kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ヤフコメに「賃上げは名前、形を変えた増税、だから過去最高の税収になった」と書いた奴がいた(呆)

 今朝は時間がないので「減税真理教はここまできたか」という見本を紹介するにとどめる。ヤフコメで見た。

 

賃上げより減税、自分は賃上げして給料は上がったが税金、社会保険料が上がり手取りは増えなかった、右から左に回収されるだけ、賃上げは名前、形を変えた増税、だから過去最高の税収になった、だから自公政権は減税とは言わず、賃上げとしか言わない、これに気付いてない人が多過ぎ、自公政権に騙されてます、それに中小企業は賃上げは無理、消費税を廃止したら手取りが10%増えるのと同じ、この事を情報拡散しましょう。

 

URL: https://news.yahoo.co.jp/users/WJENqSOeVBTkyNHg00Ng9un-bDEgIgqYyrnx1hLT9RNY34Pt00

 

 吉田徹がサンデルとピケティの対談本*1の解説に「日本のような高度不信社会では痛税感が高いという学問的知見」なんて書いてるけど(早川書房版162頁)、その見本みたいな意見だ。

 

www.hayakawa-online.co.jp

 

 そのくせ、これは30年あまり前に仕事で来日したドイツ人に言われたことだが、日本人は初対面の相手に「よろしく」なんて言う。欧米ではそうではなく、人間関係はニュートラルな状態から入る。そう彼は言っていた。つまり、日本社会には同調圧力が非常に強いということだ。何かというと「反執行部の意見だ。処分しろ」と言い募ったり、「反×」のレッテルを貼りたがったりする人士が後を絶たないことも同調圧力の表れだ。おそろしく陰湿な社会だとしか私には思えない。

 そんな日本社会で、さらなる「公共への不信」を煽っているのが玉木雄一郎であり、先鞭をつけたというか玉木の道を切り開いたのが山本太郎だといえる。

 しかし、同調圧力の強い日本の組織である民民にせよ元号新選組にせよ、組織内の議員あるいは支持者から、玉木や山本らに対する厳しい批判が起きることはない。もっとも批判しそうな類型に見えた井戸まさえなど率先して玉木・榛葉にすり寄るぶざまさだ。

 もちろん共産や立民、社民などにもすべて同じ体質があるが(その極端な例である維新は論外)、民民や新選組は現在が党勢が伸張期に当たっているために特に強く批判する必要がある。

*1:この本はレバ子氏が書いている通り内容が薄いので、というかピケティが絡む薄い本はたいてい内容が薄いのだれけど(結局ピケティの真価は主著である分厚い本にあるんだよね)、買ってまで読む価値があるかどうかはわからない。私は買って読んだけど。