kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

国会開会で大きく下落したが「桜」や「新型コロナ」ではさほど落ちていない安倍内閣支持率

 現在見られる現象は表題の通りだと思うが、それをExcelの一覧表で示しているのが朝日新聞の前田直人記者のツイートだ。

 

 

 同じ前田記者のツイートに、FNN・産経の世論調査安倍内閣支持率が先月より大きく下落したとの記事が出ているが、先月の世論調査通常国会開会前だった。

 

 

 現在見られるのは、首相・安倍晋三がニュースになると内閣支持率が下がるが、ニュースにならなくなると上がるという摩訶不思議な現象だ。それだけ、際限なく炊かれ続ける五右衛門風呂に「いい湯だな」と言いながら浸かっている人たちが多いのだろう。

 安倍内閣支持層の岩盤の強さは相変わらずで、岩盤が崩れかかっている気配はまだ見えない。2017年みたいに、安倍以上のネオリベ小池百合子)による支持率下落も(もしかしたら山本元号党あたりがそれを狙っているのかもしれないが)、起きないだろうと私は考えている。

 それよりありそうなのは、外国からの批判による日本の孤立化だ。既に、新型コロナウイルス感染者が特に多い中国、日本、韓国の3か国にたいする批判が強まり、「黄禍論」まで起き始めているらしい。この状況が、安倍内閣が倒れるきっかけになるかもしれない。

 だが、それでも安倍政権が倒れなければ、この政権の性質から推して、日本がさらなる孤立化に陥る可能性もある。その場合、日本が1945年に受けたような大きな打撃を再び受けることになるかもしれない。それは戦争という形にはならないだろうが。

 今後しばらくが、これからの日本を左右する重大な時期になるだろう。日本人が自力で安倍内閣を倒す日が来ることを強く願うばかりだ。

「災害が起こったら国民の前に出ない」のが安倍晋三流

 平河エリ氏の下記ツイートが「バズって」いるらしい。

 

 

 最初見た時、なるほど、言い得て妙だなあと私も感心した。

 

 同氏のツイートをいくつか示す。最初の3つは上記ツイートのスレッドに含まれる。

 

 

 

 

 そういえば、先月亡くなった元中日ドラゴンズ高木守道は、二塁手の最多失策記録を持ってるんだってね。

 

www.chunichi.co.jp

 

 一方で、守備機会が多くなれば失策の可能性も増える。安打性の当たりでも、はじいたり送球がそれたりすれば失策がつくこともある。高木さんの284失策も二塁手では最多。二塁手で失策が200を超えるのは高木さんら3人だけ。レギュラーを長年張り、美技や堅実な守備があるからこそ刻める数字でもある。

 

出典:https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/202001/CK2020012302000113.html

 

 安倍晋三の場合は高木守道とは真逆(まぎゃく)で、守備機会ゼロだから失策もゼロ。但し、守備率(守備にかかわった回数のうち失策をしなかった割合)は算出できない。分母がゼロだから(笑)

 なお、最近毎年のように「横浜優勝」で燃える横浜DeNAベイスターズファンの間で、この話が倉本遊撃手の話題に飛び火したらしい。なんでも、守備範囲が狭いから守備率が高い選手なのだそうだ。

 

 平河氏のツイートの引用に戻る。

 

 

  まあこれは何も特別な場合でなくとも、平時の安倍晋三を見ていればわかることだろう。

 誰にもわかる嘘を平気でつく。部下の官僚にその尻拭いをさせ、嘘の答弁をさせたり、法律を破らせたりする。

 戦前や戦中の東条英機だの近衛文麿だの平沼騏一郎だのとの比較はようせんけど、少なくとも私が物心ついて以来見てきた総理大臣の中では、飛び抜けて劣悪な人間だ。こいつに対する軽蔑の念を最初に抱いたのは、こいつが小泉内閣官房副長官をやっていた2002年のことだが、その後の18年間で軽蔑の念は強まるばかり、今や心の底から呪ってやまない人間になっている。そんな人間が7年以上も総理大臣の座に居座り続けているのだから、これ以上我慢ならないことはない。

落合貴之なんて全然信用できないよ

 このところ、どうやら落合貴之が「親山本太郎」の姿勢を鮮明にして、ヤマシンや山本元号党の支持者から歓迎される一方、そうでない人たちからはこっぴどく叩かれているようだ。後者の例を1件挙げる。

 

 

 その通り。落合はもともとゴリゴリの新自由主義者だったのだ。

 落合貴之については、2014年衆院選当時に散々こき下ろした覚えがある。落合は江田憲司の秘書から出発した人間で、江田もまたゴリゴリの新自由主義者だ。落合自身はみんなの党、結いの党、維新の党、立憲民主党(江田グループ)と所属を変遷させているが、一貫して江田憲司に付き従ってきたことはいうまでもない。

 2014年の衆院選当時に書いた記事に2件リンクを張る。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 上記記事のタイトルにある「野党共闘」とは、現在の立憲民主党共産党を中心としたものではなく、当時の民主党みんなの党、維新の党という「第3極」との共闘を指す。東京6区は世田谷区の北部と西部で、いわゆる「リベラル」が特に強いところだ。ここは民主党小宮山洋子がずっと議席を持っていたが、小宮山の引退で選挙区の割り振りの議論の対象となってずいぶん揉めた。民主党には参院からの国替えで蓮舫、あるいは大河原雅子を持ってきたい意向があったが、江田憲司が強硬にこの選挙区を欲しがり、結局民主は維新に譲った。その結果、選挙に弱いとされている自民党越智隆雄が選挙区で当選したが、私が惨敗を予想していた落合は意外な健闘を見せて比例復活で当選したのだった。

 印象に残っているのは、バリバリのネオリベだったはずの落合が、まるで社民党候補かと見まがうばかりのリベラルな選挙公約を並べ立てていたことだ。これで選挙区に多い「リベラル」の有権者を騙しおおせたのだろう。

 前回、2017年の衆院選では落合は立憲民主党から立候補した。これも江田憲司と同じだ。一方、希望の党は元民主党香川県選出参院議員の植松恵美子*1を立てたが、落合は弱小な刺客の植松を一蹴したばかりか、越智隆雄をも上回る得票で選挙区で勝った。

 2014年衆院選当時に書いた上記2件の記事の2件目には、初鹿明博木内孝胤に言及した部分もあるので、以下引用する。

 

ところが、民主だけではなく、(自民の補完勢力とはいえ)維新も変な選挙戦をやっていて、前回の衆院選で「自民も民主も新自由主義勢力だ」とブチ上げていた日本未来の党(現生活の党)の初鹿明博が、今回は維新公認で東京16区(江戸川区)から立っている。これでは、維新の右派色を期待する層からも「維新もミンスや汚沢と同じか」とそっぽを向かれ、選挙区の票だけではなく比例票も減らす効果にしかならないと思います。前回の未来の党から維新に移籍した人間には、超富裕層の人間である木内孝胤(東京9区)なんかもいて、こいつも初鹿同様、維新の足を引っ張っていると思われます。

やはり、民主、生活、旧みんな、維新、社民の「野党共闘」には実害が大きいと思われます。その中でも特に愚かなのはやはり民主であって、維新はその民主から票を流される分だけは得をしていると思います。朝日新聞世論調査によると、非共産野党が候補を一本化した選挙区において、民主支持者の50%が維新候補に、維新支持者の60%が民主候補にそれぞれ投票すると答えたとのことで、維新支持者の30%は民主ではなく自民に投票すると答えたとのこと。そりゃそうだろうなあと思いました。それでも、バブル人気が弾けた維新が、半分とはいえ民主の票がいただけるのはおいしい話でしょう。逆に、すっかり減ってしまった維新支持層の60%しか票の上積みのない民主の候補にはさほどの得はありません。

 

出典:https://kojitaken.hatenablog.com/entry/20141207/1417924022

 

 なんと、当時の野党共闘は「民主、生活、旧みんな、維新、社民」の枠組だったのだ。小沢一郎の影響力は、当時からしぶとく生き残っていたわけだ。現在はそれに共産党が加わっている、というより、「市民連合」を媒介として共産党民主党系とともに主役を担っている(その影にはもちろん小沢一郎がいる)が、それは上記記事を書いた翌年の2015年後半以降の話だ。

 その共闘の過程で、カメレオンのように言うことを変える人たちがいる。落合貴之はその典型的な人間だ。こんな議員を、私は全く信用していない。

 この落合がいる東京6区に、果たして山本元号党は候補を立てるのだろうか。下記ツイートのような皮肉な見方もある。

 

*1:この人もまた劣悪極まりない国会議員だった。

コメント欄より/中田安彦の手配写真wと希望・維新出馬経験のある山本元号党4候補予定者の立候補歴一覧

 山本元号党関係の記事についたコメントをいくつか紹介する。

 

 昨日(2/22)公開した下記記事のコメント欄より。いただいたのは2件のコメントだが、僭越ながら1件にまとめた。ご了承ください。

 

 MOkd  

https://twitter.com/tomotaro_japan/status/941079017435807744

こんにちは。引用したURLの左から2番目にいる腕を組んで偉そうにしてるのが、山本の秘書の中田です。自由党秘書会の忘年会時の写真ですね。今の山本も裏で小沢と連携してる可能性はあるでしょう。そもそも、今回の候補者をどこから取ってきたんだという話です。

 

 コメントからリンクされたツイートは下記。

 

 

  ありがとうございます。私もネット検索で中田安彦の顔は知っていましたが、いかにもふてぶてしい面構えですね。

 

 次は、今朝公開した下記記事にいただいたコメント。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 nanijiro-i

希望の党 維新の党からの4人(2月22日現在)

東京2区
北村造(いたる)
2014年12月14日 衆議院議員選挙 神奈川18区 維新の党 落選
http://sp.senkyo.mainichi.jp/47shu/meikan.html?mid=A14018001001&st=kj
不動産投資顧問会社員[歴]ゴールドマン・サックス証券社員▽早大

東京22区
櫛渕万里
2009年 8月30日 衆議院議員選挙 東京23区 民主党 当選
2012年12月16日 衆議院議員選挙 東京23区 民主党 落選
2014年12月14日 衆議院議員選挙 東京第23区 民主党 落選
2017年10月22日 衆議院議員選挙 千葉3区 希望の党 落選
https://mainichi.jp/senkyo/48shu/meikan/?mid=A12003003003
[歴]NGOピースボート事務局長 「さきがけ塾」専修科生▽明治学院大客員研究員▽立教大
※東京第23区ではなく22区からなのは、なぜ? 

千葉8区
太田和美
民主党小沢グループ)→国民の生活が第一 →日本未来の党→生活の党→維新の党→民進党(松野グループ)→希望の党→無所属→れいわ新選組
2006年 4月23日 衆議院議員補欠選挙 千葉7区 民主党 当選
2009年 8月30日 衆議院議員選挙 福島2区 民主党 当選
2012年12月16日 衆議院議員選挙 福島2区 民主党 落選
2013年 7月21日 参議院議員選挙 千葉 生活の党 落選
2014年12月14日 衆議院議員選挙 千葉8区 維新の党 比例南関東ブロックで復活当選
2017年10月22日 衆議院議員選挙 千葉8区 希望の党 落選
https://mainichi.jp/senkyo/48shu/meikan/?mid=A12008003003
[元]住宅会社社長[歴]教材販売会社員▽県議▽民進党役員室次長▽沼南高柳高

愛知10区
安井美沙子
2010年 7月11日 参議院議員選挙 愛知県選挙区 民主党 当選
2017年10月22日 衆議院議員選挙 愛知10区 希望の党 落選
https://mainichi.jp/senkyo/48shu/meikan/?mid=D07026001018
[元]マッキンゼー・アンド・カンパニー コンサルタントとして独立 財団研究員・政策プロデューサー[歴]岩手県「食と農の研究会」委員、大阪市役所市政改革本部調査員、橋下徹知事時代に大阪府特別参与等。青山会(旧樽床伸二グループ)を経て国軸の会(旧長島グループ)に所属。▽一橋大院

以上、9人中、4人が、希望の党 維新の党候補歴あり。すでに記事中で紹介されているが、国政選挙の立候補歴を、まとめた。

 

  ありがとうございます。とても見やすくて便利で、今後も引用に使えそうです。それにしても9人中4人が希望や維新からの国政選挙出馬経験ありとは、およそリベラルや左派といえる政党ではあり得ないことがよくわかりますね。

山本元号党が「政策が近い」として刺客を送らなかった東京22区の伊藤俊輔は、元自民党・伊藤公介のドラ息子にして旧維新・希望系、現立民系の右派新自由主義系議員(呆)

 「希望の党の再来」である山本元号党の衆院選候補者選抜は本当にでたらめで、たとえば東京22区の候補に内定した櫛渕万里というのは、2009年の「政権交代選挙」で東京23区から出馬し、自民党の伊藤公介を破って当選した「民主党残党」だが、民主党内では自誓会、つまり細野豪志一派に入った極右系だ。櫛淵は小沢・鳩山系ではなかったので生活の党や自由党に所属したことはないが、2012年と14年で民主党から立候補して連続落選したあとの2017年衆院選では、希望の党から千葉3区に立って小沢系の立憲民主党候補・岡島一正と票を食い合った末落選して3連敗となった*1

 その櫛渕は、なぜ東京23区ではなく22区から立つのか。それは、東京22区からおそらく立憲民主党から立候補するとみられる伊藤俊輔の政策が山本元号党に近いからだと聞いた。

 しかし、この伊藤なる人物、櫛渕が2009年に破った伊藤公介の息子で、かつ維新系の右派新自由主義系政治家なのだ。

 こんなのを候補に立てようとしているらしい立民も強く非難したいが、そんな伊藤と癒着しているらしい山本元号党もひどいものだ。

 

 ここで自らの恥をさらすが、伊藤公介といえば、昔「きっこの日記」にはまっていた私のような人間にはおなじみの人物だ。でも覚えていたのは名前だけで、果たして何の件だったっけ、と思ってネット検索をかけてみたら、現在では当時のきっこの追及が的外れだったとみられている耐震強度偽装事件に絡んで叩かれていたものだった。しかし、その14年前の「きっこのブログ」に伊藤俊輔の名前が出ているのを発見した。

 

kikko.cocolog-nifty.com

 

 以下、伊藤俊輔に関する記述がある部分を抜粋して引用する。

 

(前略)三男の伊藤俊輔は、地元の都議だった渋谷守生のアトガマを狙ってて、伊藤公介は自分の三男を都議にするために色々と根回しをしてた。だけど、企業とベッタリ癒着してる伊藤公介のバカ息子なんかが都議になっちゃったら、腐りきった町田市の行政がさらにメチャクチャにされちゃう。それで、伊藤公介の秘書だった吉原修が、この状況を見るに見かねて、自分が立候補して、当選したって流れなのだ。ここから、伊藤公介と吉原修との確執が生まれて、2人は不仲になった。そして、伊藤公介は、都議にさせてやれなかったバカ息子の俊輔を「フューチャービジネスネットワーク」と「融創国際」の代表取締役に据えたってワケなのだ。(後略)

 

(「きっこのブログ」2006年1月16日付記事より)

 

出典:http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2006/01/post_b56d.html

 

 伊藤俊輔の経歴について、Wikipediaから引用する。

 

東京都町田市生まれ。高校まで桐蔭学園で過ごした後、北京大学留学を経て、中央大学経済学部国際経済学科を卒業。大学卒業後は起業し、航空貨物会社を経営。中央大学OB探訪によると、”桐蔭横浜大学を卒業し中国の北京大に留学、25歳で中央大学経済学部に編入学。3年次からの2年間を多摩キャンパスで学んだ。”と記載されている。

2012年、維新政治塾に入塾。同年、父・公介が次期衆議院議員総選挙自由民主党の公認を得られず、引退を表明(2009年の第45回衆議院議員総選挙で落選)。第46回衆議院議員総選挙・東京23区から日本維新の会公認で立候補する俊輔を支援する意向を示し、俊輔は同党公認で立候補したが、自民党新人の小倉將信、民主党前職の櫛渕万里の後塵を拝し、得票数3位で落選した。

2014年の第47回衆議院議員総選挙には維新の党公認で東京23区から立候補したが、自民党前職の小倉、民主党元職の櫛渕に再び敗れた。

2017年の第48回衆議院議員総選挙では、希望の党から立候補。東京23区では自民党前職の小倉に敗れたが、重複立候補していた比例東京ブロックで復活し、初当選した。

2018年5月7日、民進党希望の党の合流により結党された国民民主党に参加した。

2019年1月15日、国民民主党へ離党届を提出、立憲民主党衆議院会派である「立憲民主党・無所属フォーラム」への入会を届け出た。所属していた国民民主党は同月23日の同党総務会において「当選1期の新人議員であり、今回の行為は苦慮の上のものであったことは推察される」とする半面、伊藤の行為が「党の結束を乱す行為・言動」に抵触するものだと指摘し、伊藤に対して「公職の辞任勧告」を行った上で離党届を受理することが認められた。

 

出典:伊藤俊輔 (政治家) - Wikipedia 

 

 こんな人を共同会派入りさせる立民も立民だ。茨城の藤田幸久といいこの伊藤俊輔といい、仲間に引き入れる政治家にとんでもない人間が多いことが、私が立民を信用できない一因になっている。同じ元希望の党の議員でも、小川淳也のように凌雲会前原誠司系)きってのリベラル派として香川県民時代から知っていた人の場合は、ボスの前原や同郷の玉木雄一郎らとのしがらみからそういう決断をしてしまったんだろうなと同情できる点もある*2が、伊藤俊輔はそうではなく、元から右派新自由主義系の世襲政治家だ。

 そして、その伊藤と政策が近いというのが山本元号党なのだ。既に発表した希望系の候補3人に加えて、配慮して刺客を送らないと決めた伊藤俊輔も元希望の党の議員。しかもすでに政界を引退した親父は自民党でも有数の利権議員だったというのだから何をかいわんや。さすがは「希望の党の再来」だけのことはある。

 こうして、山本元号党に対する不信感が募る一方の今日この頃なのだ、ときっこ流に締めてしまった。

*1:岡島一正は比例復活で当選した。岡島と櫛淵の得票を合計しても自民党松野博一には及ばなかった。なお岡島は「小沢側近四天王」の一人として知られるが、民民ではなく立民に移った。

*2:但し、小川氏は2017年の時点で勇気を持って希望の公認を断り、立民から立候補すべきだったとも思っている。当時から私は、いずれ氏が立民へと移ることを予想していた。次の衆院選では間違いなくそうなるだろう。

玉木雄一郎の「減税」論は純然たる「小さな政府」志向のネオリベ政策

 玉木雄一郎が消費税率5%への減税を打ち出し、山本元号党との連携の期待をにじませるコメントを発したという。

 

www.jiji.com

 

 以下、上記リンクの時事通信記事を引用する。

 

合流協議「粘り強く」 玉木氏、れいわに秋波―国民民主大会

 

 国民民主党は22日、定期党大会を党本部で開き、先送りされた立憲民主党との合流について「協議を粘り強く継続していく」とする2020年度活動方針を採択した。玉木雄一郎代表は消費税減税に言及し、これを掲げるれいわ新選組との連携に期待感をにじませた。
 大会で玉木氏は次期衆院選に向け「国民民主の理念、基本政策を堅持しつつ最大限の協力を野党間で行う」と強調。選挙をにらんで執行部人事を行う考えを示した。また、「近い将来、必ずや政権の一翼を担おう」と述べ、党勢低迷からの脱却や党内の結束を訴えた。

 

時事通信 2020年2月22日17時41分)

 

出典:https://www.jiji.com/jc/article?k=2020022200188&g=pol 

  

 この件と昨日(2/22)公開した弊ブログの記事とを関連付けたツイートを発信された方がおられた。

 

 

 「小沢一郎の影」は否定しがたいでしょうね。

 

 それ以上に問題だと思うのは、玉木雄一郎の主張が消費税減税に加えて所得税減税もセットにされていることだ。これだと純然たる減税になってしまい、典型的な「小さな政府」を目指す新自由主義政策になってしまう。

 もともとの山本太郎の主張では(最近では消費税減税のことしか言わないに等しい状態になってはいるが)、消費税減税と所得税の累進性再強化及び法人税増税とがセットになっていたはずだ。その線ならば私も支持する。但し、現在山本太郎が行っている、消費税減税シングルイシューの、いわば「人質」のような形にして利用する政治手法には全く賛成できないが。

 玉木の主張はそうではない。玉木の構想は時限的なものらしいが、一時的な減税により、1980年代の言葉遣いを借りれば「民間活力の活用」を図るというものだ。

 ちなみに、小沢一郎が1990年代にブチ上げたのは、所得税法人税の大幅な減税と消費税の大幅な増税を組み合わせる構想だ。そこから消費税増税を省いたのが、2010年以降に名古屋市長・河村たかしの「減税日本」が訴えるようになった所得税減税で、これは典型的な新自由主義経済政策だ。

 世界的に税制がどう設計されているかといえば、アメリカのような「小さな政府」の国は直接税中心で、北欧のような「大きな政府」の国では間接税の占める比率がかなり高い。

 80年代から90年代の日本政府(特に玉木雄一郎が奉職していた大蔵省=現財務省や、小沢一郎のような新自由主義志向の政治家)は、政府の規模はアメリカ的に小さいままで、直間比率のみ福祉国家である西欧や北欧に合わせようとした、現在の目から見れば、欧米よりも格差の大きな社会を目指したトンデモ政策を掲げていたといえる。

 今回の玉木雄一郎の発言も、上記の流れの惰性から発したものであって、これは看過できない。

 一方、山本太郎の口からは「再分配」の言葉があまり発せられなくなり、「減税、減税」とばかり言っている。だから玉木雄一郎がすり寄るし、河村たかしの支持層からも「仲間」とみなされる。当然ながらこれも大問題だ。

 とはいえ、このような流れは小沢一郎が大いに歓迎するところだろう。

 共産党と山本元号党の両方を支持する人たちからは、共産党が立民や民民と山本党のブリッジ役を担うことを期待していたようだが、小沢の思惑はそうではなく、国民民主党こそ「野党共闘」(立民・共産・社民)と山本党とのブリッジ役を担うというもので、経済政策の構想も、共産党と山本党を支持する人たちが期待するものよりもずっと新自由主義的なものだと考えるほかない。

 だから、彼らに対する思い切った批判的言論が欠かせないと思う今日この頃だ。

「厚労省職員ら"検査受けず"職場復帰」(TBS)の件は安倍晋三が引き起こした政治犯罪

 今日はこれまで山本太郎と彼の元号政党を批判する記事を2件公開したが、さすがに安倍晋三の極悪非道ぶりは「操られている偶像」に過ぎない山本太郎の比ではない。下記TBSの報道で、直接的に批判されるのは厚労省か、せいぜい厚労相加藤勝信止まりだろうが、元凶は紛れもなく安倍晋三だ。

 

news.tbs.co.jp

 

 上記リンクの報道に関するブログ「読む国会」の論評を以下に引用する。

新型コロナウイルスの集団感染が起きているクルーズ船内で業務していた厚生労働省などの職員の多くが、ウイルスの検査を受けずに職場に復帰していたことが分かりました。厚労省内で検査が一度は検討されたものの、陽性者が多く出た場合の業務への影響などを考慮し、見送られたということです。

「陽性者が出たら業務が回らない……」

「ふむ……それなら、検査をしなければいいのでは?」

「そうか!検査をしなければいいんだ!」

「何という天才的発想だ!」

 

というやり取りがあったかどうかは別にして、これは天才的発想と言ってもいい。確かに検査しなければ陽性にはならない。当たり前の話だ。

大変小さな問題があるとすれば、周りに感染させてしまうかとしれないということだが、業務が回るという大義に比べれば些細なことである。

 

考えてみれば、いじめ件数を減らすためにいじめがないことにしたり、待機児童をゼロにするために待機児童の定義を変えたり、撤退していないことにするために転身にしたり、我が国にはこういう数値マジックがたくさんある。

しかし、今回のような人名*1に関わることですら、抜本的解決ではなくそういった小手先の処理をしてごまかしてしまえば、用意*2にカタストロフィが訪れる、ということは、現場の人間はわかっているはずだ。

 

これは、ひとえに政治的決断をし責任を取ることのできない政治家の側に問題がある。

「業務が回らない」というのはいいわけで、クルーズ船をめぐる対応のまずさを隠蔽するために検査をしていないのではないか。私にはそう思えてならない。

 

出典:https://www.yomu-kokkai.com/entry/best-option-for-covid

 

 引用文中赤字ボールドは引用者による。この指摘には全面的に同意する。

 これは、政治家、具体的には安倍晋三が引き起こした人災、というより政治犯罪なのだ。

 一刻も早くこの政権に終止符を打て。

*1:原文ママ。但し、意識的な誤変換かもしれない。

*2:原文ママ。これも意識的な誤変換かもしれない。