kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

三春充希氏の「リアルタイム議席数予測」のグラフの右端で特に目を引くのは、参院選に入った7月初めから現在まで、参政党が急伸した時期に新選組の支持が急激に縮小していること

 前の記事に続いて三春充希氏のXをリンクするが、それにしても下記Xに貼られたグラフは実に恐ろしい。特にグラフの右端が。

 

 

 下記のいくつかは、上記Xに対する反応。

 

 

 そんなことはない。一時はそうだったが、直近ではそうではない。グラフを拡大して定規を当ててみればすぐにわかることだ。

 

 

 こっちの方が正しい。「半農半物理」と名乗っておられるから、グラフを見慣れているのだろう。上の方の人は「見たいものしか見えない」人のように思われる。

 グラフの右端で特に目を引くのは、参院選に入った7月初めから現在まで、参政党が急伸した時期に新選組の支持が急激に縮小していることだ。

 参政党は最初は自民の票を食ったが、民民の公認取り消し問題が起きた時期に民民を食い、参院選に入ったら今度は新選組の票を食いまくったように見える。

 最近は、これまでSNSで熱心に新選組を応援していたインフルエンサーたちの一部が参政党に乗り換えたらしいとの噂も聞く。それに呼応した人たちがそれなりにいた可能性がある。

 そんなわけで、少し前に公開した新選組批判の記事への反応から拾う。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 生存ユニオン広島 (id:lifeunion)

都会のパフォーマンスでいくのか?
地方の庶民に徹底して優しい、穏健保守をめざすか?私はもちろん後者です。一歩間違えると毛沢東主義ですが。
大先生も、もちろん東京在住でしょうが、今の一極集中の恩恵を受けた都民には新選組はマッチしないでしょう。
山本太郎には、ぜひ次回は、広島県選挙区への国替えを検討してほしい。森本しんじさんらを打倒して、新自由主義緊縮財政二大政党に、穴を開けてほしい。

 

 『世に倦む日日』のブログ主(note主? 有料メルマガもまだ続いているようですが)は高知出身ですがたぶん東京在住でしょうね。

 新選組が東京では頭打ちというよりはむしろ減っていて、各地で伸びてきたことは三春充希氏のデータにも反映されていますし間違いないと思いますが、問題はその中身でしょう。各地の選挙区で、新選組支持層の多くが参政党候補に投票したデータがいくつかXなどで示されています。参政党は元共産党の人が党内に今もいるらしく、おそらくその人の方針で地方組織作りに力を入れているようですが、今回の参院選で参政党に投票した地方在住の新選組支持者たちが今後参政党の固定支持者になる恐れはかなりあると思います。

 山本太郎については、2021年衆院選の時に、彼自身の出身地に近い大阪への転進を薦める向きもあったのに断って東京に固執したらしいので、広島その他の地方に転じる可能性はほとんど感じません。

 

 Avalog

私も地方の庶民という属性に該当するものですが、
さとうさんがお考えになる「地方の庶民に優しい政策」とは
具体的にどのようなものなのかが知りたいのですが。

 

 記事にいただいたコメントは上記2件だった。あとはXから拾う。

 まず上記記事をリンクしていただいたおじいちゃんお化け氏のXについた反応から。

 

 

 この方はたぶんもともとは新選組を支持されていたのではないだろうか。

 下記は入寂さんがリポストした「駅前は朝の七時」のX。

 

 

 私の宿敵がポストしたXではあるが、これには同感だ。野田佳彦ではどんな社会を目指すのかがはっきりしないからだ。立民が野田代表のまま衆院選を迎えたら「駅前は朝の七時」が言う通り、立民はめちゃくちゃに負けて「アエニキ」の「七掛け」説の反例になることは絶対に間違いない。

 以下は入寂さんのリポストではないが、上記Xからのスレッド。

 

 

 過去に「提案型路線」に走って失敗した泉だったら野田と変わらず惨敗するだろう。

 

 

 ほう。「駅前は朝の七時」が枝野幸男の名前を出すはずがないことは知っているが、西村智奈美の名前も出さないんだな。さすがは筋金入りの右翼だ。でも逢坂誠二なら妥協できるってことか。それなら逢坂でどうだ。逢坂は昨年11月に玉木雄一郎を的確に批判したことがあった。弊ブログで取り上げたが、さとうしゅういちさんからも逢坂の指摘は正しいとのコメントをいただいた。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 生存ユニオン広島 (id:lifeunion)

はい。国はお金を刷れるが地方は刷れない。この違いが決定的。立憲民主党は好きになれんが逢坂誠二は根幹正しいです。

 

 私も逢坂には含むところがないでもなく、ブログ記事で批判したこともあるが、政治には妥協も必要だろうから、立民代表には野田佳彦に代えて逢坂誠二ではどうかと提案したい。逢坂なら泉健太と一緒に新立民の綱領を作った人らしいから立民もまとまるのではないだろうか。

 

 

 いや、野田ってのはその「アイデア」を出す人じゃない。だからダメなんですよ。現に衆院選から今までの間に比例票を43%も失った。ここで「七掛け理論」なんか持ち出しちゃダメですよ。あんなの、何の根拠もないんだから。あるって言いたい人は、その機構と裏付けになるデータを示さなければなりません。

 下記はおじいちゃんお化け氏へのリプライ。

 

 

 目指す社会は社会主義的なものだろうと推測されるけれども、独裁党首にはほとんど知識がなくて社会主義を語れる言葉がないから目指す社会が不明であるかのように見える、ですか。しかも「経済政策は別にして」(笑)。

 それならなおのこと、党の構成員はそんな無能な独裁党首から独裁の権限を取り上げなければならないんじゃないでしょうか。

 また下記は新選組ウォッチャーのロジャー鱒男氏のX。

 

 

 「京都経済学派の軋轢」がどの程度のものなのかは私にはよくわかりません。

 ただ事実として山本太郎が他の参院選比例区候補に特別に肩入れして、それでも木村英子候補には多くの得票があったけれども(このあたりは新選組支持層も捨てたものではないかと見直しました)、長谷川羽衣子は得票を落として、ドイツ緑の党由来の「ローテーション」の対象外になってしまいました。

 これをどう捉えるかということでしょうね。

 「ローテーション」については、あの伊勢崎賢治が自らの任期は3年であるとしてローテーションを容認することで山本太郎の恭順の意を表しています。

 つまり政党の党首にはそれほどの権力があるということでしょう。

 その権力とどう対峙するかが、新選組の支持者にも問われていると思います。