kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「原発ゼロ」と「地球沸騰化防止」の両立を目指せ/東京15区の金澤結衣(元維新)、石丸伸二に接近か

 政治家は支持者の意向に逆らうことはできないって、確かガルブレイスが晩年に言ってたんじゃないかと記憶するが、たとえば立民代表選で4人の候補が誰も「原発ゼロ」を積極的に言わないのは、世論が一時岸田政権の強い原発依存志向になびいていた(それは今年元日の能登の大地震でブレーキがかかったけれども、昨年に続く暴力的な猛暑によって、「火力発電に頼ってでも原発ゼロを目指せ」という意見もあまり人々に支持されなくなってきている)ことと関係があるのではないかと思う。

 このところ弊ブログで肯定的に言及することが多い北守(藤崎剛人)氏は下記のXをポストしている。

 

 

 埋め込みリンク非常次部分の残り少ないが全文は下記。

 

前から言っているが、「新増設を認めず、新規制基準を満たした原発は再稼働容認」は事実上「原発ゼロ社会」を目指すのと同じ。なぜなら多くの専門家が関与してつくられた新規制基準、その避難計画含めた厳しい基準を「厳密に」クリアし、かつ地元同意も得るとなると、現実的に動かせる原発のほうが少ないから。今の日本で「原発再稼働推進」は、専門家がつくったルールを政治的に破っていくという、非科学的かつ過激な立場。 mainichi.jp/articles/20240

 

URL: https://x.com/hokusyu1982/status/1835250906339885057

 

 Xからリンクされた毎日新聞記事は下記。引用は省略する。

 

mainichi.jp

 

 私は藤崎さんに近いが、かといって立民の4候補を手放しで肯定もしない立場だ。

 このまま自民党政権が続けばまた藤崎さんが言う「非科学的かつ過激な」原発推進路線に遠からず戻るのではないかと思う。ただ、立民4候補の立場と藤崎さんが想定しているであろう「新増設を認めず、新規制基準を満たした原発は再稼働容認」はまあ、代表選での主張としては無難なところだと思う。というのは、昨年や今年の猛暑は本当に異常であって、原発を即時ゼロのために火力発電依存度を高めることを容認せよ、という一部の極論は、気候変動というか地球沸騰化防止の観点から、それはそれで問題が大きいと思うからだ。原発に関しては新増設を一切認めず、老朽原発を止めることで原発ゼロにソフトランディングしていくのが良いというのが私の意見だ。だがそのためには建設予定を延期し続けている「建設中」の原発の建設をやめさせたり、原発の新設を絶対に認めないという強い姿勢が求められるとも私は考えていて、それが不足いている点で立民の4候補にはいずれの候補者にも物足りなさを感じている。

 2012年以降の安倍、菅、岸田の政権で大問題だったのは、一貫して再生可能エネルギーに消極的で、その間ずっと原発推進路線への回帰をつけ狙っていたことだ。歴代自民党政権の政策が日本の産業にも大きなダメージを与え続けていた事実は、もっと深刻に捉えられるべきだ。

 以下は東京15区の金澤結衣の話。金澤は維新にとどまってももはや衆院選の当選は望めないし、自民党山崎一輝が事実上引退して候補者を公募しているから、この2つを短絡して「金澤結衣、自民党入りか」と書いてきたが、そうはならない可能性ありようだ。

 

 

 ああ、石丸伸二か。

 そういえば、特に江東区ではその可能性があるのだった。

 当地では、反小泉百合子の上田令子一派(「自由を守る会」)の三戸安弥という地方政治家(現東京都議)が結構強く、先の都知事選と同じ党開票日だった都議補選で、それに出馬した三戸が都知事選に出馬していた石丸と「邂逅」するという「共闘」の演出をやった。そして三戸が自民党御三家の最後の一人だった山崎一輝をKOした。

 三戸は酒井菜摘のライバルだった。2度の区議選の一度目は酒井の方が三戸より上位で当選したが、二期目には三戸がトップ当選で酒井が3位。昨年末の出直し区長選には両者とも落選したが、酒井が2位で三戸が3位、そして維新の公募候補は最下位の5位で供託金を没収された。東京ではこの頃から既に維新の勢いに翳りが見えていた。

 そんな経緯もあるから、金澤が石丸に接近したのか、はたまた石丸の参謀が金澤に目をつけたのか、そのどちらかの可能性がある。

 

 

 藤川という名前は認識していなかった。ネット検索をかけて、藤川晋之助という人だと知った。金澤は7月22日の自身のYouTubeチャンネルに下記動画を投稿していた(私はその中身は視聴していない)。

 

www.youtube.com

 

 

 

 「元読売で落ちぶれた人」というのもよくわからない。

 

 

 そういえば石丸は立民代表の選挙区から立候補するとか以前言っていた。さらにその前には広島1区から立つとも言っていたが、岸田が総理大臣を辞めることになったからそれはもうやらないのかもしれない。立民代表ならたぶん野田佳彦になるだろうが、選挙にめっぽう強い野田に石丸が挑んで勝てるかどうかは知らない。

 石丸がどうするつもりかなど知ってことではないが、金澤が上田令子一派系的な方向性をとる可能性も出てきた。あるいは上田一派が石丸一派と野合する可能性もあるかもしれない。そうなると、ポスト維新の「第三極」の動きの一つになる。

 あ、大谷が2盗塁2本塁打で「50-50」をやったのか。Xの画面に「第49号ホームラン」が出てきたからYahoo! JAPANの「スポーツナビ」を見に行ったら、たまたま大谷の打席だった。そして、ほどなくホームランの派手な画面になった。

 これで今日のニュースは一日中大谷で埋め尽くさせそうだな。だが2打席連続で決めてくれて良かった。49号を打ったと知って思ったのは、大谷報道が連日延々と繰り返されたらさすがにたまったものではないということだったが、大谷はその懸念をあっという間に杞憂に終わらせてくれたのだった。

 ただ、野手登板の投手からの3本目のホームランは物議を醸すんじゃないかな。