kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

維新・大阪府総支部、政党交付金を充当 藤田氏秘書が代表の会社に(毎日)

 作用あれば反作用ありというべきか、アメリカではトランプの支持率が下がってニューヨーク市に左派のゾーラン・マムダニ新市長が選ばれた。今年の野球のワールドシリーズでも、リーグ優勝シリーズに残った4球団のうち明白なトランプびいきの州のチームは1つもなかった(ミルウォーキー・ブルワーズウィスコンシン州のみ「スイング・ステート」で他は民主党支持の多いアメリカ西海岸2つと反米感情がかなり強いカナダの球団)。

 アメリカとは対照的に、日本シリーズ自民党の強い福岡と与党に加わった維新が強い兵庫の球団で争われた。政治では、4年間の岸田文雄石破茂の「伝統保守」系内閣(実際にはその前の安倍菅時代の政策を継承してかなりの右翼新自由主義的な政治を行なっていた)にさえ不満を蓄積させていた新自由主義右翼、俗称「岩盤保守」たちがここぞを猛攻をかけていて、ネットでも反高市早苗言論に対して圧力をかけまくっていたようだが、「撃ち方止め」との指示でも出たのか、急に攻勢が止んだとのXをどこかで見かけたと思ったら、一時急増していた弊ブログのアクセス数も元に戻った。本当に「ひっくり返す」のはこれからである。

 現在は、どうやら今までなら「連立」の範疇に入らなかったらしい閣外協力の維新、この政党も一時的に政党支持率が上がっている状態だが、「身を切る改革」とかいう弊ブログが大反対している党のスローガンに反して、自分たちの身は何も切りもしないで大阪府大阪市の公共ばかり削ってきたことが問題になり始めた。

 

 

mainichi.jp

 

 この毎日新聞記事は全文が無料で公開されている。以下に引用する。

 

維新・大阪府支部政党交付金を充当 藤田氏秘書が代表の会社に

毎日新聞 2025/11/5 15:13(最終更新 11/5 23:16)1134文字

 

 日本維新の会の藤田文武共同代表側が、藤田氏の公設秘書が代表を務める会社に「ビラ印刷費」などとして税金を原資とする多額の資金を支出していた問題で、維新の大阪府支部も同社に「ビラ作成費」を支出し、政党交付金を充当していたことが明らかになった。同支部の代表は維新の吉村洋文代表(大阪府知事)が務めている。

 

 5日、毎日新聞の取材で判明した。府総支部の2024年分の「政党交付金使途等報告書」によると、「ビラ作成費」として同社に約100万円を支出した記録が残っていた。

 

 藤田氏の問題では、秘書がこの会社から報酬を受け取っていたとして、税金の「還流」ではないかと報じられた。藤田氏は「秘書の会社に発注した構図そのものが誤解や疑念を招くとの指摘は真摯(しんし)に受け止める」としつつ、「法的には適正だ」と主張している。

 

 一方、府総支部の支出は藤田氏のケースとは異なるが、維新は「身を切る改革」が党是だ。党と関係の深い会社への公金支出には、説明が求められる。

 

 維新創設者の橋下徹大阪市長も5日、自身のX(ツイッター)に「やっぱり。こうなると維新議員も発注してるのでは?と疑ってしまう。いったいいくらの粗利が藤田さんの身内会社に発生したのか」と投稿し、疑問を呈した。

 

 吉村氏は5日、府総支部の支出について「把握していないが、記録があるなら発注していると思う」と言及。「元々ルールがなく、線引きが難しい分野だ」とした上で、「府総支部と藤田氏の秘書の会社に上下主従の関係はないが、公金の支出であり、適正な取引だったとしても、外形的に疑義が生じないようにするのが重要だ。維新として厳格な線引きを検討していく」と述べた。

 

 維新には3親等内の親族への公金支出を禁じる内規がある。吉村氏は藤田氏の問題を受け、新たに政治家本人や秘書が代表を務める会社も禁止する形に改める方針を示していた。【宮本翔平、長沼辰哉】

 

「価格の精査を」

日本大の岩井奉信名誉教授

 

 税金が原資の政治資金はできるだけコストを抑えるのが前提だ。政党にとって、国会議員の公設秘書は親族以上に内輪であり、なぜ秘書が代表を務める会社に業務を発注したのか、価格が安いなどの合理的な説明がなければ「還流」の疑いが出てくる。維新は「政治とカネ」に厳しくやってきたはずだ。党は価格を精査し、いくら利益があったのかなどを明らかにすべきだ。

 

「業務の実態が不透明」

神戸学院大の上脇博之教授

 

 維新内で他にも同じ会社に発注している可能性はあるだろう。政党交付金などは財源が税金だからこそ、その使途や目的が厳しくチェックされる。現状は価格が適正なのかや業務の実態が不透明だ。疑いが生じれば、客観的な資料を示しながら説明責任を果たすべきだ。

 

URL: https://mainichi.jp/articles/20251105/k00/00m/010/178000c

 

 下記は記事についたブコメはてなブックマークのコメント)。

 

維新・大阪府総支部、政党交付金を充当 藤田氏秘書が代表の会社に | 毎日新聞

橋下・松井時代からずっと言い続けてきたけど、維新の「身を切る改革」は「ただし自分達と仲良し企業は除く」だからね。古い利権を口汚く罵り、自分らが潤う新しい利権に挿げ替えるのが結党以来一貫した理念。

2025/11/05 16:15

b.hatena.ne.jp

 

維新・大阪府総支部、政党交付金を充当 藤田氏秘書が代表の会社に | 毎日新聞

吉村代表は藤田文武共同代表を擁護や論評できる立場ではなく秘書の会社に公金を注入していた利害関係者だった。これだけで終わるとは到底思えないな。

2025/11/05 16:33

b.hatena.ne.jp

 

維新・大阪府総支部、政党交付金を充当 藤田氏秘書が代表の会社に | 毎日新聞

赤旗にやられて毎日にも火がついたって感じかな。スクープに文春か赤旗が発端なの多いのは新聞は危機感覚えないと

2025/11/05 17:28

b.hatena.ne.jp

 

維新・大阪府総支部、政党交付金を充当 藤田氏秘書が代表の会社に | 毎日新聞

で、毎日新聞の記者の名刺は公開しないの?赤旗なら叩いても維新支持者も支持する、という維新仕草はわかりやすいね。与党になったら、支持者以外に嫌われるデメリットが分かってなかったけど。

2025/11/05 20:05

b.hatena.ne.jp

 

維新・大阪府総支部、政党交付金を充当 藤田氏秘書が代表の会社に | 毎日新聞

維新の大阪支部も、藤田代表の公設秘書が代表の会社に政党交付金から発注していたと。維新本体にも見事に飛び火|もう維新の会に政治とカネの対策を提案する資格は無い。裏金自民と同じく、泥棒に防犯計画を任せるな

2025/11/05 17:13

b.hatena.ne.jp

 

維新・大阪府総支部、政党交付金を充当 藤田氏秘書が代表の会社に | 毎日新聞

党ぐるみの組織的な公金横領を指揮していたのが共同代表。反社会的勢力=党を解散請求するレベルでは。でも府警を牛耳るのも維新か。/ 反マスコミ政治家=後ろめたい事がある汚職議員の自白

2025/11/05 15:52

b.hatena.ne.jp

 

 ところで毎日新聞の記事中に、維新の創業者・橋下徹が藤田文武の維新を批判したコメントが目につく。この件については次の記事に回す。

『混沌の時代の自由討論会(仮称)』の新着記事『さぁ、ひっくり返そう』(レバ子さん, 11/3)

 『混沌の時代の自由討論会(仮称)』に2件の記事が投稿されました。

 まず一昨日(11/3)公開のレバ子さん執筆の下記記事。

 

free-discussion-in-time-of-chaos.hatenadiary.com

 

私の郷土では動け!はよしね!のろいんじゃ!とリベラル派には思います。おそらく右派、右翼の同様でしょうね。理解はします。野党第一党なら意見の集約に時間がかかる事を。でも意外と執行部は脊髄反射のようなお追従ばかりで野党第一党なら、もっと世の中変えてやる!と言う意見を出してもいいと思いますが、色々と邪魔をするのでしょう。

 

URL: https://free-discussion-in-time-of-chaos.hatenadiary.com/entry/2025/11/03/184310

 

 「はよしね」は「早く死ね」ではなく「早くしないか(早くしなさい)」という意味でしょうね。私が3年半ほど住んだことのある岡山の言葉にも「はよーしねー」という言い方がありました。それと同じだろうと推測します。嶺南(福井県北部)も岡山や兵庫県北部や京都府北部と同じ中国地方の方言の勢力範囲内なんでしょうね。

 野党第一党の党首はどういうわけか議員定数削減にご執心で、その点で高市自民や維新に激しくすり寄っています。

 

 

 野田はこの間も「維新カムバック(維新は野党陣営に戻ってこい)」などと言っていまたし。昨年の立民代表選では枝野幸男が「維新と対抗するなら私だ」と言っていましたが、立民の議員や党員たちが野田佳彦を選んだのだから親維新の人たちの方が反維新の人たちよりも多いということなんでしょうかね。私は野田なんて早いとこ代えてしまった方が良いと思いますが。

 上記レバ子さんの記事の冒頭に

このタイトルと同じブログ記事を発信しました。

と書かれています。記事中にリンクは張られていませんが下記記事です。

 

laborkounion.hatenablog.jp

 

 記事の前半は下記の文章で結ばれます。

 

ネムーン期間の支持率なんて100%あっても、ないと同じです。それに泡を吹いて、自民党は正直どうなってもいいですが、野党というか一応リベラル、左派で括られる人達がどんどん右に引き摺られてどうしてしまうのですか?これこそ大政翼賛会のような、独伊と違い、なし崩しに全体主義に突入した日本の戦前政治を総括できていない証左では?とは思います。大政翼賛会政治は労働組合も似たようなもので、当時の日本左翼陣営はファシストに弾圧されて(された人もいますが大半は)亡命したというより自壊して自ら翼賛体制に糾合されに行ったという歴史があります。この歴史に向き合わないと、日本ほどプーチンKGB政権のような権威主義的なイデオロギーに親和性を示しやすい国はないです。

 

URL: https://laborkounion.hatenablog.jp/entry/2025/11/03/140631

 

 これは本当に頭の痛い話です。

 橋本健二早大大学院教授の分析によれば、2022年の日本の三代都市圏では「リベラル」が4分の1強、「伝統保守」と「平和主義」がそれぞれ5分の1ずつで、これらの3勢力を合わせると3分の2になるはすですが、高市早苗自民党総裁選に当選して以来、三代都市圏では13.2%しかいないはずの「新自由主義右翼」の主張に「伝統保守」はおろか「リベラル」までもが引きずられるというとんでもない状況になっています。そんな時に野党第一党の代表が「新自由主義右翼」に迎合するのだから目も当てられません。

 橋本教授は下記のように書きました。

 

つまり日本の政治はこの十数年の間、「リベラル」「伝統保守」という多数派の民意を反映してこなかった。この構造は、転換させる必要がある。そのために必要なのは、分裂しがちな野党が「リベラル」を主要な支持基盤として結束すること、そして自民党が本来は主要な支持基盤であるはずの「伝統保守」の立場にシフトすることである。

 

URL: https://gendai.media/articles/-/152595?page=3

 

 私が少し前に「(玉木・榛葉分派を除く)民民から公明を含めた共産までの野党共闘」を言い出したのも、多分に上記橋本教授の分析と今後のあり方についての意見に影響を受けたところがあります。

 ですが自民党の安倍派や麻生太郎らはそれを許さず、参院選自民惨敗を機に構成をかけた結果が高市政権の発足でした。

 レバ子さんの上記記事の後半は社民党最後の衆院議員の離党届をめぐる話です。以下に記事の結びの部分を引用します。

 

個人的には社会民主党は執行部を一新して緑の党と統一名簿という方式でちゃんと緑の政治勢力を確立してほしいとは思います。皆がどういう思いで社会民主党を残そうとしたのか、現在の一部社会民主党「保守派」は考えてほしいと思います。緑の党と労働者政党の連合は別に珍しくなく前述した正義党も昨年は緑色正義党という政党連合を組んで選挙戦を闘いました。議席には届かないものでしたが、このまま社民党は消え、緑の党が万年国政に議席を持たない野党のままならお互いのためにならないです。

 

 社会民主党の古いイメージをひっくり返そう!それが新自由主義によって創られた権威主義、格差固定を打ち破る力の源泉になるはずです。

 

URL: https://laborkounion.hatenablog.jp/entry/2025/11/03/140631

 

 タイトルに書かれた「さぁ、ひっくり返そう」というのは社会民主党の古いイメージをひっくり返そう、という意味なのでした。

 上記記事にはsumita-mさんと宮武嶺さんのスターがついています(宮武さんからは5個)。その宮武さんからも討論会ブログに記事の公開がありましたが、今日はいつもより少し早いですが時間切れになりましたので、明日の記事に回します。

ドイツ、フランス、イタリアで女性のリーダーを通して極右が一般の政党の一つとして根づいた文脈はすでに散々議論されているわけであって、高市は「日本の女性初の首相」とは全く異なる文脈で議論すべき文脈にあるのは明らかだろうと。参政党やN党と共同会派に招いた首相だぞ (kazukazu氏のXより)

 またアクセス数が急増したが、今回はリンク元がはっきりしていていて「はてなブックマーク」だ。弊ブログ開設以来、ブクマがバズる時は決まってネガコメの嵐なので*1、今回も同じだと思うが、私は自分が書いた記事がバズった時のブコメは見に行かないようにしている。文句のある方はコメント欄に意見を書いてほしい。但し「はてなID」のログインが必須で、かつコメントは承認制である。でも、少なくともその人が言いたいことは私に伝わる。

 一昨日ではなく先週だが、サンデーモーニングで元毎日新聞の元村有希子と元朝日新聞の高橋純子が高市早苗を批判していた。

 元村氏は「高市総理は科学がわかっていない」と言った。その言葉を記録したXアカウントがあったので紹介する。

 

 

 当該の部分を議事録から参照してみた。

 

www.kantei.go.jp

 

 以下引用する。

 

 坂口志文(しもん)さん、北川進さんのノーベル賞受賞をお祝い申し上げます。強い経済の基盤となるのは、優れた科学技術力であり、イノベーションを興すことのできる人材です。公教育の強化や大学改革を進めるとともに、科学技術・人材育成に資する戦略的支援を行い、「新技術立国」を目指します。

 

URL: https://www.kantei.go.jp/jp/104/statement/2025/1024shoshinhyomei.html

 

 要は、高市政権は積極財政だの何だのと言われているけれども、これまでの自民党新自由主義政治を継承して「選択と集中」を続けますよと言っているわけだ。これは何も高市自民党の政策を転換するとかいう話ではないけれども、(本人は文系学部の卒業だそうだが)科学ジャーナリストとして仕事をしてきた元村氏がきっちり指摘していることは評価すべきだろう。

 上記Xにはネトウヨによるくだらない批判のコメントが多数ついているが、ビュー数が多いのは下記のようなXだ。3件紹介する。

 

 

 

 

 そういうことだ。とにかく自民党を政権から下ろして「大きな政府」の政権を樹立しないことにはお話にならない。その点で新自由主義系の野党や今回与党入りした維新は失格である。

 朝日の高橋純子氏は、高市自民が参院NHK党と統一会派を組んだことを指摘し、これを批判した。

 これは東京新聞も記事を出して批判している。

 

 

www.tokyo-np.co.jp

 

 有料記事だが無料部分を以下に紹介する。

 

自民党が「NHK党」と親密関係…参院会派に議員を取り込んだ 「2馬力選挙」党首の問題にも目をつぶり

2025年11月3日 06時00分

 

 参院自民党会派に政治団体NHKから国民を守る党」の議員が加わったことに、自民党の一部からも疑問の声が上がっている。N党の立花孝志党首は、昨年の兵庫県知事選で斎藤元彦知事を応援する「2馬力選挙」で物議を醸し、県議への名誉毀損(きそん)などの疑いで書類送検されている。少数与党のため多数派形成になりふり構わぬ姿勢に映る自民だが、これでいいのだろうか。(山田雄之)

 

◆N党議員と「自民党無所属の会」を結成

 

 「深い懸念を表明する」「断じて受け入れがたいものです」。自民党兵庫県議団の谷口俊介幹事長から松山政司参院議員会長宛てに10月23日に送付された申し入れ書には、強い抗議の意志が込められていた。

 

 県議団が問題視するのは、自民党が同月15日、N党の斉藤健一参院議員との参院会派「自民党無所属の会」を結成したことだ。

 

 斉藤氏は2022年の参院選比例区に当時のNHK党から立候補して落選後、同党のガーシー(本名・東谷義和)氏の除名に伴い、繰り上げ当選。N党ただ一人の国会議員で副党首でもある斉藤氏は、どの会派にも属していなかった。昨年10月の臨時国会での首相指名選挙では自民の高市早苗首相に投票し、今年3月には2025年度予算に賛成していた。

 

自民党内から反発「国民に深い不信を生じさせる」

 

 だがN党といえば、斎藤兵庫県知事の疑惑告発文書問題に絡んだ昨年の知事選で、立花氏が自身の当選ではなく斎藤氏の支援目的で活動する「2馬力選挙」を展開。問題を調べる県議会調査特別委員会(百条委)の委員長を務めた自民県議を交流サイト(SNS)で中傷したとして、名誉毀損容疑などで書類送検もされている。問題を追及した元県議=1月に死亡=の妻からも、同容疑で刑事告訴されている。

 

 県議団の申し入れ書では、こうした状況を紹介し、斉藤氏が同一会派になることは「党の理念と規律を著しく損ない、国民に深い不信を生じさせる」と指摘。少数与党の現状を踏まえ、多数派形成の一環で取り込みを図った事情には理解を示しつつも、「いかなる政治的必要があろうとも、安易な判断を行うべきではない」と再考を求めている。

 

立花孝志氏は「高市さんを支える目的で選挙に出る」覚悟

 

 立花氏は街頭演説や会見の場で、安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに自民党が向き合い方を指摘されてきた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について、その後に支援を受けたことも明らかにしている。

 さらに自身のYouTubeチャンネ...

 

URL: https://www.tokyo-np.co.jp/article/446669

 

 下記は江川紹子氏のX。

 

 

 上記Xはイギリス在住のkazukazu氏のリポストで知った。氏は現在の日本に呆れ返っておられるようだ。

 

 

 

 

 

 

 政権交代に対する「根拠なき熱狂」があった2009年以来ってことか。

 

 

 

 残念ながら日本には「リベラル・左派」の側から「なぜ日本初の女性首相の誕生を喜ばないのか」などと強い「同調圧力」をかける人間や、易々とそれに言いくるめられてしまう人間が多いからね。

 宮武嶺さんの下記記事から引用する。

 

raymiyatake09.hatenablog.com

 

編集後記

 

木下ちがやという政治学者?がいてⅩでは「こたつぬこ」のハンドルネームで盛んに投稿しているそうです。

 

古寺多見さんにしょっちゅうけなされている(笑)この人が、私が言い訳がましいと書いた後掲の上野千鶴子氏への朝日新聞のインタビューに、さらに追い打ちをかけて

 『「初の女性○○が事件になる時代は、とっくに終わ」ったのだろうか。「ガラスの壁」を打ち破ることを歓迎する女性たちは「時代遅れ」なのだろうか。「女なら誰でもいいという時代では、もうありません」という上野氏の「選別の時代」宣言には、「リベラルな学者に選別されてしまう」女性たちの分断を生みかねないという懸念を抱いてしまう。』

などとコメントして、弱者や少数派の女性に寄り添うかのような体を装って、実はリベラル・フェミニスト批判をしています。

 

こういうやつが世の中を良くする動きに対して足を引っ張るんだなあと呆れました。

 

URL: https://raymiyatake09.hatenablog.com/entry/2025/11/03/103128

 

 そうなんだよなあ。あの御仁、本当にどうしようもありません。

 なお私は上野千鶴子氏を基本的に買わないので、上野氏については何も書きません。

 

 

 

*1:最初にこれを経験したのは2008年に橋下徹を批判した記事だった。当時人気絶頂だった橋下に対する批判はネガコメの猛攻を受けた。橋下の時も今回も、弊ブログは新自由主義者や極右人士の人気が激増した時にはいつもそれを批判する記事を書くのでどうしてもそうなる。

日本で「かわいい」「外交でがんばってる」「陽キャ外交」として持ち上げられる高市早苗が、東南アジアでは「女性政治家」よりも“属国的ふるまいの象徴”として揶揄されている (樺島万里子氏のX)

 アクセス数が一時的に急増していた現象は減衰しつつあるが、その間特定の記事にアクセスが集中していたわけでもない上、いわゆる「サナ活」とやらが急に盛んになったタイミングでのアクセス急増だったので、弊ブログに対して「高市早苗擁護」の観点からネガティブな意味を込めて、かつ「はてな」のアクセス解析には引っかからないリンク元からのアクセスが一時的に増えたと思われる。

 Xの立民支持層の中でもっとも果敢に高市を批判している片岡正美氏は一時的にXに鍵をかけただけだったようだ。一昨日の早い時間には再び鍵を開けておられた。

 

 

 片岡氏自身のポスト及び片岡氏のリポストから以下に拾う。

 

 

 辻元清美に対する私の評価はもともとあまり高くなく、近年では2022年に参院に転出することを決めた時にも批判したことがあるが、今回の辻元の高市早苗論も私にとっては辻元参院議員の評価をまた一段と下げる理由になった。

 

 

 リンクされているXは下記で、中国語で書かれている。

 

 

 そこに貼り付けられている高市の動画を見て、私は「気持ち悪い」という言葉しか思い浮かばなかった。

 Xの中国語をGoogle翻訳にかけてみた。

 

性産業が盛んな国のリーダーだけあって、公の場でも、男性を見ると茫然自失で情欲に燃える視線を向け、じわじわと近づいてくる距離感に、インドネシア大統領は驚き、慌てて手を合わせ「阿弥陀如来!」と叫んだ。

 

 もっとも上記Xへの反応はさまざまではある。

 

 

 Google翻訳は下記。原文ママ

 

高雄早苗さんは、APECで再び外交手腕を発揮し、インドネシア大統領に椅子を近づけて会話を始め、続いてチリ大統領の肩に腕を回して活発な会話を交わした。

 

 

 Google翻訳は下記。

 

日本国内のメディアはこれを圧倒的に称賛し、日本外交史上の大きな勝利と称した。

 

しかしながら、日本国外では、不適切な軽蔑と捉え、批判的かつ皮肉な反応が大部分を占めた。

 

 上記Xに対する日本語の反論があった。

 

 

 確かに日本の主要メディアはそこまでは言っていない。でも産経はそれに近いし高市擁護の「電波芸者」や「SNS芸者」たち、「サナ活」をやっている連中やそれに引っ張られる骨のない「リベラル」たちは枚挙に暇がない。というよりネットではそちらの方が主流になっているように見える。

 

 

 Google翻訳は下記。

 

高市早苗氏の最近の外交の場における振る舞いは、全くもってひどい!

 

他国の男性指導者に対する彼女の対応は、媚びへつらうようなものから、軽蔑的な、さらには挑発的なものまで多岐にわたり、外交の場で求められる厳粛さと真剣さを完全に無視している。

 

このような振る舞いは首相にふさわしくないどころか、国際舞台で「愚弄」し、外交を茶番劇に変えていると言えるだろう。彼女自身のイメージを傷つけるだけでなく、日本を国際的な笑いものにしている。

 

 このポストには強く共感した。そう、高市は相手によって態度を露骨に変えるのである。トランプに対する媚びへつらいぶりは見るに耐えなかったが、その一方で高市が見下しているであろうインドネシアの大統領に対しては、上記動画に見られるような無礼千万の態度をとる。本当に下品極まりない人間だと思う。そんな人間だからこそ、私は高市がテレビに出始めた頃から激しく嫌っていたし、2003年衆院選奈良1区で高市が比例復活もできずに落選した時には祝杯を挙げた。しかしあろうことかそんな高市が日本の総理大臣になってしまった。

 2002年に放送されたテレビ朝日の番組で高市早苗を「無知で下品」と酷評したのは田原総一朗だったが、最近も田原は高市について「あんな奴は氏ねばいいといえば良い」と発言してその番組をテレビ朝日に休止された。よほど高市が嫌いでたまらないのだろうが、その気持ちを理解できなくもない。この件など確かに「言ってはいけない」ことではあろうけれども、番組休止は明らかに過剰反応であり、妥協するとしても田原の司会をしばらく他の人に代わってもらうだけで良かった。番組を終わらせることは、それだけ権力に屈しやすいこと以外の何も意味しない。テレビ朝日の対応は最悪だった。

 片岡氏がリポストした樺島万里子氏のXの全文を以下に示す。

 

日本ではこの動画、

「かわいい」「外交でがんばってる」「陽キャ外交」として

“キャラ的に面白い”扱い。

でも、海外のSNSを見るとニュアンスはまったく違う。

――

日本:キャラ的に面白い、かわいい、外交がんばってる

海外:媚びてる、場違い、皮肉の対象

中華圏・東南アジア:最も辛辣で、

「女性政治家」よりも“属国的ふるまいの象徴”として揶揄されている。

 

国内だけで「美談」にするのは、ちょっとおかしいよね。

これが石破さんだったら、きっと誰も「かわいい」なんて言わないはず。

ーーーーー

不愧是色信行业大国的领导人,

即便在公共场合,看到男人后这迷离的、拉丝的眼神,

这越来越近的距离,把印尼总统吓得赶紧双手合十,

送上一句“阿弥陀佛”!

 

(訳)

さすがは“色仕草業界の大国”のリーダー。

公の場でも、男性を見るとあのとろけるような、ねっとりした視線。

どんどん距離を詰めていくものだから、インドネシア大統領も思わず両手を合わせて、

「アミターファ(阿弥陀仏)」と拝むしかなかった!

ーーーーー

 

同じ映像を見ても、海外では「属国的」と受け取られる。

それを「かわいい」と報じて美談化するあたり、

日本の外交リテラシーの低さを物語っている。

 

URL: https://x.com/KNHjyohokyoku/status/1984420054734442770

 

 特に中国よりも東南アジアで高市の態度は強い反感を買っているのではないだろうか。

 なぜなら、高市は中国の政治家に対しては決してあんな振る舞いをしないだろうから。

 インドネシアを見下しているからあんな態度がとれるわけですよ。本当に恥ずかしい。

 

 

 やはりそういう嫌がらせを受けていたのか。

 ネットでこんな空気になったのは18年ぶりだ。私がブログで安倍晋三の批判を始めて頃には、安倍を批判する「反日ブログ観測所」みたいなサイトがあった。2006〜07年のことだ。それは2007年の安倍晋三退陣頃から下火になり始め、2012年に安倍が首相に返り咲いたあともそんなに復活しなかった。しかし現在の「サナ活」の狂熱ぶりは2006年(この年がピークだった)を思わせるものがある。そういえば高市は自らの政権を安倍政権の再来と自認しているようだが、高市内閣が似ているのは短命に終わった第1次安倍内閣であって、それなりのしたたかさで長期政権を維持した第2次〜第4次の安倍内閣には全然似ていない。現に高市は安倍政権時代の「働き方改革」を真っ先に反故にした。

 なお弊ブログのコメント欄は平穏だが、コメントを「はてなIDからのログイン」に制限し、かつ承認制にしている効果と思われる。もっともわざわざ非承認にするコメントもブログへのアクセスが一時的に急増した後も全くきていないのだけれど。例の「まさ」もわざわざはてなIDを開設してコメントしてきたりはしない。仮にそんなことをやってもコメント禁止処分にするだけの話だが。それをやってもまだリンク攻撃やidコール攻撃をかけることも可能だし、現にそれを実行している人間もいるが、「まさ」にはそこまでの根性もなさそうだ。やはりブログには固有のメリットがある。ブログを開設しても読んでくれる人が誰もいなければ続かず、その結果、前述の「まさ」と大差ない、他人のコメント欄への寄生に落ちぶれてしまうこともある。現にそういう例に最近遭遇した。当該の件については私の「眼鏡違い」だったとしか言いようがない。

 

 

 「優等生」仕草って本当に腹立つよな。今ほどそれをやってはいけない時期はないのに。

 

 

 本当にそうだ。

 

 

 誰がやってんだそんなこと。

 

 

 Xだと無理もないかもね。

 

 

 

 

 誰のことだかわからないけれども強く共感します。

 

 

 

 

 

 

 リンクされているのは「選挙ドットコム」の鈴木邦和氏の下記X。

 

 

 そういや最近「選挙ドットコム」見てない。見てみるかな。

 

 

 

 そうそう、「リベラル」が極右に説得されてしまってるんだよなあ。本当にどうしようもないと思う。

ワールドシリーズはドジャーズ連覇。山本由伸が前日に続く連投でシリーズ3勝目。延長11回に「神主打法」ウィル・スミスが決勝本塁打

 ワールドシリーズ第7戦の生中継は見なかったが、前日先発のドジャーズ山本由伸が9回途中に救援してピンチを凌いだばかりか延長戦に入っても続投し、打っては前の記事でその「神主打法」に注目したウィル・スミスの決勝ホームランで山本はシリーズ3勝目を挙げ、ドジャーズが昨年に続くワールドシリーズ連覇を遂げた。山本の3勝(第2,6,7戦)は2001年のランディ・ジョンソンダイヤモンドバックス)と同じパターンだが、ジョンソンの3勝すべてがホームゲームだったの対し、山本はドーム球場とはいえ寒い敵地のトロントで3勝すべてを挙げた*1。私が思い出すのはもちろん2021年の極寒の神戸でのシリーズ第6戦の141球だが、あの試合は延長戦でオリックスが負けてシリーズにも敗退した。今回は文句なしのシリーズMVPだろう。山本は岡山県備前市の出身で、出身地は特に寒冷な地域ではないが、「寒さに強い」のかもしれない。今日の試合は第6戦で佐々木朗希が救援に失敗したため、本来なら佐々木が登板すべき場面で山本をつぎ込まざるを得ないとロバーツ監督が判断したと思われる。もちろんその選択肢しかなかったし、昨日山本を6回で降板させたために今日の試合での登板が可能になった。

 最後の打者は「ドカベン」体型のアレハンドロ・カークだった。実はブルージェイズ寄りだった私としては残念な結果ではあったのだが、山本由伸の3勝は本当に大したものだ。山本は既にポストシーズンでの連続完投勝利が2001年のカート・シリング以来だと報じられていたが、これでシリングとジョンソンの記録に一人で並ぶとんでもない歴史的な投手になった。

 今日の試合の生中継は見られなかったが、5年連続で日米プロ野球の最終決戦に登板した山本由伸の投球をテレビ観戦することができて本当に良かった。

*1:同一シリーズでの敵地3勝はMLB史上初とのことで、これは日本プロ野球でも例がないだろう。稲尾も杉浦も2016年の「投げるバース」も該当しない。

ワールドシリーズ、ドジャーズの捕手ウィル・スミスの構えを見て落合博満の「神主打法」を思い出した/ブルージェイズのアレハンドロ・カークとヴラディミール・ゲレーロJr.の名前が興味深かった

 今年のMLBワールドシリーズは第1戦と第6戦をNHK総合の中継で見た。BSは視聴できる環境ではないので今日の第7戦は見ない。

 以前に何度か書いたが、私は1993年の9月と10月にまる2か月アメリカ西海岸に滞在していた。その年のワールドシリーズのチャンピオンがトロント・ブルージェイズで、前年に続いてワールドシリーズを連覇した。日本でも同じ2年間にヤクルトスワローズがリーグ連覇したが、日本シリーズ優勝は1993年だけだった。その93年の日本シリーズ優勝は11月1日の月曜日であって、その日に帰国したので帰って最初にやったことは日本シリーズのスワローズ優勝を見届けることだった。テレビをつけたら8回くらいだったと思う。

 今年のブルージェイズはその年以来32年ぶりのワールドシリーズ進出だ。32年前には開場後5年目だったロジャーズセンターのスタジアムは、もう全米の球場でも古い順に一桁の古参球場になる。ドジャースタジアムは3番目に古く、エンジェルスタジアムは4番目に古いので、それらの球場よりは新しい。また日本にあるあの邪悪な東京ドームよりも1年だけ新しい。ブルージェイズは昨年ア・リーグの東地区最下位だったらしいから、大谷翔平や山本由伸には悪いけれども(佐々木朗希はどうでも良い)、今シリーズでは私はドジャーズよりもブルージェイズ寄りのスタンスで見ている。

 昨日、1回に大谷翔平が三振したあとに、いつものムーキー・ベッツとは違う打者が2番に出てきた時にはビビった。何この人。落合博満か、と一瞬思った。

 ネット検索をかけたら、今年ドジャーズが日本での開幕戦を前に東京ドームで読売とオープン戦をやった試合で同じ感想を持った人がやっぱりいた。

 

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 埋め込みリンクの仕様がXとは違うようだ。以下に画像のスクショを示す。

 

 

 そうそうこんな構え。もろ落合博満神主打法である。しかも落合が中日に移籍した年に、当時中日の監督だった星野仙一ドジャーズのユニフォームをパクりやがったためにユニフォームまで酷似していて、おまけに背番号16の「1」がこの角度からは見づらいので「6」だけが目立つ。ますます落合だ。私は「これは打たれるのではないか」と反射的に思ってしまった。ヤクルトの投手たちが落合によく打たれた印象が強いから、ついつい主語が投手になってしまう。

 結局スミスの第1打席は三振だったが、続く第2打席で先制タイムリーを放った。やっぱり打たれた。背番号が16なので、落合かと思ったら野茂英雄だったのかと思った。いろいろと懐かしい。そういえば野茂は第3戦の始球式を務めたが松井秀喜ヤンキーズとは違ってドジャーズはその試合に勝った(例の延長18回の試合)。「ゴジラの呪い」はあっても「野茂の呪い」あるいは「トルネードの呪い」はなさそうだ。

 そういえば落合が中日移籍した最初の年(1987年)に、落合の打撃フォームを真似た中日の外国人選手がいたことを思い出した。ゲーリー・レーシッチである。1984年に広島入りしたものの活躍できなかったデーブ・レーシッチの弟だが、登録名はゲーリーだった。失敗した兄のネガティブなイメージを中日球団が嫌ったものだろうか。弟の方はそこそこ活躍したが、特に神主打法を真似て打率が上がったのだった。あの打法には合理的な根拠があるのだろうか。

 しかしもっと強い印象を受けたのが、スミスと同じキャッチャーであるブルージェイズのアレハンドロ・カークだった。カークの打撃は第1戦でも目覚ましかったが、第6戦ではなんで「カーク」という典型的な英語の姓なのに名前がスペイン語の「アレハンドロ」なんだよと思ったのだった。この人は水島新司が描いた「ドカベン」みたいなずんぐりむっくりのキャッチャー体型だが、選球眼が良く打席で粘る。第1戦では特に大活躍した。ところが昨日の第6戦6回裏の打席では、山本由伸の投球がすっぽ抜けて変化球が予想もできなかった内角のストライクゾーンにたまたま入ったので、粘った末ではあるが三振に倒れた。その時に「なんでこんなコースに投げるんだよ」と言わんばかりの、一種の哀愁のこもった表情をしたことが印象に残った。

 このようにドジャーズ先発の山本由伸は、好投はしていたが6回には球が浮き始め、カークへの一球のようにすっぽ抜ける球も出てきた。Xを見ると「なんで山本を6回で降板させるんだよ」というロバーツ監督への批判が目立ったが、私は交代で正解だったと思う。山本のスタミナ切れが第2戦よりも早かったのは、おそらく第3戦で延長19回での登板に備えてブルペンで肩慣らしをした影響などがあったのではないか。

 また佐々木朗希は1回0/3を無失点ではあったが、抑えた8回も球が浮いていたし、9回には打ち込まれて無死二、三塁のピンチを招いたのだから救援失敗といえる。マウンドに上がってみなければ好不調がわからないし、リリーフで連投すると2日目には球威が落ちる投手なので、あまり救援には向かないのではないか。はまった時には日本で登板した2試合にまたがって17イニングを完全に抑えたことからも明らかなように非常に高い潜在能力は持っているものの、来シーズン以降も苦労するのではないだろうか。

 アレハンドロ・カークの話に戻ると、彼はティフアナの出身らしい。私はアメリカ滞在中に一度だけティフアナに入ったことがある。アメリカとの国境の街で、国境近くにはアメリカ側は住居などほとんどないのに、メキシコ側は人家が密集している。アメリカ側からメキシコ側に入る時は時間など全くかからないが、メキシコ側からアメリカ側に入る時には入国審査で相当待たされる。そんなティフアナの出身だからカーク姓のメキシコ人なのかもしれない。そのカークにもっともふさわしい球団はどう考えてもサンディエゴ・パドレスではないかと思うが、なぜかカークは反対の北側の国境に近いカナダのトロントの球団にいるというのも面白い。

 もっとも名前で一番ぶっ飛んだのは、ブルージェイズゲレーロJr.の「ヴラディミール」というロシア人みたいな名前だった。2021年に大谷翔平を抑えてアメリカンリーグのホームラン王になった人だが、この名前に違和感を持つ人はやっぱりその当時からいた。

 

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

HAYASE0083さん

2021/6/28 14:22

 

ウラジミール(Vladimir)はキリスト教の聖人の名前です。欧米人はマイケルにせよジョージにせよ、聖人や聖書に登場する天使にあやかった名前を授けることが多いわけですが、カナダとドミニカに国籍を持つ人には珍しい名前ですね。ロシアでこの名が多いのは、ウラジミールの出身地がウクライナということもあってのご当地の聖人だからなのですが。

 

理由はわかりませんが、調べてみると彼の従兄もガブリエルという天使の名前なので、もしかするとですが信心深いご家庭なのかもしれませんね。

 

 なるほど。

 なおゲレーロの父(同名のヴラディミール)はモントリオール・エクスポズの選手だったが、同じカナダでもフランス語圏のモントリオールでは野球に人気がなく、エクスポズは2004年にアメリカ・ワシントンに移転してワシントン・ナショナルズになった。

 今回のワールドシリーズが昨年のようなヤンキーズ戦ではなくブルージェイズだったことは本当に良かった。来年はナショナルリーグも別にドジャーズが出てこなくても全然構わない。今のドジャーズの巨大戦力型の戦い方を私は好まない。