下記はミスリーディングかつ悪質極まりないツイートだ。
国連総会でナチスの英雄化に反対するロシア決議案が賛成多数で可決。一方、日・独・伊は反対。この決議案は例年、賛成多数で可決されている。国連副大使によると、旧枢軸国(日独伊)がこの決議案に反対するのは国連誕生以来、初めてだという。
— 青山貞一 (@TeiichiAoyama) 2022年12月16日
そう仰るが、しかし反対しているのは何も「旧枢軸国」だけではない。
米英仏枢豪宇なども反対しているよね。あとスイスやトルコ・韓国が棄権。 https://t.co/Qslaq5X7Ak pic.twitter.com/89Rx6EVTjx
— 杉山真大@震災被災者 (@mtcedar1972) 2022年12月17日
表をよく見ると、北欧や東欧の国も大部分が反対している。セルビアが賛成しているのが目立つくらいだ。またイスラエルが賛成している。ニュージーランドは反対している。
西側の多くの国が反対した理由はあまりにも明らかで、提案国のロシアが「ウクライナのナチ化」を理由としてウクライナ戦争を開戦し、10か月以上経った今も戦争を続けているからだ。プーチン自身がヒトラーとスターリンを合体させたような世界悪の大量殺戮虐殺犯である以上、決議案に反対する理由は十分過ぎるほどある。
このことを意識的にか誰かの受け売りでかは知らないが無視して、「旧枢軸国(日独伊)がこの決議案に反対するのは国連誕生以来、初めてだ」などとツイートするのはあまりにも無責任だ。プーチンの走狗の所業というほかない。
青山氏のツイート中にある「国連副大使」とは誰なのか、その正体にからくりがあると思われる。