kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「しねばいいのに〜」(新潟弁)

 ふうん。

 

 

 いわゆる「サ変」(サ行変格活用)の未然形が「し(ない)」だったり「せ(ず)」だったりするので(時代や地方によって異なる)、「し」と「せ」が入れ替わりやすく、それでこういう方言になるってことかな。

 

 

 

 大阪の「え」が京都で「い」になる(「けえへん」と「きいひん」の類)があることを思い出した。それから類推すると、ある境界より東では「せん」が「しん」になりやすいのかもしれない。

 

 もっとも西の方でも、岡山弁の「はよーしねー」(早くしなさい*1)があることを思い出した。案の定レスに上がっている。

 

 

 こういう話になると、どうしても安倍政権時代の "Shine!" を思い出す。「輝け!」という意味らしいのだが、この言葉を誤解して自殺したという話が某漫画にあったらしい。私は当時、「輝け! 安倍晋三首相!!」などと書いて喜んでいた。

 1年半前だったら、なんとかのマスクなんか、あるいは去年の今頃だったらGoToキャンペーンなんか、もっと最近だったら東京五輪なんか「しねばいいのに〜」ってところだったかもしれない。もちろん責任者たちのことですよ。

*1:「早くしないか」→「早くしない」→「早くしねえ」という、「あい」が「えー」になる江戸っ子の言葉(「鯛」を「てえ」と発音するらしい。東京東部の下町でもほとんど使われなくなったが)にも共通する、典型的な岡山弁の音便によると思われる。