kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

都議選の党派別議席数は自民21、都ファ31、公明19、共産14、立民17、ネット1、民民9、参政3、維新・新選組・再生各0、無所属その他12。江東区と江戸川区の反自公政権勢力にとっては痛恨の結果になった

 今週の特に前半はあまり時間がとれないので、本格的な議論の記事は週末あたりから書きたいと思う。

 とりあえず都議選の寸評。

 党派別議席数は自民21、都ファ31、公明19、共産14、立民17、ネット1、民民9、参政3、維新・新選組・再生各0、無所属その他12。

 明白な敗者は自民、公明、共産、維新、新選組で、明白な勝者は都ファと参政、「ほろ苦い勝者」が立民と民民だろう。立民は議席を伸ばして野党第一党となり、民民は初めて獲得した議席が9議席だった。民民のバブル人気はその程度には残っていたといえる。

 私が住む江東区を含む東京東部では、というより江東区江戸川区ではリベラルと左派に大きな課題を突きつけた結果になった。

 「自由を守る会」に属する上田令子江戸川区)、三戸安弥(江東区)という2人の候補が当選したが、この「自由を守る会」の最大の特徴は、都ファからの分派(上田は小池百合子のかつての腹心)と旧みんなの党渡辺喜美の流れをくむ、相当に過激な新自由主義系の政治団体であるとともに、思想信条としては十分に右翼的といえる(私の主観では「極右」の範疇に入る)。

 その2人が両区の立民(江戸川区の場合は無所属の都ファ分派系ネオリベを立民が推薦)と共産の票を削りまくって当選した。

 この政治勢力は「政治による自由」*1を重視しない、私の言葉では「再分配を軽視し、社会保障に冷淡な傾向が非常に強い」性格があるが、立民も共産もそんな彼らとの差別化が十分にできなかったと思われる。江東区の立民候補と江戸川区の共産候補は供託金没収の大敗となった。

 江東区では衆院議員の酒井菜摘の「ラベル」は通用しなかった。これは酒井自身が出馬した昨年の衆院15区補選で乙武洋匡に対する「小池ラベル」が酒井に対しては全く通用しなかったことの裏返しのように思われる。

 供託金没収の憂き目を見た立民江東区の千葉早希恵候補は、しかしながら非常に良い候補だった。率直に言って今回の江東区の立民陣営は、選挙戦初期の段階では「一丸となって」戦っていたとは言い難い。初動もかなり鈍かったように見えた。党の外部の人間であり、国政選挙の比例代表には社民党の党名を書く私のような人間にはそのようにしか見えなかったが、現在かなりの緊張関係にあると思われる立民の国会議員と区会議員との間に立って、候補者の千葉氏自身が「糊」となって陣営を一つにまとめて行ったと言っても過言ではないと私は評価している。都議選は残念な結果に終わったが、千葉氏個人に対しては、酒井菜摘衆院議員や高野勇斗区議会議員にも増して、江東区の立民の中核となり得る人だとの認識を新たにした。今後に大いに期待したい。酒井氏の秘書に戻られるのかどうかは知らないけれど。その立民江東区支部*2に対しては、経済活動の「自由を守る」政治勢力に全く歯が立たなかったことに対する真摯な総括が求められる。今回解散総選挙がなくて酒井議員にとっては本当に良かった。なぜなら、現状で衆院選がやったら酒井議員が負ける公算が強かったと思われるからだ。なお江戸川区の立民系無所属候補は減税主義のネオリベの人と推測されるので、江戸川区の立民については総括以前の問題ではないかと思う。

 また共産の大嵩崎かおり候補(江東区)と原純子候補(江戸川区)もそれぞれ良い候補だったが、「自由を守る会」に票を削られて負けたのは、候補者個人にとっては不運だった。共産党に対しては、ネオリベ勢力との差別化も有権者(特に固定表に対してではなく無党派層)にろくろくアピールもできずに、これまで持っていた江東区江戸川区議席を失ったことに対して、同様に厳しい総括が求められるだろう。しかし共産党の場合は江東区江戸川区共産党の問題というよりは、同党執行部の問題だと私は思う。共産党とはそのような性格の政党だからだ。問題点を具体的に書くと、消費税減税を正面に押し出した今の訴え方では、「自由を守る会」との違いを明確に打ち出せていない今の状態を脱することはできないということだ。

 獲得議席0の維新と新選組も完敗だった。維新はどうでも良いが、新選組にも厳しい総括が求められるはずだ。でも山本太郎の独裁政党に総括などできるのだろうか。

 今回は自民とか民民とかの話は書かない。今回の選挙結果から受けた「三戸ショック」が大きすぎてそこまで考える気が起きないからだ。

 東京東部、特に江東区江戸川区の反自公政権勢力及びそのシンパにとっては痛恨の都議選となった。

 最後に、書くのを忘れていたが、石丸伸二ざまあ。

 

【追記】

 酒井菜摘衆院議員の下記Xには(激励の)「喝」を入れなければいけないと思った。

 

 

 上記Xには最初、「ひとりの区民としては絶望感もあります。」などと書かれていたようだ。それを目にしてしまった以上書かないわけにはいかないから書く。

 江東の、いや公党のしかも野党第一党の選挙区の支部長が「ひとりの区民として」なんて書いちゃダメなんですよ。あなたは重責を担っているんです。「ひとりの区民として」という言葉が許される立場の方じゃないんですよ。

 その自覚を持っていただきたいと思います。

*1:立民の高野勇斗都議が用いた言葉を借用した。

*2:支部長は酒井菜摘衆院議員。