下記ポストに始まる連続Xが拡散されているが、首肯しがたい部分が多い。
本来左派の支持基盤は
— 世界選挙監視人🇯🇵🏳️🌈🕊🌱🌴🥥 (@WTZ4GcHkaSREwyb) 2024年11月17日
「労働者や学歴が高くない、
社会において不利な立場」
な人々で、
右派は「経営者、高学歴、
社会で成功した人たち」のはず
でした。しかし近年は国を問わず
左派=高学歴、成功者
右派=(特にブルーカラー)労働者、
社会から落ちぶれた人々
という図式ができています。
この最初のポストからして同意できない。少なくとも日本ではかつては自民党支持は農村部が多かった。経営者や高学歴層が相対的に多い都市部では自民党が弱かった。
たとえば兵庫県知事選では、NHKの開票速報で開票所別得票率を見ると、斎藤元彦の得票率がもっとも高かったのは神戸市中央区だ。唯一50%を超えて52.7%だ。ここは他の開票所と比較して突出して高い斎藤の得票率を記録した。
2番目は多可町の49.9%だが、ここは人口の少ない町だからイレギュラーな例だ。3番目が神戸市兵庫区の49.2%、4番目が神戸市東灘区の49.1%、5番目が神戸市灘区の48.6%、6番目が芦屋市の48.5%だ。芦屋市が「東の鎌倉」(神奈川県鎌倉市)と並び称される、西日本を代表する富裕層の多い市であることはいうまでもない。
こういうのに対抗するためには、斎藤元彦に一番票を入れたの(絶対得票率ベースで)芦屋市民では、ということを言い続ける必要がある。
— 窓際のはいおくたん 東京18区 R (@high_octane2960) 2024年11月19日
芦屋市民と尼崎市民、どっちがエリートか。我々、エリート斎藤元彦派と戦っている。 https://t.co/RI3oV1Bpc5
そういうことだ。神戸市中央区や芦屋市、それに内田樹が豪邸に住むという神戸市東灘区で斎藤の得票率が高かったことを説明する仮説を立てなければならない。「エリートが斎藤元彦を再選させた」のである。
前述の通り、社会的地位の
— 世界選挙監視人🇯🇵🏳️🌈🕊🌱🌴🥥 (@WTZ4GcHkaSREwyb) 2024年11月17日
低い、右派的な若年男性が
国民民主に流れている可能性が
あります。
また朝日新聞の世論調査では
18-29歳の立憲支持者のほぼ全てが
女性である事が示されました。
これも若年女性の左傾化という
世界トレンドと一致します。
日本も分断の時代が
近づいているのかも…?
似たような話は2016年や今年のアメリカ大統領選についても言われた。しかし2020年の米大統領線では違う結果が出た。現在の日本で若年男性が右派的だというのはその通りかもしれないが、少なくとも「社会的地位の低い」は当てはまらないのではないか。また若年男性の傾向も、今現在は上記Xがいう通りだろうが、こんなものは容易にスイングするのではないかと思う。
気候変動と同じで、徐々に起きる変化と一時的な変化がある。たとえば選択的夫婦別姓への支持の増加だとか、年を経るにつて人々が元号を使わなくなって西暦が普及しつつあることなどは長期のトレンドといって良いだろう。たとえば、少し前まで国内のニュースであれほどしつこく元号を使い続けてきたNHKが、谷川俊太郎氏の訃報ニュースでは氏の経歴を西暦で紹介している。今や元号にこだわり続けるのは産経新聞だけになった。
下記がその実例。
1931年に東京で生まれた谷川さんは、高校時代に詩を作り始め、1952年、詩集「二十億光年の孤独」を発表しデビュー。
1979年の元号法制定は、右翼による無駄な抵抗だったなと思う。
気候変動を考える時も同様だが、長期的なトレンドと短期的あるいは周期的な現象とを切り分けて考察する必要がある。
私はもう少年時代に持っていた感覚からすると十分長生きしたと思っているけれども(60代前半)、私が10代の頃にも若年層の右傾化は言われた。しかし私たちより少し上の世代はそうではなく、少し前にも書いたが1975年の東京や大阪の知事選を報じる朝日新聞の情勢調査記事を見ていたら、社会党の支持層の中心は20代から30代だと書かれていた。
上記の連続Xは、やっぱり違うと思う。