今回は割と軽めの話。
朝霞市議のくろかわしげる(黒川滋)氏は、私よりかなり年下の人だけれども、私の見るところこの国には数少ない(つまり貴重な、あるいは稀少価値のある)正統的な社会民主主義者の一人ではないかと勝手に思っている。なお私も自分では社民主義者の端くれのつもりだ。
そのくろかわ氏の下記Xに注目した。
きついのはわかるが開票から忽然と消え、気づいたら東京のキラキラ選挙区の候補者になった方。早く総選挙のときに市内あちこちに貼ったポスターをはがしたまえ。
— くろかわしげる@朝霞市議会議員 (@kurokawashigeru) 2025年2月4日
「ポスターをはがしたまえ」という言葉から、昨年10月の衆院選東京15区に出馬して比例復活で当選しやがった大空幸星衆院議員に対して、衆院選後に当区(江東区)の高野勇斗都議が大空(本人及び陣営)に対して行った批判を思い出した。
しかし誰のことを言っているのかわからなかった。そもそも私は朝霞市が埼玉何区かも知らないので調べたら埼玉4区だった。そしてくろかわ氏の批判に該当しそうな人はただ一人、昨年の衆院選に維新公認で埼玉4区から立候補した渡辺泰之だ。そう思ってネット検索をかけたらドンピシャだった。
前回埼玉4区から立候補して落選した渡辺は、東京7区の選挙区支部長に就任していた。この選挙区から前回立候補した小野泰輔は東京出身の人だが、2000〜2002年に小沢自由党(旧)の衆院議員・藤島正之の公設秘書を務めた後、熊本県副知事を務めた経歴がある。その熊本に拠点を移すために東京7区の支部長辞任を党に申し入れて了承されたらしい。おそらく、東京では維新公認で当選することは難しいと見極めたのではないだろうか。
その小野に代わって東京7区の支部長になったのが渡辺だ。埼玉4区では得票率17.3%の3位だった。民民や新選組ならともかく維新でこの得票率では比例復活はできないようだ。
東京7区の区域は港区と渋谷区で、長く長妻昭(この人はくろかわ氏によく批判されていた)が議席を守ったあと、長妻が新設の東京27区に移り、前回衆院選では松尾明弘が港区の一部を含んでいた東京2区から移ってきて、参議院からの鞍替え当選を狙った自民党の丸川珠代に午後8時のゼロ打ちで圧勝した*1。なるほど「東京のキラキラ選挙区」だ。私には渡辺は維新の捨て駒にしか見えない。松尾明弘はほくそ笑んでいるのではなかろうか。
その渡辺は現在もまだ衆院選のポスターの剥がし残しがあるらしい。
そういえば東京15区にもまだ大空幸星の衆院選のポスターの剥がし残しがあった。先々週だったか先週だったかに発見した。大空の新しいポスターも見かけたが、それとは違って明らかに衆院選のポスターの剥がし残しだった。
ダメな候補者(や国会議員)はどの選挙区にもいるようだ。
*1:開票速報が始まった途端に丸川の落選確実が報じられたので、私は腹を抱えて大笑いして直ちに祝杯を挙げた。その後、薄氷を踏んだ東京15区の開票には肝を冷やしたが。