kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

比例区の得票を見る限り、今回の参院選での最大の敗者は立憲民主党だった

 始終書くことだが、私が国政選挙でもっとも重視しているのは比例代表の得票率だ。世論調査が抜き取り調査であるのに対して国政選挙は全数調査であって、投票日の時点での民意をもっともよく反映するものだからだ。

 その観点から見れば、自民党よりもっとひどい、全政党の中でも最悪の負け方をしたのは立憲民主党である。イギリス在住のkazukazu氏の下記Xが指摘する通りだ。

 

 

 各政党の得票数については、自分たちの政党は負けていない!と強弁する山本新選組支持系のXが表にしてくれていたと思ったがすぐにはみつからない。

 とりあえず事実だけを書いておくと、立民は25年参院選で24年衆院選と比較して得票数が36.0%も減った。こんなに比例票を減らした政党は他にはない。23日に広原盛明氏が公開した下記記事で批判されている共産党も14.8%の減少だ。自民党も24年衆院選負けたせいもあるかもしれないが12.2%の減少、公明党は12.5%減少である。なお新撰組は2.0%増加だが相対得票率は7.0%から6.6%へと0.4ポイント減少した。

 

hiroharablog.hatenablog.com

 

 こう書くと「参院選衆院選を比較するな」と言われそうだが、2004年から2007年までの期間を切り取ると、民主党参院選で勝って衆院選で負けていた。だからその次の衆院選では負けるかと思いきや、政権交代選挙の圧勝だった。しかし2010年の参院選に負け、2012年の衆院選では大大大惨敗で安倍自民党に政権を奪回された。

 

 

 この「参院選比例で通る人が無党派層にとって魅力がない」というのは、私がブログに政治のことを書くようになって初めて迎えた国政選挙だった2007年参院選の時の民主党比例区候補も同じだった。労組系のよく知らない人と小沢一郎が引っ張ってきた右寄りの人ばかりで、うへえ、と思ったものだ。ちなみにその頃の民主党小沢一派はまさに右翼の巣窟で、現在ではタカ派の本性を隠している森裕子自由党時代の2001年に新潟選挙区で初当選)なんかどえらく勇ましい軍事タカ派だったことに驚いた印象が今も残っている。しかし小沢民主党はそんな負の要因など蹴散らして圧勝した。あの頃から2009年までは右翼も新自由主義者もこぞって民主党を応援して政権交代になだれこんだ異常な時期ではあったけれど。

 

 立民では泉健太に続いて枝野幸男も総括を急げと書いたXをポストした。

 

 

 以下に全文を示す。

 

選挙が党として「勝ち」だったのか「負け」だったのか、いろいろな声がXでも交わされています。

でも、この議論は、どの視点に立つかで見方が変わるもので、本質ではありません。

どの認識に立っても、戦略・戦術両面で、危機感を持ち、すみやかな対応が必要であることは間違いなく、その総括と実行こそ急ぐべきです。

早ければ10月に総選挙が行われる可能性があり、のんびりしている暇はありません。

入り口で立ち止まり本質議論に入れなかったり、何となく時間が経過して後手に回ることを危惧します。

 

URL: https://x.com/edanoyukio0531/status/1948162825224142958

 

 現状維持というより、当選者のうち1議席は2022年参院選東京選挙区の補選の分なので、立民は今回の定数6の東京選挙区で事実上負けたといえる(最下位当選者が共産党でただ1人の選挙区当選者である吉良佳子だった)。それを考慮すれば海戦議席を守れなかったわけだから明らかな敗北である。それを「勝ち」だったと強弁するXの立民支持者が少なからずいるらしいことには開いた口が塞がらない。

 上記枝野のポストに、前述の新選組支持者がポストした得票数の票のXがぶら下がっていた。

 

 

 維新でさえ衆院選と比較すると比例票は14.3%しか減っていない。

 比例区の得票を見る限り、今回の参院選での最悪の敗者は立民だったといえる。

 泉健太枝野幸男が総括を求めるのも当然だ。

 しかし今のところ小川淳也の幹事長更迭が確実視されているだけで、野田続投でお茶を濁してしまいそうだ。2022年参院選後にはかなり厳しい泉健太への批判が立民支持層の間でも一定程度は見られたが、現在は「駅前は朝の七時」が右側から野田を批判し、木下ちがや氏がそれをリポストするのが目立つ程度になっている。

 非常に好ましくない状態だと思う。