2025年。おめでとうは抜きにしますが、今年もよろしくお願いします。
昨年(2024年)は日本の政治にも久々に大きな変化が起き始めた年だったが、今年以降はさらに変化が加速すると予想される。
与党では石破対反石破(というか清和会=安倍派)の対立構造と公明党の動き(とはいっても自民党の時の政権に逆らわない基本線は今年も変わるはずがない)、野党では立民対民民(これには反発力と無理にくっつけようとする動きの両方がある)が中心になるだろうが、特に民民(国民民主党)の玉木雄一郎分派が党の規約に反する方向を打ち出して暴走を始めて昨年の衆院選に勝つや、衆院選後にはさらにその暴走を加速させている。弊ブログとしては当面この民民の玉木分派と自民党安倍派(現在では高市早苗が中心)を二大ターゲットにして、石破政権への批判は、与野党の右から左までに広く見られる権威主義への批判と並んで3番目のターゲットにせざるを得ない。前記二大ターゲットである安倍派と玉木分派には「積極財政」(そのくせに再分配に対しては徹底的に冷淡)という共通点があるが相違点もある。
その「敵の本丸」の一つである自民党安倍派の事実上の機関紙が産経新聞だが、その産経の元旦付1面トップ記事には驚かされた。
下記は年の最初の記事には張りたくないリンク先(アゴラ)なのだが。
以下引用する。
2025.01.02 15:19
正月の紙面は、どこの新聞社も特ダネを載せるものですが、産経の今年の元旦トップは、なんと選択的夫婦別姓についての小中学生アンケート。
<独自>選択的夫婦別姓、小中学生の半数が反対、初の2000人調査「自分はしない」6割https://t.co/jkY0zHtmys
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2024年12月31日
調査は全国の小学4年生以上を対象に実施。協力を得た小中学校に加え、民間の調査会社にも依頼し、中学生約1800人、小学生約150人から回答を得た。
えっ、聞いた相手が小中学生ですよね。それを元日朝刊の1面トップにするって……。
— 中野渉@朝日新聞 (@watarunakano) 2024年12月31日
<独自>選択的夫婦別姓、小中学生の半数が反対、初の2000人調査「自分はしない」6割 https://t.co/zHeECZj8zR @Sankei_newsより
そもそもこれは選択的夫婦別姓についてのアンケートになっていない。
これ質問がおかしい☆
— 城崎裕一/Yuichi Kinosaki (@yu_raku_an) 2025年1月1日
「新しい法律で家族が違う名字になったとしたら賛成ですか、反対ですか??」ってこれ「選択的夫婦別姓」じゃないですよね。 https://t.co/9AMfdrtD0p
フジ・産経って頻繁にこういう事やるよね。
— まめぴっぽ (@C9SDV2hLnx67990) 2025年1月1日
・世論調査のデータ不正入力
・産経読者向けのネットアンケートを「世論調査」として発表(無作為性に問題あり)
・誘導的な設問で調査結果をコントロール
新聞としてあまりにも質が低すぎるからもう廃刊した方がいいよ https://t.co/BVNQj5hIsT
親子別姓なんて、夫婦同姓でもいくらでもあります。
「強制的親子別姓」って、離婚した後に同じ相手と結婚することで戸籍姓を変え、子供(福井県議の山本建氏)の意思に関係無く親子別姓にしてしまった高市早苗・山本拓(戸籍名は高市拓)夫婦のことをいってるんですかね。
— 神社米菓 〜The World is Flat〜 (@KojiYamada1966) 2025年1月1日
「子供の意見を聞け」と言う産経新聞は、是非山本建氏に取材をして欲しいところ。 https://t.co/uRHF8gQC3r
見出しと結果のギャップ!
— w130ee (@130wk) 2025年1月1日
でも、自分たちに不都合な結果も公平に載せる姿勢は産経新聞も捨てたもんじゃないのかも(?)。
↓ 見出しはこちら ↓
<独自>選択的夫婦別姓、小中学生の半数が反対、初の2000人調査「自分はしない」6割
↓ 結果はこちら ↓ pic.twitter.com/VRr8zLZ9Hw
つまり小中学生も選択的夫婦別姓に賛成なのですが、自民党右派やネトウヨにはこのグラフは見えないようです。
産経が
— 和田 政宗 (@wadamasamune) 2025年1月2日
選択的夫婦別姓の賛否を小中学生2000人に聞いたところ49.4%が反対、賛成は16.4%
当事者となる子供への調査は大きな意義。
成人に、
賛成、反対、旧姓使用拡大を問うと「旧姓使用拡大」が約半数。
国民の意思は、選択的夫婦別姓より旧姓使用拡大の法制化ではないか。https://t.co/1gNofa8Z7H…
世論調査の専門家は首をかしげています。そもそも対象の小中学生の半分が「夫婦別姓とは何か知らない」と答えてるんだから、世論調査にもならない。
これはすごい。やってはいけないアンケートの具体例として、社会調査の授業で紹介したいほどいい例。さすが産経、世論調査を架空回答で作成しただけのことはある。 https://t.co/fSpQgHe18g
— 詩路(きものさん) (@farao_siro) 2025年1月1日
今度の通常国会では、法務委員長を立民が取り、石破首相も容認の姿勢で党議拘束をかけない方向なので、民法改正は確実。追い詰められた産経が子供に助けを求めたわけです。
日本会議「夫婦同姓が日本の伝統だ」→実は別姓が伝統
— 池田信夫 (@ikedanob) 2025年1月2日
高市早苗「同姓にしないと夫婦の一体性がなくなる」
→自分は別姓で国会に出ている
ネトウヨ「同姓でないと子供の姓が親と別になる」
→そんなことは親が決めればいい
産経「子供が困る」→子供の名前は親が決める(イマココ)
2025年元旦の産経新聞は、「劣化ネトウヨメディアの終焉」を表す歴史的な出来事として後世に語り継がれるものになるのではないか。
— 神社米菓 〜The World is Flat〜 (@KojiYamada1966) 2025年1月1日
小中学生への誘導尋問アンケートでドヤるなんて、いくらなんでも酷すぎw https://t.co/5ple5dDnuA pic.twitter.com/JiNfLkhD8I
なんともまあ盛大にdisられたものだ。
アゴラとはもちろん池田信夫(ノビー)の媒体だが、安倍晋三の二度目の政権投げ出しから4年後の衆院選で非公認や重複立候補禁止などで勢力を大きく減らした安倍派はノビー一派にさえ「水に落ちた犬を打て」を地で行く仕打ちをやられている。完全な自業自得ではあるが。
ただ今回の産経の元旦トップ記事でわかることは、選択的夫婦別姓の阻止が産経や安倍派やネトウヨの防衛線であるらしいことだ。これを破られれば彼らの勢力はさらに縮小する。だから必死なのだ。しかし石破茂が自民党に党議拘束をかけないなら公明党も賛成することは目に見えている。民民の玉木分派も助けてくれそうにない。
産経の当該記事へのリンクは下記。
私は元旦にブログは公開しなかったが、昨年5月27日以来になるはてなブックマークを何件かつけた。下記は上記記事へのブクマ。だが意識的に大いに手加減した。
<独自>選択的夫婦別姓、小中学生の半数が反対、初の2000人調査「自分はしない」6割 ごまかしの選択的夫婦別姓議論
- [産経]
- [選択的夫婦別姓]
- [これはひどい]
小中学生相手に誘導設問の「世論調査」(?)をやるほど産経は追い込まれてるってことだね。
2025/01/01 09:55
実際にはアゴラの記事が書いた通り世論調査ではなくアンケート、それどころか設問が選択的夫婦別姓の賛否を問うものになっていないのでアンケートですらないとアゴラの記事にdisられている。
私が高校時代に習った政治経済の教師(社民主義者)は、考える力が十分備わっていない小中学生に思想教育を行うべきではないと言っていた。しかるに産経は、小中学生への誘導尋問によるアンケートもどきを元旦の1面トップに持ってくるという愚挙をやらかした。これで「新聞」だというのだから空いた口が塞がらない。
2025年はここまで追い詰められた産経・安倍派・ネトウヨにとどめを刺す年にする必要がある。もう片方の敵は彼らとは比較にならないくらい強大なのだから。