kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

民主党が山口4区に戸倉多香子氏の公認を内定

未定だった民主党の公認候補が内定した。

民主、戸倉氏ら公認内定(NIKKEI NET)

民主、戸倉氏ら公認内定

 民主党は8日、次期衆院選の候補者として、山口4区で戸倉多香子氏、宮崎2区で道休誠一郎氏の公認を内定した。いずれも新人。(07:01)

山口4区は安倍晋三の選挙区で、戸倉多香子氏は有名ブロガーでもある。

「文藝春秋」で臨時国会冒頭解散を宣言していた麻生太郎

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081009-OYT1T00497.htm

 麻生首相が月刊誌「文芸春秋11月号」に手記を寄せ、民主党の小沢代表に対し、次期衆院選で政権の座をかけて戦おうと呼びかけていることが9日分かった。

 この中で、首相は「私は決断した。野党は政局優先の姿勢だ。国会の冒頭、堂々と私と自民党の政策を小沢代表にぶつけ、その賛否をただしたうえで国民に信を問おうと思う」と述べ、自らの手で衆院解散・総選挙に踏み切る考えを表明している。

(読売新聞 2008年10月9日)

これは、臨時国会の冒頭解散を宣言しているとしか読めない文章だ。

「文藝春秋」は、9月号に岡田克也の「小沢さんと私は違う―政権奪取宣言」と題した記事が掲載したことがあるが、これも私は岡田克也民主党代表選に出馬するつもりだったことを証明する記事だとみなしている。

今回の麻生の記事もそれと同じである。小沢一郎への対決を高らかに宣言しながら、それを実行できない男、それが麻生太郎だ。

このざまでは、解散総選挙がいつになろうが、結果は見えている。

緒形拳死去から連想はめぐる

俳優の緒形拳が亡くなったが、映画をあまり見ない私にとって、緒形の演技でもっとも印象に残っているのは、1997年のNHK大河ドラマ毛利元就」の尼子経久役だった。実は、NHK大河ドラマもあまり見る習慣はないのだが、この「毛利元就」は2回目だか3回目で松坂慶子演じる「杉の方」がコミカルで面白かったので、ついついひかれて毎回見ていた。元就のライバルである出雲の尼子経久を演じる緒形拳の存在感にあふれた演技は実に素晴らしく、主役の元就より経久に肩入れしてドラマを見ていたほどだ。なんでも、もともと経久役にNHKが考えていた故萬屋錦之介が、重病のため出演が不可能で、錦之助自らが代役に指名したのが緒形拳だったそうだ。

ところで、この大河ドラマ中で、中村橋之助演じる毛利元就が、「人生には三つの坂がある。上り坂、下り坂、それに『まさか』だ」と言っていた。これは、聞き覚えのあるセリフだったが、元就が発した言葉ではなかったのではないか、とドラマを見ていて思った。その後、このセリフのことは忘れていたのだが、昨年、元首相・コイズミが同じ言葉を発した。「さすがは小泉さん、うまいことを言う」などと感心していたおめでたいコイズミ信者もいたが、もちろんコイズミのオリジナルではない。コイズミの10年前に大河ドラマで使われたが、その時既に聞き覚えのあるフレーズだったのだ。

もともとの出典をネットで調べてみたら、どうやら浪曲「徂徠豆腐」らしい。現楽天ゴールデンイーグルス監督の野村克也も好んでいたフレーズだそうで、私が初めて聞いたのも、もしかしたら野村克也の口からだったかもしれない。

それにしても、3年前のコイズミの郵政解散・総選挙、それにその結果はまさしく「まさか」だった。日本の社会と国民は、あの時のコイズミ劇場によって、「魔坂」をまっさかさまに転げ落ちていった。その悪夢から醒めるまで、もうしばらくの辛抱だ。