこしい記載になっているのか。

PCR検査の結果が出るタイミングにばらつきがあるため、その日の速報値では、新規感染者数に対する全体の検査数を出すことができないのだという。

そのため、発表文でも「なお、この検査結果と本日の報告数が一致するものではない」という注意書きが添えられている。

東京都福祉保健局によると、検査結果が公表できるまでに概ね3日程度かかるため、速報値には3日前の検査数を参考として載せている。ここ最近は検査体制も向上し、翌日に結果が集計できることもあるという。

また、24日の検査数が少なかった理由について、担当者は次のように説明する。

124日は日曜日のため、検査数は少なくなる傾向があります。月曜や昨日はおおよそ数千~1万件規模の検査が実施され、すでに結果が判明したものもあります。その数が973に含まれています」

東京都は、新型コロナウイルス対策サイトで陽性率を発表している。

最新126日の数値は8.4%

曜日によるばらつきで推移・傾向が見えにくくなるのを避けるため、過去7日間のPCR検査数と感染確認数から平均値を割り出し、各日の陽性率を算出しているという。

 

(ハフポスト日本版 20210127 2202 JST

 

出典:https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_601123f1c5b61cb9534faf21

 

 この件は誤解されやすい表示をしている東京都も問題だと思うが、きっこのように20年以上ネットで発信を続けている「元人気ブロガー」がこんなことをやらかすのは論外だ。

 少し前に、ブログ開設から今年秋で16年になる某「リベラル」(または都会保守)ブロガーが、東京都が「すごい陽性率かも」と書いたのを咎め立てたばかりだが、きっこはその方よりさらにキャリアが長いし、2005年にはあの立花隆にまで注目され、田原総一朗が毎週日曜日にやっていた「サンデープロジェクト」できっこの影響を受けて当時騒がれたマンションの耐震強度偽装問題で「総研」の内河健四ヶ所猛両氏を「尋問」したインタビューの映像を流した(同年12月18日放送)。そして同じ日だったと思うが、きっこが現立憲民主党衆院議員の馬淵澄夫と提携(情報交換)していることを公表したと記憶する。恥ずかしながら、私も当時きっこに騙され、どえらくはまってしまった。

 そして、江川紹子もきっこにはまったのかどうか、きっこが出した3冊の単行本のうちの1冊で、きっこと「対談」している。

 江川氏がきっこの正体を知っているのかどうかは知らない。たぶんご存知ないのだろう。きっこの「中の人」が故勝谷誠彦ではないかとの噂もあったが、それは当時から否定されていた。なぜなら、極右の勝谷はイラク人質事件で「自己責任論」をぶちまくっていたが(勝谷は辛坊治郎と同じ立場だった)、きっこは自己責任論を批判していたからだ。これだけでもきっこの中の人が勝谷でないことは明らかだった。だがきっこと勝谷はネットでは盟友関係だったらしく、勝谷が死んだ時にきっこはメルマガに追悼文を書いたらしい(もちろん購読していない私は読んでいないが)。

 2005年当時のきっこは、確かに特殊な情報源を持っていたようだ。まだ耐震偽装問題で注目される前に、西武の堤義明の逮捕を言い当てたりしていた。

 しかし、そのコネがどうやら切れ、社民党支持だったはずがオザシンに転向してからのきっこには何の取り柄もなくなった。それからもう10年以上になる。

 それでも、かつての「きっこの日記」の頃の幻想が未だに通用するのか、Twitterの世界では多くのフォロワーを抱えている。

 今ではきっこはDr.ナイフと並び称される程度の小物に成り下がった。しかし、きっこだのナイフだののツイートが人気を集めるのは、それだけネットの政権批判派の質が低いことを示している。これではネトウヨといい勝負だ。

 きっこが耐震偽装問題で描いた構図は、今では誤りだったことが知られている。事件は姉歯の単独犯行であり、内河健四ヶ所猛両氏はきっこ(や田原総一朗ら)にとんだ濡れ衣を着せられたわけだ。また、ライブドア事件に絡んだ野口英昭氏の怪死をノンフィクション作家の佐野眞一が調べたが、殺人事件ではなく、せいぜい自殺教唆があったかもしれないくらいの結論だった*1

 今、東京都のPCR検査でデマツイを撒き散らしているきっことは、せいぜいその程度の「人」だったということだろう。

 そういえばきっこには、中の人は誰かとか(複数である可能性も高い)、東電原発事故のあと西日本に移住したとかいう話は今どうなっているのかなどなど、知られていないことが多い。公称では1972年11月22日生まれの48歳の女性だが、本当にそんな人が実在するのかどうか。

 もうそろそろ全部のからくりを明らかにしても良いのではないか。

 また、反政権のネット民も、きっこやナイフなどに依存しておだを上げるのはいい加減止めた方が良い。その段階にとどまっている限り、いつまで経っても自公政権を倒すことなどできはしない。

*1:その佐野氏も橋下徹の一件から人気ライターの地位を失って久しい。