kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「イキり」同士の高市早苗と維新の悪魔合体が「30年前に否定された旧姓使用法制化」「衆院45議席の時限強制削減」などのトンデモ政策を招いた。高市の「高転び」はあるか

 高市早苗は昔から私にとってもっとも嫌いな類型に属する人間だ。だから2003年に衆院選奈良1区で高市が比例復活もできずに落選した時に祝杯をあげたとはこれまでに何度も書いた。しかしあろうことかそんな人間が総理大臣になり、高い支持率を誇っている。

 私と同様の高市嫌いは世に少なからずいたに違いない。たとえば公明党の人たちがそうだし、石破茂を含む少なからぬ自民党の人たちも同じだろう。だから2003年衆院選では公明党高市を推薦せず、同党の票が乗らなかったから高市は比例復活もできなかった。それを多くの自民党候補に対して再現できるかどうかが次の衆院選における野党の課題になっている。また昨年、2024年の自民党総裁選で党員票1位だった高市を決選投票で石破が逆転した時には胸をなで下ろしたが、それも1年後にはぬか喜びに終わった。

 「イキる」というのは私の認識では半世紀くらい前の関西の若者言葉で、私の親の世代はそんな言葉は使わなかった。生粋の浪速っ子だった母親に「イキるって何やねん」と言われた記憶がある。間違っても良い意味で使われる言葉ではない。

 ネット検索をかけたら、やはり思っていた通りだったようだ。

 

nlab.itmedia.co.jp

 

URL: https://nlab.itmedia.co.jp/cont/articles/3269055/

 

 「イキる」は平板に発音するので「生きる」と区別される。「イキって」と言う時には「イ」を高く発音する。活用も「生きる」とは異なる。「生きる」はカ行上一段活用だが、「イキる」はラ行五段活用だ。

 

 

 その通り。

 そんな「イキり」が最近の政治の話題でしばしば出てくるようになった。私が「イキる」という言葉を知ったのは関西在住期後半の神戸市在住時代だが*1、奈良でも使われていたかどうかは知らない。もっとも高市神戸大学卒だから、「イキる」という言い方には確実になじみがあったはずだ。

 そして高市こそ「イキり」の見本のような人間だ。

 たとえば高市の私案だという旧姓使用法案にしてもそうだ。

 

 

 そういう過去の知見を無視して、さも自身のオリジナルな発想に基づく素晴らしい法案であるかのように装って出そうとするあたりが「イキりの政治」そのものだ。

 「イキり」は何も高市の専売特許ではない。維新の政治家たちも同じだ。たとえば吉村洋文のイキりっぷりは高市に一歩もひけをとらない。

 そんな高市と維新とが「悪魔合体」したものだから、1年以内に議論がまとまらなかったら自動的に小選挙区が25議席、比例ブロックが20議席削減されるとかいうとんでもない「イキり法案」がまとめられようとしている。この「自動的に45議席削減される」というのは、下記日経の有料記事の無料部分からも明らかなように、維新の発案である。

 

www.nikkei.com

 

議員定数の「自動」削減、公選法改正が必須 高市首相は維立公に目配り

2025年12月3日 2:00

 

自民党日本維新の会は週内にも衆院議員の定数削減に向けた関連法案をまとめる。高市早苗首相は結論が1年間出ないと自動的に45議席減らす維新の主張を受け入れた。代わりに小選挙区を削減対象に加え、立憲民主党公明党に目配りした。定数削減には公職選挙法の改正が不可欠で法案は実効性に乏しいとの見方もある。

自民党と維新は2日の実務者協議で、定数削減の関連法案の内容を詰めた。衆院議長のもとに置く与野党協議会...

 

日本経済新聞より)

 

URL: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0226J0S5A201C2000000/

 

 立民の安住淳が言い出した「比例ブロックだけを狙い撃ちにするなら小選挙区と比例のバランスを考慮した対案を出す」とかいう寝言は、高市にとっては「飛んで火に入る夏の虫」だった。安住は高市の術中にまんまと嵌った。

 弊ブログにも安住と同様に高市の罠に嵌った人間から変なコメントをいただいた。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 shinoshi2013

小選挙区も削減する様になったみたいですね。
ただし、私が言うには、
小選挙区30
・比例15
ぐらいの削減にした方が、より中小政党に配慮した内容になります。

 

 そういう問題ではない。議席数の削減自体が間違っているというのが弊ブログの主張だ。このコメンテーターはいったい何を考えているのか。

 もっとも高市と維新の「イキり政治」がいつまでも続くとは思えない。

 

 

 辻元清美高市人気を助長した一人だが、今になってこんなことを言い出した。もっと早く言えよ、と思う。

 そりゃ姓が「高市」だから高転びするしかないが、私は高市は人気が高い状態のままコケると予想している。1994年の細川護煕がそうだったように。

 

 

 そうならないために古くは公明党高市衆院選当選を阻止したし、昨年は石破らが高市自民党総裁戦当選を阻止したが、その度に高市は再起してきた。10月の政局でも立民が本気を出すなら首班指名玉木雄一郎から斉藤鉄夫に切り替える手だってあったのに野ダメ執行部はやろうとしなかった。あるい2022年秋のイギリスがトラスを49日で下ろした前例もあるのに日本国民にはそれができなかった。高市を選んでしまった以上「巻き添えを食わされる」ことは避けられない。

 高市は軍事費増額の前倒しを既に発表しているが、財源は最初に大規模な軍事費増額を言い出した岸田文雄に倣って所得税だとしている。あまりにも当然予想された流れだが、増税が言い出された時点でやっと右翼が反応したことも2022年の岸田の時と同じだ。人間、なかなか進歩しないものである。

 

 

 いや、新自由主義者という括りで言えば高市と同じネオリベの範疇に属する古賀茂明にだってこの程度の予想はできたということだよ。私は古賀も大嫌いだが、もちろん高市ほど超大嫌いではない。以下にスクショを転機する。

 

 

 昨年のAERAの記事全体は下記のリンクから読める。

 

dot.asahi.com

 

 

 

 そうそう。こうなるのがわかっていたからこれまでも随所で高市を止める動きが起き、一時はそれに成功していたのだった。しかし今回ついに堤防が決壊してしまった。

 覆水盆に返らず、ですかね。It's no use crying over spilt milk.

 でもその crying over ってのは高市の得意技でもあるけどね。「ぴえん芸」とかいうやつだ。

*1:神戸に移る前の大阪府在住時代や阪神間在住時代、たとえば小学生の頃には言ったことも聞いたこともなかった。