昨日(7/11)はブログをお休みした。
2週間に一度の金曜日は非常に大事な日で、この日までに終えなければならない仕事等額があるからだが、昨日はそれに加えて会議もあった。だからブログの運営で「ストレスを溜める」なんてもってのほか。夜の帰宅後は報ステもnews23も見ないで寝た。だからヤクルトが阪神の連勝を11で止めたのも目を覚ましてスマホで知った。「村上」とか「満塁ホームラン」とかいう文字列を見て、一瞬村上宗隆が満塁ホームランを打ったのかと思ったがもちろんそうではなく、「虎の村神様」がヤクルトの内山に満塁ホームランを打たれたのだった。そういえば2週間前の金曜日にも寝落ちしてヤクルトのサヨナラ勝ちを起床後に知ったが、あれは阪神の野手がサヨナラ失策を演じたのだった。それから昨日までの間に阪神は神宮での残り2試合に続いて読売、DeNA、広島を相次いで3タテした。だからあの試合のあと初めて負けたのが昨日の試合だった。
私は思うのだが、阪神の強さに一番貢献しているのは、スカウトをはじめとする「目利きの人たち」ではないか。なぜなら阪神は獲る選手、撮る選手がみんな好成績を残すからだ。不思議とそれが長続きしなかったり(かつての村山や江夏のように何年も勝ち続ける投手がいない)、佐藤輝明や大山のように一旦スランプにはまるとなかなかそれから脱出できない選手もいて、文句のつけようのない最強チームというわけではない。藤川球児監督の采配は、前任の岡田彰布よりも優れているとは私には思えないし、2週間前のサヨナラ失策や交流戦での7連敗にみられた脆さもある*1。そもそも交流戦では1位から6位までがパ・リーグで7位から12位までがセ・リーグだった。セ・リーグが弱すぎるのが問題なのであって、そのセ・リーグの中でも飛び抜けて弱いヤクルトは、スカウティングもダメなら選手のコンディショニングもダメ、ただ好選手が揃った時の勝負への執念だけは、かつての野村克也時代の伝統が生きていて不可思議な強さを発揮するだけが取り柄のチームである。真中満も高津臣吾も監督としてチームを優勝させたし、小川淳司もリーグ優勝こそなかったものの(2010年にはシーズン当初に監督をやっていた高田繁、2011年にはシーズン終盤に余計なことをやった中日ドラゴンズ球団本社のそれぞれの妨害がなければ優勝できていたと信じている)2018年に交流戦勝率一位をなしとげた。しかしそれらも、野村克也が監督をやっていた頃に選手だった小川、真中、高津らが監督を務めたからこその結果であって、野村時代を知らない監督の時代になれば、残念ながらこの「良き伝統」も消えていくだろう。
高津臣吾を「三流監督」と謗るのも論者の自由ではあるが、私が不思議に思うのは、そういう論者はなぜ自らが応援するチームを強くしたスカウティングや選手のコンディショニングに関わっている人たちに目を向けようとしないのだろうかということだ。それはパルタイの執行部や理論誌のいうことに忠実であることにばかり汲々とする論者のあり方と深くかかわっているのではないかとの疑念を私は抱く。
スワローズに関してはもう構造的な問題点だろうね。同じことが14年前には優勝争いのライバルで、昨年までは最下位争いのライバルだったドラゴンズにもいえるとおもうが、現状はスワローズがドラゴンズを悪い方向に引き離してしまった。プロ野球の二軍は来年から3リーグ制になり、スワローズはめでたく読売とも阪神とも別のリーグに属するらしい(阪神とは現在も別のリーグだが)。一軍も同じ体制にすれば良いのではないか。
以下産経の記事より。産経といっても長年サンスポで阪神を取材してきた植村徹也特別客員記者が書いている。言わずもがなだがイデオロギーとは全く無関係の記事だ。
以下引用する。
プロ野球2軍の「1リーグ3地区制」再編を14日承認へ 背景に16球団超への拡張構想
鬼筆のスポ魂
2025/7/11 11:30
14日のプロ野球オーナー会議で承認される2軍の「1リーグ3地区制」への再編は継続可能なプランなのか。昨季から1軍を持たない「オイシックス新潟アルビレックスBC」と「くふうハヤテベンチャーズ静岡」が2軍戦に新規参加したが、球団経営は厳しい。1軍のない球団が来季以降も継続的に参加し続けることができるのか。新たな発想の転換が求められる。
スポンサー獲得に苦戦
日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団による実行委員会が7日、東京都内で行われ、来季からの2軍公式戦の1リーグ3地区制への再編をオーナー会議に諮ることを最終決定。同会議で承認される見通しだ。振り分けは東地区が楽天、オイシックス、ロッテ、ヤクルト、日本ハムの5球団、中地区が西武、巨人、DeNA、くふうハヤテ、中日の5球団、西地区がオリックス、阪神、広島、ソフトバンクの4球団となる方向だ。
今季はイースタン・リーグに8球団、ウエスタン・リーグに6球団所属しているが、移動経費削減や選手の体力面の負担軽減などを目的に、2リーグ制からの移行を検討していた。パ・リーグ理事長の楽天・井上智治取締役は「1軍も12球団(本拠地所在)11都道府県。将来のファーム拡張も見据えて、ファームの活動を全国的に広げていきたいという積極的な位置付けでの議論」と話した。1リーグ3地区制への移行の背景には、現在の14球団から将来的に16球団以上へのエクスパンション(拡張)の構想がある。
プロ野球の底辺を拡大しようとする試みは賛同するが、それには現状の枠組みが維持できるならば…という条件が付く。では昨季から2軍だけ参加したオイシックスやくふうハヤテの経営状態は? くふうハヤテの本拠地は静岡市の「ちゅ~るスタジアム清水」(収容人員1万人)。昨季の観客動員は63試合で5万4556人。目標としていた5万人は達成したが、スポンサーの獲得には苦戦。球団側は3~5年先の黒字化を目指す方針という。
バスで片道4時間
今回の3地区制によって、ウエスタン・リーグに参戦しているくふうハヤテはソフトバンクや広島との試合数が減少し、逆に静岡地区で潜在的なファンが多い、巨人や中日との試合数が増える。球団にとって追い風になるとはいえ、それだけで観客動員数が伸び、スポンサーの獲得が容易になるのか。イースタン・リーグで戦っているオイシックスも、遠征費が球団経営を圧迫して青息吐息と聞く。
くふうハヤテの選手たちは阪神やオリックスと対戦する関西遠征の際、静岡から片道4時間もバスに揺られている。来季以降も東京や名古屋へはバス移動だろう。年俸は育成選手(最低年俸240万円)並みで、ドラフト会議で12球団に指名されない限り、1軍ではプレーできない。
1リーグ3地区制プランの先には、エクスパンションを見通しているという。ならば、2軍戦だけ参加という中途半端な形態をこのタイミングで抜本的に見直したらどうか。新潟や静岡の野球ファンもそれを待ち望んでいるはずだ。
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【プロフィル】植村徹也(うえむら・てつや) サンケイスポーツ運動部記者として阪神を中心に取材。運動部長、編集局長、サンスポ代表補佐兼特別記者、産経新聞特別記者を経て特別客員記者。岡田彰布氏の15年ぶり阪神監督復帰をはじめ、阪神・野村克也監督招聘(しょうへい)、星野仙一監督招聘を連続スクープ。
URL: https://www.sankei.com/article/20250711-E73OVCX7DZKQLILODJOOGYRNXU/
これは良い記事だ。今年はデイリースポーツから日経に転じた浜田昭八氏の訃報が報じられたが、関西のベテラン記者にはこういう良い記事を書ける人がいる。
「16球団へのエクスパンション」の構想は私も聞いたことがあって、これは二軍ではなく一軍の話だ。3リーグ制ないし4リーグ制の話もあったのではないか。もちろんアメリカMLBのエクスパンションとポストシーズンのあり方を参考にした発想だ。一軍も3リーグ制にするなら各リーグの優勝チームとその他の13球団のうちの勝率1位のチームによるポストシーズンになるのだろうが、16球団という数字からして、2リーグ制で各東西地区に分けるという、かつてのMLBの方式に準じる構想もあるのかもしれない。ここらへんについては私の想像で書いている。
スワローズファンの私としての希望は、もう読売とも阪神とも別のリーグにしてほしいということだ。
なお記事中にオイシックスが現在イースタンリーグ7位とあるが、そのオイシックスの下にいるのがスワローズである。二軍もどうしようもなく弱いということだ。
もうヤクルト本社も球団を手放すべき時期に来ているのかもしれない。