公明党の件だが、公明党の連立復帰の必要条件は、高市早苗が自民党総裁を辞任することだろう。高市内閣が長く続けば続くほど、公明党の自民党との連立復帰は遠のく。
高市が維新のみならずN党を引き入れた、というより高市自民党が「いの一番」に仲間に引き入れたのがN党だったことは、高市の「極右系トンデモ政治家宣言」であって、それこそ歴史を「笑劇として繰り返す」ものでしかない。だから私は、高市内閣をいかに短期間で終わらせるかが日本の有権者に課せられた大きな課題であると信じて疑わない。高市の異常さを認識できない人に対しては、私はその一点だけでもその人の見識を疑う。
高市が自民党総裁選に当選して最初に言ったことは「ワークライフバランス」の否定だった。それに続けて、総理大臣になって最初に言ったのが労働規制の緩和だった。このことは、高市が極めて程度の強い悪性の新自由主義者であることを意味する。
しかも高市は気候変動にも関心が全くない。
こんな対応でいいのだろうか https://t.co/upD5Gxvffp
— グリグリ (@gikaitsu6112) 2025年10月23日
これは想定内ではある。気候変動には徹底的に冷淡であれ、というのはトランプのイデオロギーでもあり、産経新聞はそれに隷従しているし、ネトウヨ(俗称「岩盤保守」、その正体は新自由主義右翼)の教義でもある。高市はその教義に忠実な政治家だということであり、およそ「現実的」な政治を行う人では全くないことを意味する。
また、高市はどうやら「国家総動員体制」を目指しているらしいことがうかがわれる。
自民党、租特改廃・金融所得課税の強化を提起 ガソリン減税の恒久財源案 - 日本経済新聞 https://t.co/wL36iPL6cO
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年10月23日
この点に対しては反対はしないですよ。まず1億円の壁は撤廃されるべき。労働規制緩和論は断固反対する。金融所得課税は反対はしないです。本気でやる気があるのなら、その課税が所得再分配で使用されるならと言う追記がつきます。租特の改廃なんてまだその道の第一歩に過ぎないです。 https://t.co/lacykGgVvF
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年10月23日
これは本当にその通りで、「課税が所得再分配にしようされるなら」という条件をつければ良い政策である。本来的な意味での新自由主義者たちは大反対だろうが。
しかし高市の場合は前記の「条件」を満たさないことは疑いない。というのは、高市は軍拡のために大規模な直接税の増税を打ち出したからだ。「ドラスティックな軍事費の増額」は既に岸田文雄が打ち出して批判されたために引っ込めた政策であり、元をたどれば安倍晋三のトランプとの口約束に遡る。だが安倍はそれを実行する前に政権を投げ出し、岸田にやらせようとしたのである。それを高市がやろうという。そういう意味では自民党の政策は極右系だろうが保守系だろうが一貫しているとは言える。石破茂にしたって大の「軍事タカ派」の政治家だ。過大評価は禁物である。
金融所得に関して言えばまだ序の口です。そもそも1億円以上の金融所得がある人がまず対象です。NISAなどの少額投資はまず対象外です。こうした扇動ばかりやっているとかえって自分の首を絞める人たちが財務省解体論を唱えているから、嘘つきに何度も騙されるのです。無闇な減税は積極財政ではない。 pic.twitter.com/0fyAmALDia
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年10月23日
減税が積極財政であろうはずがないことは当たり前なのだけれど、その当たり前が通用しないのが今の自称」積極財政」論者、その正体は減税真理教徒たちの信仰だ。
しかし高市は結局彼ら「減税真理教」信者たちの望む政策をやるつもりは毛頭ないようだ。どうやら高市のいう「責任ある積極財政」の正体が見えてきた。新政権が意図する積極財政の財源は主に直接税や金融課税等であり、それ自体は格差縮小に寄与するが、増えた税収の使い道は主に軍事費増強である。要するに戦前の日本の「総動員体制」を目指しているのではないかというのが私の推測だ。
だから労働の規制緩和を一丁目一番地にする。それが高市政権だ。
これはかつての小泉フィーバーと同じことで、政治の複雑な情勢に不慣れな若い層は、分かりやすく「物語化」された言葉に惹かれるということ。もっというと、戦時中の少国民教育と同じ。少国民教育と小泉フィーバーがその後何をもたらしたかは、周知の通り。 https://t.co/8daYgYMcWW
— mipoko (@mipoko611) 2025年10月23日
上記Xの指摘は本当にその通りだ。
戦争を起こさず格差が縮まる方が1番平和的なのです。これは安全保障論とは別問題の話です。自社さ政権のようなイデオロギーが違う人でも連立が組めたのは「軍隊経験」と言う一種の特殊な環境があったからです。次の時代はこうした「軍隊経験」がない福祉国家論が最も崇高な進歩です。明日も頑張ります pic.twitter.com/oLaY3WuTVG
— レバ子@Labor Struggle (@laborkounion) 2025年10月23日
「戦争を起こさずに格差を縮める」というのは、トマ・ピケティの思想の核心部でもあるよね。
でも高市は間違ってもその方向は目指さない。