昨日は、あろうことか『報道特集』を見ながら寝落ちしして、夜9時頃まで寝ていた。その後深夜1時くらいまでは起きていたが、下記の本を読みながら再び寝落ちしてしまった。
この本は最初に読もうと思った時からもう40年近くも経っている*1が、今年に入ってやっと買って*2、それでも積ん読にしていたが、やっとこさもうすぐ読み終える。邦訳が出た頃から評判を取ったのもうなずける内容で、抜群に面白いが、この本についてはいずれ読書ブログにまとめることにしたい。
私が思ったのは、共産党の不破哲三も志位和夫も大学生時代には物理学を専攻していたはずだが*3、彼ら、特に志位はこの本を読んだことがあるだろうかということだ。あるいは物理学の教科書として有名な『ファインマン物理学』でも良いが*4。
まあ思わせぶりな文章はこれくらいにしておく。志位や共産党についてあまり変なことを書いてもなんなので、読書ブログの記事の公開は参院選翌日の7月21日か、参院選の記事ばかり書いて間に合わなくなった場合は26日または27日の土日のいずれかを予定している。
さて昨夕の寝落ちでタイミングが遅れたが、朝日新聞の参院選比例区の予測議席報道がなかなかにショッキングである。
この記事の無料部分を以下に引用するがごく短い。本記事の末尾に、今月最初の有料記事無料プレゼントのリンクを張る。
ただ、見出しからだけでも参政党が比例区6議席と予測されていることが知れる。立民と民民に並ばんとする勢いであり、もちろん他の政党を抜き去っている。前回、2022年に比例で8議席を獲って立民を抜いた維新は、その勢いをすっかり失っている。
三春充希氏のXだが、上記朝日に加えて共同通信の情勢調査結果も一覧表にしている。ここでは、昨日も取り上げた兵庫、大阪、京都、兵庫の4選挙区に絞ってリンクを張る。
第27回参院選 情勢報道集約(7月6日更新)
— 三春充希(はる)⭐第27回参院選情報部 (@miraisyakai) 2025年7月5日
兵庫県(3人区) pic.twitter.com/dg2UkWtCs0
立花孝志が「神戸新聞の情勢調査では私が3位」とかいう大嘘のXを垂れ流して当の神戸新聞に否定される一幕があったらしいが、兵庫県民はいつまで立花を甘やかすのか、開いた口が塞がらない。その立花に後れをとっているらしいのが民民、共産、新選組、社民の候補である。このうち民民については自業自得だとしか思えない。
なお私は兵庫県の情勢調査結果を見るたびに、いつもついつい「あれ、立民からは候補が出ていないのか?」と思ってしまうが、立民は無所属の泉房穂を推薦だか支援だかしていることに遅れて気づくのもいつものことだ。そしてこの事実を思い出すだけで猛烈に腹が立つという思考パターンをいつも繰り返している。歳のせいかもしれない。なかなか「泉房穂を立民が応援している」構図が頭の中に定着しないのである。冷厳な事実だというのに。
第27回参院選 情勢報道集約(7月6日更新)
— 三春充希(はる)⭐第27回参院選情報部 (@miraisyakai) 2025年7月5日
大阪府(4人区) pic.twitter.com/bmWhUCheI6
維維自公で堅いかと思われた大阪府選挙区の4枠に参政党が割り込めるかどうか、という展開らしい。情勢調査結果からは、仮に枠組が崩れる場合は公明が押し出される可能性が強そうにも見えるが、これは蓋を開けてみなければわからない。特に鍵を握るのは投票率で、これが低ければ公明は議席を守り、維新の2人と自民の計3人のうちいずれかが押し出されることになる。
参院選よりもずっと先の話をすると、自民党政権が崩れる前に、「自民党と組んでいては選挙に勝てない」と判断した公明党が連立から離れるという動きが間違いなく起きるが、これはあくまでも自公政権というか自民党政権が終焉する前の最後の最後の段階で起きることであって、それまでは公明党はしつこく自民党にくっついていくことになるだろうと私は確信している。それほどまでにも自公連立の枠組みの惰性力は強い。
京都府選挙区はあと回しにして、先に東京都選挙区を取り上げる。
第27回参院選 情勢報道集約(7月6日更新)
— 三春充希(はる)⭐第27回参院選情報部 (@miraisyakai) 2025年7月5日
東京都(6+1人区) pic.twitter.com/UT1cO5VUb7
どうやら上位5人が固まりつつあるらしい。自民、公明、参政、共産、立民。この5候補は4つの調査機関の情勢調査でいずれも6位、つまり本来の定数6の枠内に入っている。
となると、残り任期6年の1議席と任期3年(蓮舫の残り任期)の1議席をめぐる争いになる。その中で私が一番落としたい候補は4つの調査結果で最高順位が二桁のさる候補だが、私はその候補を落とすための投票行動を取る可能性がきわめて高い。いわゆる「戦略的投票」というやつだ。
この場合、上位5人の誰かが予想に反して落ちてくる可能性もなくはないが、それは候補者というよりは政党執行部(ここで私が念頭に置いている政党は複数ある)の責任だから仕方がないと割り切っている。選挙後に敗北の責任をとってもらえば良いだけだ。
最後に京都選挙区。
第27回参院選 情勢報道集約(7月6日更新)
— 三春充希(はる)⭐第27回参院選情報部 (@miraisyakai) 2025年7月5日
京都府(2人区) pic.twitter.com/eBWVohEFPY
これは悩ましい。この情勢調査結果なら、私が京都府民だったら原則を曲げた投票行動をとらざるを得ないかもしれない。
ところで、京都選挙区についてラヴェンダー・ホリフィールドさんからコメントをいただいたので紹介する。
ラヴェンダー・ホリフィールド
京都は「今頃維新の地盤化」ですか。
かつての方言周圏論の出発点も、いまや全国で持っとく遅れて維新に感化される地になってしまったとはこれいかに。
確かに、大阪のベッドタウンであるが故に真っ先に維新に汚染された阪神間とは対照的に、維新の京都への浸透にはずいぶん大きな抵抗力が働いているんだなあと感心したものでしたが、今頃維新の脅威に見舞われるとは驚きではあります。
しかし、参政党への見方はやや甘いのではないかと思います。多くの論者は、あれぞ本格的排外主義の極右政党の萌芽ではないかと警戒していますし、私もそちらの意見に説得力を感じます。
それからid:sumita-mさんのブログ(や弊ブログ)に現れる「クソウヨ」の対策として、はてなブログの公開をはてなID取得者に限定してはどうかとの意見には、同じはてなブログのオーナーにして、sumitaさんとは私がブログを開設した2006年以来のブログ上での交流がある人間として強く反対します。あんなクソウヨのコメンテーターのために公開範囲を限定することなど、むしろあってはならないことだと思いますね。なぜなら、そんなことをしただけでクソウヨに屈したことになるからです。
弊ブログは前身のはてなダイアリー時代にはコメントをはてなID取得者に限定する設定にしていましたが、これははてなダイアリー開設翌年の2007年にネトウヨにコメント欄を荒らされたことと、当時はブログに対する「スパムコメント」が全盛だったので、それをシャットアウトするためでした。
しかし今やネットでの発信はXなどのSNSが中心になっていて、あの「まさ」とか名乗るクソウヨのようなコメント欄荒らし専科は稀になっています。宮武嶺さんのgooブログにはかなりいたようですが、むしその方が例外で、弊ブログにはそんなにきません。「まさ」を除けばコメント欄で非承認にするコメントは多くはありません。
コメント欄をはてなID取得者限定にしたら、そりゃ「まさ」はシャットアウトできますが、弊ブログもその措置はとっていません。それは、はてなIDを未取得の方からのコメントの回路を遮断したくないからです。それが「迷惑コメントに悩まされるブロガーの論理」です。この点をご理解いただければと思います。
以上は多くの読者にとって何の関心もない話だったかもしれません。どうもすみません。
最後に、冒頭にリンクした朝日新聞デジタルの有料記事無料プレゼントのリンクを以下に示します。
リンクの有効期限は7日13時21分です。
レアな京都選挙区情報も取り上げていただき、ありがとうございます
おそらくこの予想通りの得票順になるでしょう
維新の新実彰平はカンテレの看板イケメンアナウンサーで、街宣を見た人は「頼もしかった」とベタ褒めしてます
今頃維新の地盤化、定礎化が進むとはどんだけ周回遅れなのよ、と思うばかりです
他県を見ますと大阪の世良公則は4番手以内は苦しそうですね
もう朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の人だよ、と言わないと分からん人が多いんでしょう
参政党ですが、あまりに主張と存在がアホっぽいので「維新や民民をマシに見せるためのデコレーションだろ」と言う者もいます
都議選の平凡な結果を思い起すと、この失速2党のほうが参政より果報を得ることはあり得そうな気がします
あと余談ですが、sumita ブログのクソウヨ退治の一環として、sumita 氏は「一般公開」から「カスタム」にモードを変え、はてなID所有者にだけ記事を見せる仕様にしてもいいんじゃないでしょうか
これならクソウヨがムキになってⅠDを取得しても sumita 氏側からオミットできます
結果 nessko 氏、古寺多見氏、遠い山の雪氏ら限られたID所有者しかブログが見れなくなっても、クソウヨ退治という喫緊の課題には代えられないと思います(笑)