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泉房穂氏 最年少衆院議員と舌戦「発想が古いな、若いのに」「いい年したおじさんが言うべきじゃ…」(スポニチ)/舌戦の相手は大空幸星

 ニッポン放送泉房穂と大空幸星が「舌戦」をやったらしいが、これが典型的な減税主義と財政規律主義という、ともに新自由主義に属する別々のイデオロギーの信奉者同士による言い争いだったようだ。本当にうんざりさせられる記事で、取り上げるのも気が重いが、気力を振り絞って取り上げる。

 記事はスポニチに載った。

 

news.yahoo.co.jp

 

 以下引用する。

 

泉房穂氏 最年少衆院議員と舌戦「発想が古いな、若いのに」「いい年したおじさんが言うべきじゃ…」

3/5(水) 18:06配信

 

 前兵庫県明石市長の泉房穂氏(61)が5日、ニッポン放送垣花正 あなたとハッピー」(月~木曜前8・30)にリモートで生出演し、昨秋の衆院選で最年少の25歳で当選した自民党の大空幸星衆院議員(26)と舌戦を繰り広げた。

 

 番組では、4日に衆院を通過した新年度予算の修正案についての話題に。予算の修正は29年ぶりで、泉氏は「与党が過半数割れしてこういった予算が修正されるという珍しい国会ですけど、一貫していいこと」としつつ、「結論的には不満に思っていますけど」とも述べた。

 

 不満の理由について聞かれると、「ほとんど国民の方を向いてない予算ですからね」とバッサリ。「こんなに国民生活が厳しいんですから、思い切って国民にとっての生活支援をすべき」と主張した。予算案は自民、公明の与党と、日本維新の会の賛成で過半数を得て衆院を通過したが、泉氏は「(衆院選で)ボロ負けした3つが組んで、無難な予算を通したんでは、国民は浮かばれない」と苦言を呈した。

 

 すると大空氏は、「国民の支持で一番議席数が多いことになってるわけですから、全部が全て財源も示せないのに、これやれ、あれやれと言われる必要はまったくない」と、数の論理を盾に野党の打ち出す政策に反論した。

 

 こうした考えに、泉氏は「財源なんかあるに決まってるじゃないですか?何を言うてるんですか?若いのに」と指摘。明石市長時代の実績を挙げつつ、「若い政治家が、いきなり古株の政治家みたいなことを言ったらもったいないなと思うな」と続けた。

 

 大空氏は「消費税ゼロって言ったら賛成してくれるんですよ、そりゃ」とし、「だけど50年後100年後を考えた制度設計をするのが政治家の役割」と、財源の必要性をあらためて主張。これに泉氏は「発想が本当に古いな、若いのに。減税すると、国民がお金を使えるようになって経済が回るんです」とあおり、「発想が昔ながらのまさに“財務真理教”に染まってしまっている。もったいない」とも残念がった。

 

 泉氏の言葉に、大空氏は「それは誹謗中傷なるので、いい年したおじさんが言うべきじゃない」と、過激な言葉で応戦していた。

 

スポーツニッポンより)

 

URL: https://news.yahoo.co.jp/articles/eefbe88055ed820493db035a88f69accba1eee9e

 

 泉は完全な「減税真理教」の教徒らしい。泉の主張もまた手垢のついた古いもので、00年代の自民党における「増税派」対「上げ潮派」の論戦そのままだ。

 こういう新自由主義者同士が「潰し合え」ば良いというものではない。ここでは社民主義が完全に「蚊帳の外」にある。

 昨日、「駅前は朝の七時」が「大きな政府」論者を自称していることを知ったが、最近、新潮などの保守メディアが自民党石破政権を「社民主義」呼ばわりする無知を晒しているのと同じレベルではないかと疑っている。「駅前は朝の七時」のいう「筋の通った小さな政府論者」って誰のことなんだろうか。立民代表時代に維新にすり寄った泉健太のことか?

 弊ブログは不況下の2010年代前半に、財政規律主義者の与謝野馨を「社民主義者」呼ばわりしたネットの発信を批判したことがある。あるいは朝日新聞(その前には日経新聞にいた)の原真人を目の敵にしていた。今もっぱら目の敵にするのは減税主義者だが、それは何も私が変節したことを意味しない。これは社民主義以前の修正資本主義の財政政策の話だと思うが、不況下で積極財政を行い、好況下では財政を引き締めるのが教科書にも載っている財政政策なのであって、私はその基本に忠実なだけである。しかしネットでの議論の大半はそうではなく、財政規律主義者は不況下であろうが「財政健全化」を叫び続けるし、減税主義者あるいは「積極財政派」(この2つは本来両立しないはずだと私は思う)は好況下であっても減税あるいは積極財政、またはその両方を求め続ける。ともに教科書に反する謬論もいいところである。

 なお上記記事はYahoo! JAPANで見たが、ヤフコメはほぼ泉房穂応援、大空幸星批判に埋め尽くされている。たとえばトップのヤフコメは下記だ。

 

大空は選挙で選ばれてません。選挙区で3番です。比例で最年少議員になれました。 この人が民意で選ばれたわけではない事はしっかり事実として認識しておく必要がある。別の言い方をすると、この人は選挙区で選ばれなかった人です。支持されませんでした。

 

 それは事実で、いうまでもなく衆院選東京15区の話だが、ヤフコメ主が東京15区民かどうかは知らない。しかし仮に東京15区民だったとしたら酒井菜摘よりも須藤元気を選んだ人だろうと思う。

 そんなヤフコメばかりだから、いつ行われるかわからない衆院選で、東京15区の酒井菜摘陣営は「須藤元気主要打撃論」に立った方が良い。今明らかに勢いがあるのは財政規律主義者の大空幸星ではなく減税主義者の須藤元気の方だからである。

 立民の高野勇斗区議には過去に下記noteを発信したことがあるのが少し気がかりだ。

 

note.com

 

 2023年8月に発信された上記noteには泉房穂のXがリンクされ、「激励」だとして肯定的に言及されている。

 そういえば高野区議には、私がここに来る前に住んでいた香川1区選出の小川淳也に言及した最近のnoteがあった。

 

note.com

 

 下記はその冒頭部分。

 

すぐ消しますが、リハックの小川淳也さんの回の後半も、前半から決してブレることなく主張が明確でした。全世代にひとしく負担を求めるかのような社会保障改革の必要性。視聴者やゲストに絶対に媚びずにここまで言えるのは私はシンプルに「選挙が強いから」だと思いました。信念を保ち続ける確信があるのですよね。

 

URL: https://note.com/takano_hayato38/n/n52269af22f78

 

 うーん、小川淳也は本当に「選挙に強い」ですかね。

 過去に自民党平井卓也と8回戦って3勝5敗で勝率.375。決して強くはありません。直近2回の圧勝の印象が強いだけでは?

 比例復活を含めた当落では1敗のあと7連勝の.875だから強いといえますが、7戦6勝がすべて小選挙区での勝利である民民代表返り咲きの玉木雄一郎と比較すると大きく見劣りします。当選率だけなら玉木の.857より小川の方が上ですが。

 勝率だけからいえば2戦2勝で勝率10割の酒井菜摘の方が上回っています。キャリアが浅いからたまたまなんでしょうけど。

 もちろん、次の選挙戦の見通しでは酒井の方が小川よりずっと厳しいのは確かです。小川が平井に負けることはもはや想定できません。映画がものをいいましたかねえ。

 保守地盤の強さにおいては、香川1区も東京15区も似たようなものではないかとも思いますが、どうなんでしょうか。

 

なぜ減税と言わない?
なぜ社会保険料を下げると言わない?
なぜ国債を擦りまくると言わない?

ただただ青空の下で、有権者との対話を日々重ねることによってのみ道はひらける。なぜそのようなイバラの道をこの人は選ぶのだ?他にもっと楽な方法が山ほどあるだろう。

なぜおもねらないのか。
なぜ媚びないのか。

そんな謎が解けた1時間だった。すぐには消さないことにします。ありがとうございました。

 

URL: https://note.com/takano_hayato38/n/n52269af22f78

 

 まあそこらへんは買えるところだとは思います。私が小川淳也を生で見たのは2008年に「反貧困キャラバン」が高松に来た時でした。小川は来賓として熱血スピーチをしましたが、いささか上滑り気味だなと感じました。会場の空気もやや微妙だったかと。当時小川は37歳。あの日は確か8月31日(日曜日)で、翌日に時の福田康夫首相が突如辞意を表明したと記憶します。あの時、今後日本の政治は滅茶苦茶になるだろうと直感し、それをブログ記事にも書いたと記憶しますが、その悪い予感が当たって今に至ります。

 あの時は「福田では選挙に勝てない」と騒いだ公明党が悪かったんだよなあ。当時そんなことを書いたらコメント欄だかブコメだかで公明党支持者に批判されたことを覚えていますが。