現在のすさまじい「減税」の大合唱で、仮に「減税政権」ができてしまったら富の不平等が際限なく拡大するだろうと私は確信しているけれども、トマ・ピケティによれば世界全体では富の不平等は2015年頃をピークに縮小に向かっているというから、この国でも、おそらく昨年の衆院選で自民党が大敗したことへの反作用(反動)として生じた現在の経済極右的な潮流は必ず収まるだろう。
だが、都議選や参院選をすぐ先に控えていることから生じている「減税へ減税へ」との流れから、仮に立民が消費税減税を打ち出すなら自民が給付付き税額控除を言い出すのではないかという一部の見方だか軽口に対しては、いや自民党にも強硬な「減税派」がいると指摘したい。
高市早苗である。
記事の引用は省略する。
現在、減税派の一部が「減税4党」として持ち上げているのが、民民、新選組、参政、日本保守の4党だ。
このうち、いかなる政党の組み合わせにも加わらないであろう新選組を除く3党が高市早苗一派と組む「ガラガラポン」が起きても不思議はない。
いや自民党は絶対に割れないと思う人もいるだろうが、現在の自民党にも「割れた」時期がある。それも今よりずっと自民党が安定していたと思われる1993年のことだ。自民党を右から削るのは野党にとってのレッドオーシャンだと少し前まで三春充希氏が指摘していて、私もその通りだよなあと思っていたが、民民が自民党支持層の右側を削って現在の突風的大人気を獲得した。つまり、民民が初めて自民党右派を削る政党になった。
昨年の衆院選で議席が4倍増になったことからも明らかなように、長年の右派吸収の努力*1が実を結び始めていたところに、自民党大敗で生じた反動の流れが加わって、その相乗作用で現在の民民ブームがあるといえる。そんな民民が高市一派を自民党から引き離すことは、もはやなきにしにもあらず。そんな情勢に変化していると私は考える。
政治家個人としては、悪い奴だが肝っ玉だけは座っていた小沢一郎とは違って高市早苗は本質的にはチキンだが、自民党自体の求心力は1993年と比較すると現在はずっと弱っていると思われる。だからチキンの高市にさえ党を割るチャンスが出てきたのではないか。
ここは、富の再分配の縮小へと向かう世界的な大きな流れから特異的に外れることがないように、恥を忍んで野党第一党が内閣不信任案を出さずに、高市一派などの造反を誘引するリスクを抑えるべきだというのが弊ブログの主張だ。
以上が、昨日(4/20)公開された宮武嶺さんの下記記事への反論です。例によってほぼ純粋な政局論であって、枝野幸男や野田佳彦ら立民の政治家たちが抱える問題点は捨象して論じています。
宮武さんのブログ移転についての弊ブログの助言への謝辞、どうもありがとうございました。過去記事のURLへのリダイレクトを手動で行うなどの煩雑な作業がおそらく不要になるであろうメリットを考慮すると、選択肢はアメーバブログかはてなブログのどちらかへの移転に事実上限られると思います。そしてこの選択においては、弊ブログも属しているはてなブログの方が良いとのおすすめを、再度申し上げておきます。