kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

立民代表選きょう告示。小沢一派が推す泉健太だけは絶対に当選させるな

 黒川滋(くろかわしげる)氏は小沢一郎を買い被りすぎなのではないか。

 

 

 小沢っていつだってそういう奴じゃん。

 2017年の民進党代表選の時も、民進党に少なからずいた配下の議員たちに前原誠司を支援させた。当時小沢自身は民進党にはいなかったけど、その前に自分の党には森裕子らの「少数精鋭」(あるいは特に小沢に忠実な番犬)だけを残して、鈴木克昌小宮山泰子(3世の世襲議員)といった小沢派の中核メンバーを含む多くの議員を、ある者は民主党に、他のある者(たとえば超セレブ一族の木内孝胤=現在日本維新の党所属だが衆院選で2連敗中)は維新の党にと送り込み、維新の党から江田憲司一派が分かれて民主党と合流して民進党ができた時、小沢一派から維新の党に行った連中はみな民進党に行った。その連中が団結して前原を応援したことが奏功して代表選で前原は枝野幸男を破り、小沢は前原とともに小池百合子に接近して「希望の党」騒動を引き起こしたのだった。もっとも小沢本人が小池百合子に「排除」されるというオチがついてしまったが。

 今回小沢がやろうとしているのも似たようなことだろう。

 2012年に自民党が圧勝して安倍晋三が総理大臣に返り咲く少し前、「国民の生活が第一」という政党の代表だった小沢は「私の考えは橋下市長と同じだ」と口癖のように言っていた。小沢は長年新自由主義の旗手として自民党自由党(1998年から2003年まで存在した旧党)で活躍してきたから、もともとの体質は共産党よりも維新にずっと近い。その小沢が泉健太を推すのはむしろ自然な流れだ。

 小沢は権力闘争が三度の飯より好きな人間で、黄川田徹が親族を失おうが意に介さず、そんなこともあって黄川田や階猛らが離反していった。先の選挙前には階を岩手1区の立民公認候補から外そうとまでしたが*1、その階と呉越同舟で泉を推すことに小沢は躊躇など全くしない。そういう人間なのだ。階も細野豪志から自誓会を引き継ぐくらいのタカ派だから、政治的な立ち位置はもともと小沢に近い。民主党政権時代には細野は小沢にずいぶんすり寄っていたから、オザシンの多くは細野に好意的だった。

 この記事の最初にツイートを引用した黒川氏は「長老なのだから、政策中心、派閥の論理で党首を選べ」と言うが、小沢にそんなものを求めるのはないものねだりだ。

 小沢はいつだって気まぐれに動いた。2003年に旧自由党民主党と合流した時には、「小さな政府研究会」だかを現岩手県知事の達増拓也に任せてさっさと社会党出身者と組んで「労組政治家」に化けた。2010年6月に鳩山由紀夫辞任に伴って行われた民主党代表選では「社民党にも理解の得られる人を」と言っておきながら、およそその逆の過激な新自由主義者である樽床伸二を担いで応援した。この時社民党代表の福島瑞穂は小沢を批判することができなかったので、以後私は福島氏を基本的に評価せず*2、氏に対するアンチになった。また菅直人辞任を受けて行われた2011年9月の民主党代表選では、日頃小沢が口にしていたの脱原発指向の発言とは裏腹に、当時弊ブログが「原発の守護神」という枕詞付きで呼んでいた海江田万里を担いだ。この時には、いわゆる「小沢ガールズ」たちが「あの人、玄海原発の再稼働を菅さんに阻止されて泣いたよね」などと反発したが、小沢は「海江田を俺だと思って応援してくれ」と言って押し切った。

 このように、周囲の意表を突く行動に出て、それを取り巻きの誰にも批判させないというスタイルを押し通してきたのが小沢という人間だ。この人が垂れ流した害毒こそ万死に値する。そんな小沢に「政策中心」を求めること自体ナンセンスだ。これまで、わがままなだけで百害あって一利なしだったこんな人間を人々が許し続けてきたことこそ大問題だろう。

 今回の立民代表選の結果がどうなるかは知らないが、弊ブログが推す順は、西村智奈美逢坂誠二>>小川淳也>>>泉健太だ。「>>」は大差、「>>>」は大差よりもさらに大きな差を表す。万一立民が泉健太を代表に選ぶようなら、この党の未来は限りなく暗い。

 なお民進党、じゃなかった立憲民主党の代表選については昨日のNHKニュースがよくまとまっているので以下に引用する。小沢に関する部分は赤字ボールドにした。

 

www3.nhk.or.jp

 

立憲民主党代表選 あす告示 4人が争う構図固まる

2021年11月18日 19時40分 立憲民主代表選

 

立憲民主党の代表選挙は19日の告示を前に、小川国会対策副委員長が立候補を表明したほか、これに先立ち西村元厚生労働副大臣も立候補を表明しました。
これで、泉政務調査会長と逢坂元総理大臣補佐官を含め、4人が争う構図が固まりました。

 

小川 国対副委員長 立候補を表明 

 

小川淳也国会対策副委員長は18日夕方、国会内で記者会見し「野党第1党として、政権の受け皿たる、堂々たる政党に大きくしていきたい。選挙戦で、明るく、元気に、爽やかに、前向きな論戦を通して、党の魅力を再確認していただけるよう全力を尽くしたい」と述べ、立候補することを表明しました。

 

そして、今回の代表選挙で焦点のひとつとなっている、ほかの野党との連携のあり方について「複雑なパズルを解いていくことになるので、簡単には言えない。ただ、自民党公明党が一番脅威に感じるようにして、日本の政治状況に緊張感を生む道しるべを取るべきだ」と述べました。

 

会見には、立候補を検討していた大串・役員室長も同席し「きょうの段階で、まだ推薦人が20人に届かない中で、代表選挙がどうあるべきか考え小川さんの実力を生かしてもらうために、小川さんに立候補してもらい、私は微力ながら支えることで、一本化して戦っていこうと決断した」と述べ、みずからは立候補を断念し、小川氏を支援する意向を表明しました。

 

西村 元厚生労働副大臣 立候補を表明 

 

西村智奈美元厚生労働副大臣は18日午前、国会内で支援を受ける議員たちと会合を開き、必要な推薦人20人を確保できたことを確認しました。

 

会合で、西村氏は「今回の代表選に立候補する。新型コロナウイルスの感染下で困難に直面している方々を助け世の中の理不尽を減らしていくため、党の先頭に立って頑張っていきたい」と述べ、代表選挙に立候補することを表明しました。

 

政調会長 学生などと意見交換 

 

政務調査会長は、夕方、国会内で学生など10人あまりの若者と意見を交わしました。

 

若者らからは「コロナ禍で対面授業や留学ができなかった学生の支援策を講じて欲しい」という要望が出されたほか、「地元では自民党が強く立憲民主党のイメージが薄い」といった厳しい意見も出されました。

 

これに対し、泉氏は「コロナ禍の学生生活の課題は、新しい立憲民主党としても取り上げたい。代表になれば党の国会議員は当事者とどんどん意見交換し、対話する政党にしたい」などと応じていました。

 

このあと泉氏は記者団に対し「党がしっかり再生してこそ、格差の是正や持続的な経済成長などを実現できるので、しっかりと党を改革して再生への訴えを広げていきたい」と述べました。また、代表選で4人が争う構図となったことについて「いい論戦ができることを期待したい」と述べました。

 

小沢一郎衆議院議員NHKの取材に対し「わたしどものグループとしては、みんなで話し合った結果、泉健太氏を推薦することにした。彼は、何よりも若いということ、党再生・改革の強い決意を持っていること、行動力があることを評価した」と述べ、みずからが率いるグループとして泉・政務調査会長を支持する考えを明らかにしました。

 

その上で「新しいリーダーのもとで、来年の参議院選挙をどうしても勝ち抜かなければならない。泉氏が党を引っ張り、国民の期待を集めるのにふさわしいリーダーとして期待している」と述べました。

 

逢坂 元総理大臣補佐官 PR動画を撮影 

 

逢坂元総理大臣補佐官は18日午前、都内で、代表選挙で使うPR動画の撮影を行いました。

 

撮影前に陣営の議員らと打ち合わせを行った逢坂氏は「日本の現状を変える最初のスイッチは教育だ。教育格差の拡大や、大学の世界ランキングの低下は経済にも悪影響を及ぼすので、教育を全面に打ち出したい」などと述べました。

 

このあと逢坂氏は国会内でNHKの取材に対し「立候補に向けて、仲間が精力的に準備をしてくれている。私自身も政策の最後の仕上げをするためこれから作業に取りかかり、万全の態勢であすを迎えたい」と述べました。

 

連合 芳野会長「有権者に関心持ってもらえる選挙に」 

 

連合の芳野会長は記者会見で、立憲民主党の代表選挙について「有権者の皆さんに関心を持ってもらえるような選挙にしてほしい。また立憲民主党ジェンダー平等をうたっているので、そういう視点を重視した選挙にしてほしい」と述べ、期待感を示しました。

 

一方、新代表のもとでの共産党との連携については「選挙戦略として、与党と野党が1対1の構図にもっていくという考え方はわかる。だからといって共産党と組むということについては、国家観や施策に対する考え方が違うのでいかがなものか」と指摘し、改めて否定的な考えを示しました。

 

NHKニュースより)

 

出典:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211118/k10013353301000.html

 

 そういえば黒川滋氏のツイートには共感できるものもあった。たとえば古賀茂明に対する批判には全面的に同意する。弊ブログも古賀を肯定的に評価したことなど一度もなく、報ステで古賀が安倍晋三を厳しく批判した時でさえ、古賀に対する積極的な評価を差し控えた。

 

 

 

 また泉健太の発言に対するツイートにも、半分くらいは賛同できる。

 

 

 

 上記ツイートのうち2つめは全くその通りであって、何の問題もない。民主党政権時代の失敗には、ともに一人では十分な能力のない小沢一郎菅直人が鼻をつまみ合いながら協力して政権運営をするしか民主党政権が成功する道はなかったのに激しい権力闘争をしてしまったところにあって、この両政治家及び支持者は今に至るまでその総括ができていないというのが私の持論だ。

 その上のツイートには若干問題がある。泉健太自身が「立憲民主党の負のイメージ」の責任を負わなければ当事者であるにもかかわらず、あたかも自らが第三者であるかのように全責任を前代表の枝野幸男に押しつけているところがあの泉の発言にはあって、それが泉が批判されている理由の一つだからだ。だから、泉を批判すること自体が間違っているとは私は思わない。ただ、泉の発言ばかり批判して民主党政権時代の失敗を直視しないのであればそれはそれで問題だと思うだけだ。

*1:今回の衆院選で小沢が落選したのは、こういう小沢の所業が有権者から嫌われたのだろうとの推測があり、それにはかなりの説得力がある。

*2:もちろん社民党の個々の政策は評価する部分も多いが、総体的に福島氏という人を評価しないという意味。