「猫でもわかる政治学」というXのアカウントがある。
21日にこんなポストをしていた。
自民:減税はしないよ。防衛予算を増やして教育・研究予算は削るよ。
— 猫でもわかる政治学 (@birmingham_cat) 2025年4月21日
立憲:減税はしないよ。そのかわり低所得者には戻し減税を行うよ。教育・研究など成長につながる分野の予算を増やすよ。
他の野党:減税!減税!減税!
それが今ではこうなった。
自民:減税はしないよ。防衛予算を増やして教育・研究予算は削るよ。
野党:減税!減税!減税!
「猫でもわかる政治学」氏は、野田佳彦の決断を受けて下記のXをポストした。
野田さんは、優秀かつ実直な方なのだろうが、政治センスという点では、0点に近いのではないか。2012年には公約違反の消費税増税を強行し、2025年には公約に載っている給付付き税額控除を事実上反故に。がんばる方向が根本的にズレているというか。
— 猫でもわかる政治学 (@birmingham_cat) 2025年4月25日
2012年もそうだったが、野ダメはオウンゴールの名手だ。
昨年の立民代表選の時に野田佳彦を「ドボン」と評して、他の立民支持層から大ブーイングを受けたと記憶する、若き立民支持者の「きょんきょん」氏は書く。
消費税がどうこうというよりは、野田さんの党内運営に関して私の予測はやはり当たってしまったか…という感じ https://t.co/cNv6Jb76FC
— きょんきょん (@Kyonkyon_senkyo) 2025年4月25日
野田さんの人事、自分を支援してくれた人達中心で、党内融和とは遠いからまぁ反発食らうだろうなとは思ってたし、今党内をまとめられない理由のひとつもそれかなと思う
— きょんきょん (@Kyonkyon_senkyo) 2025年4月26日
実務自体は思っていたよりよくやってるかなと
まぁ今回揺らいでるのは党外での減税論の巻き起こりの方が大きいだろうけど
代表選でを受けた小沢一郎に足を引っ張られたのも大きいかと思う。
2021〜22年の泉健太は、昨年と同じように代表選で支援してくれた小沢に、代表選後に掌を返して恨みを買ったけど、2012年に小沢に(共倒れだったけど)やられた野田は泉のようにはできなかった。まあどっちもどっちだけど。
ところで「猫でもわかる政治学」氏のXでは下記の指摘が重要だと思う。
経済学の教科書に載っている一般的な定義で「現在の日本は不景気ではない」と言うと、感情的な反発が来る理由が分からなかったんだけど、どうも「不景気じゃない=何もしなくてよい」と誤解されているみたいですね。そんなことはまったく言っていないんですが。
— 猫でもわかる政治学 (@birmingham_cat) 2025年4月25日
むしろ、不景気でないのに賃金が上がらない、生活が苦しい人がいるということは、不景気よりも深刻な問題が発生しているということ。それなのに、従来型の不況に対する処方箋=減税一辺倒でいいんですかという問題提起をしたいのだけど。
— 猫でもわかる政治学 (@birmingham_cat) 2025年4月25日
ガン患者に風邪薬をたくさん処方してもしょうがないでしょう。それと同じで、不況じゃないのに減税をしても、いま苦しい人たちの助けにはならないんですよ。長期的には。
— 猫でもわかる政治学 (@birmingham_cat) 2025年4月25日
むしろ、減税で一時しのぎばかりしていると、本当の問題の解決がより難しくなってしまいます。例えば、低賃金や格差が固定してしまうかもしれません。
— 猫でもわかる政治学 (@birmingham_cat) 2025年4月25日
低賃金や格差の問題を解消していくには、第一に公教育を充実させる必要がありますが、減税によってその原資が先細りしたらどうなるか。金持ちの子どもは良い教育を受けてまた金持ちになる一方、そうでない子どもは。
— 猫でもわかる政治学 (@birmingham_cat) 2025年4月25日
こう言うと必ず、「必要な予算まで削れとは言ってない!他に無駄なものがあるだろ!」と返ってくるわけですが、ではまずその虎を屏風から出してください。オリンピックですら、社会保障費1年分の25分の1くらいにしかなりません。
— 猫でもわかる政治学 (@birmingham_cat) 2025年4月25日
普通に考えれば増税の局面だろうけれども、消費税ではなく富裕層をターゲットにした増税を検討しなければならない状況だといえるのではないか。普通なら好況期には格差が縮小へと向かうはずだが必ずしもそうなっていないように思われる。給付付き税額控除も中低所得層の格差縮小にはなるけれども高所得層には影響がない。富裕層への増税が絶対に必要な局面だと思う。
しかし「減税」の大合唱にかき消されて、たとえば「1億円の壁」の問題など、もう誰も言わなくなっている。