最近、ネットで大濱崎宅真氏という30代の選挙プランナーあるいは政治アナリストという肩書きの人の名前をよく目にするが、考えがかなり浅い人だと思う。
今回の自民党総裁選で、高市早苗が最初の投票で2位になるかもしれないと騒いでいたのを見た時、ああ、この人は(少なくとも今は)ダメだと思った。安倍晋三が自民党議員を切り崩しまくったり、ネットでは例によってネトウヨのお祭り騒ぎで高市の名前ばかりが目立っていたが、高市が地方の党員票まで掘り起こして河野太郎や岸田文雄を脅かすはずもないことは目に見えていたからだ。案の定、高市の得票は岸田や河野に遠く及ばなかった。地方の自民党員の間では、高市は決して好感を持たれてはいなかったのだ。
その大濱崎氏が、今度は「小池新党」について騒いでいるようだ。しかし、4年前あれほど小池に勢いがあった時でさえ安倍晋三の抜き打ち解散になすすべなく惨敗した小池自身が乗っかるはずもない。テレビではよく田中秀征が、小池や上田清司らの動きに期待することをほのめかす発言をしているが、これは田中という人がもはやテレビに出演させるのもどうかと思うほど「賞味期限切れ」になっていることを露呈している姿でしかない。
大濱崎氏に対する寸評としては、下記ツイート*1に共感する次第。
大濱崎氏は、選挙を数合わせのゲームのように考えすぎ。
— みつばち💫変えよう。👍 (@Bee_Democracy) 2021年10月1日
そこには、有権者の悩みや苦しみ、願いや希望がぶつかり合う、生の「人間」の生活が蠢いていることを見失っている。
森を見て、木を見ず。
でも森を形成しているのは1本1本の木や草ですからね。
そう、大濱崎氏は人間観が浅すぎる。実社会でもっと揉まれる必要があるのではないだろうか。