まず取り上げるのは立民幹事長の安住淳のコメント。下記は 9日の立民北海道総支部連合会のX。
#安住淳 幹事長は、議員定数削減をめぐって「自民党総裁としての答えがなく、国対に任せるからそちらに聞いてほしいという驚くべき発言で、エネルギーを感じなかった」と述べ、国会で幅広く合意形成すべきものを、維新との連立政権維持の道具として扱う姿勢を批判した。https://t.co/9NGQGOSTjR
— 立憲民主党北海道総支部連合会🕊 (@rkm_hokkaido) 2025年12月9日
しかし弊ブログが下記記事で問題視した通り、先月末に安住自身が「議員定数削減ありきで小選挙区と比例の削減比を適正にした対案を出す」と言っていた。
おそらく、立民代表の野田佳彦(野ダメ)が「定数削減を前提として削減比を変える対案を出すと言え」と指示したものだろう。安住はそれに従ったものの、本心では定数削減には熱心ではないのではないかと推測される。
そして首相・高市早苗からは下記のトンデモ答弁が飛び出した。
上記は無料記事。以下に引用する。
高市首相、議員定数「1割」削減の理由は「民主党が提出したから」
国吉美香 2025年12月10日 10時45分
高市早苗首相は10日午前の衆院予算委員会で、自民党と日本維新の会で衆院議員定数(465)の削減数を「1割」で合意した理由について、「以前に民主党から提出された(法案)がおおむね1割削減だった。それが納得感が得られるレベルではないかといった話し合いがあった」と述べた。立憲民主党の奥野総一郎氏への答弁。
立憲の源流となる民主党は政権与党時代の2012年、「一票の格差」是正に向けて小選挙区定数を「0増5減」し、議員定数を減らすため比例区定数を「40削減」する法案を衆院に提出していた。首相の答弁に対し、奥野氏は「10年以上前の多党化が進む前の話だ。人口動態も変わって議席が都市部に集中している。必ずしも納得感があるとは言えない」と反論した。
与党が提出した定数削減法案については、首相は「総理大臣としてはお答えを控える」などと繰り返した。国会審議についても「いつ採決をされるかは国会に委ねられる。総理大臣として答弁はできない」と言及を避けた。
(朝日新聞デジタルより)
URL: https://www.asahi.com/articles/ASTDB0DV9TDBUTFK006M.html
どうやら高市も安住と同様に本心では定数削減に関心などないらしい。それにしても驚くべき無責任な答弁ではあるが。もちろんブコメで批判されている。
高市首相、議員定数「1割」削減の理由は「民主党が提出したから」:朝日新聞
なぜ自分達があれほど悪夢と否定しまくった政党の提案を今更立法根拠にするんです?そんな程度の根拠ならそこまで急ぐような案件でもないですよね。そもそも10年以上も放置してたんですし
2025/12/10 15:24
高市首相、議員定数「1割」削減の理由は「民主党が提出したから」:朝日新聞
民主党は既に存在せず、今の自民党に旧民主党の方針を受け継がねばならない理由など無い。議員定数という民意の反映に影響を及ぼす大事ですら、高市早苗は根拠を示せない。無駄に働くくらいなら余計なことをするな。
2025/12/10 14:34
そうだな。無駄に働くならまだしも、日本の政治、ひいてはこの国にダメージを与えるような「仕事」(もちろんその実体は悪事)のために未明の3時から官僚を道連れにして「働く」くらいならその時間を睡眠に当てたほうが「お肌」とやらはもちろん、健康にも生命にも良い。
しかし私が問いたいことは下記ブコメに凝縮されている。
高市首相、議員定数「1割」削減の理由は「民主党が提出したから」:朝日新聞
立憲民主党は定数削減自体に反対しないとダメだと思うのだが。過去の発言が足を引っ張っている
2025/12/10 11:13
本当にその通りだ。
しかしもっと言えば、「足を引っ張っている」のは「過去の発言」だけではない。
現立民代表・野田の「定数削減は私の政治家としての悲願だ」とかいうトンデモコメントこそ立民の足を引っ張っている最たるものではないだろうか。
そもそも立民の各政治家は定数削減に対していかなるスタンスなのか。
枝野幸男や岡田克也が定数削減自体に否定的であることは知っている。
それでは昨年の代表選で枝野ともども野田に負けた泉健太はどうかと思ってネット検索をかけたら下記Xがヒットした。
維新が比例の定数削減を掲げた。これは「国民と議会」の観点で考えねば。
— 泉健太🌎京都3区・立憲民主党 (@izmkenta) 2025年10月18日
起こる変化は
①霞が関がより強くなる
②議会の力はさらに低下する
③国民の声はより届かなくなる
④少数政党の議席減
国際比較では、日本の国会議員は少ない方。そのうえで立法府の力をどうするのかを冷静に考えよう。 pic.twitter.com/ItOzaDtIJt
どうやら泉も定数削減に否定的らしい。しかし定数削減の否定にまでは踏み込んでいない。ほぼ間違いなく野田が定数削減論者であるために遠慮しているだろう。
同じく代表選で野田に負けた吉田晴美は泉より腰が引けている。
#永福町駅 より雨の朝、皆様お気をつけていってらっしゃいませ!
— 吉田はるみ 🕊 衆議院議員 東京8区 杉並区 (@YoshidaHarumi) 2025年10月20日
議員定数削減はこの58日間の国会の優先項目ではない。米の高騰対策や #食料品の消費税ゼロ など暮らしを支える #物価高対策が先。… pic.twitter.com/bw13gR2dPt
吉田は議員定数は「(今臨時)国会の優先項目ではない」としか言っていない。その代わりに、春に江田憲司らとともに野田にのませた「食料品の消費税ゼロ」などと言っている。こと定数削減の件に関しては4人の代表選候補者の中で野田に次いでダメなのがこの吉田だ。
それにしても、党首(政党代表)の権力は大きいものだと改めて思わされる。
やはり現在の立民の最大のガンは野田佳彦(野ダメ)だ。本当なら、立民代表は「13年前の民主党は確かに議員定数削減を言っていたが、現在の立民は議員定数削減自体に反対だ」と明言しなければならないところだ。それを言わないから、今回高市が(恥ずかしげもなく)答弁したように、「あんたらが昔言うてたことやろ」でおしまいだ。あんなことを言われてもなお、野田は口が裂けても「議員定数自体に反対だ」とは言えないのだろう。
高市、維新、野田の三者の中でも、一番議員定数削減への思い入れが強いのは野田ではないかと私は思っている。
やはり立民は代表を代えるしかない。