kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

兵庫県知事選、「扇動により、毒を撒いた罪は果てしなく大きい」(「一民衆」氏のXより)/悪の本丸はあくまでも立花孝志

 東京都江東区民である私から見れば、兵庫県知事選に絡んで斎藤元彦、折田楓、立花孝志の3人が全員立件され、兵庫県知事選が来年前半に再度行われる展開をたどって当たり前だ。2023年4月の江東区長選では告発(山崎一輝陣営の意を受けた匿名の人物によるとされる)が同9月下旬、区役所の家宅捜査が10月下旬だった。兵庫県知事選をめぐる捜査は年を跨ぐ可能性が高い。ことに重要なのは捜査が立花孝志に及ぶかであって、わがままなお嬢さん育ちにして公職選挙法には無知だったとしか思えない折田楓はもちろん、どこにカリスマ性があるのかもわからない「真空」みたいな斎藤元彦も「傀儡」臭がふんぷんだ。私は本件の本丸は立花孝志だと考えるに至った*1

 しかし、ネットはもちろんマスメディアでも悪しき右翼的な連中がそれを阻止しようと必死になっている。そのうちの1人があの維新のお先棒担ぎであるにっくき辛坊治郎だが、なかなか辛坊叩きの記事に手が回らないので、不本意ながらここではいただいたコメントを紹介するにとどめる。

 

 しかし、ネットはもちろんマスメディアでも悪しき右翼的な連中がそれを阻止しようと必死になっている。そのうちの1人があの維新のお先棒担ぎであるにっくき辛坊治郎だが、なかなか辛坊叩きの記事に手が回らないので、不本意ながらここではいただいたコメントを紹介するにとどめる。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 suterakuso

まさしく、反吐が出る!で反吐を吐き出したくなったので、コメ欄汚しのコメントで失礼します。

こんな醜悪なものを見つけてしまいました。↓

辛坊治郎氏、斎藤知事の担当弁護士の言葉に「みんな妙に納得して…一気に収束感が出てきた」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/11/28/kiji/20241128s00041000291000c.html

次のブコメをつけました。

>出た!出た! 真打ち登場! ザ・既得権益のスポークスマン! これぞ、「そういうことやぞ」。目を覚ませよ。いや、反吐が出るね。


もう一つ、話は変わりますが、一つ前の記事には、バズってるブコメ欄を見ながら、次のブコメをつけました。

>自ブログ記事の方向性の正しさと甘さを実感。(宣伝)→https://suterakuso.hatenablog.com/entry/2024/11/04/105835 やはり玉木支持者は尊厳死で医療費削減よくぞ言ったという連中ばかりで、玉木と自公の悪魔合体など危険極まりない。

 

 suterakuso

もう一つ、反吐吐きコメントで失礼します。

次の記事に、下のブコメもつけました。

辛坊氏 斎藤知事の敵視報道続いてる「必死だなw」 SNSを完全敵対視と 最近の検察警察が動く目安指摘「明らかに」
https://www.daily.co.jp/gossip/2024/11/28/0018390446.shtml

>「オールドメディア」に対するマウント仕草で今勝ち誇ってる「ネットで真実」層に媚びを売る。自らは、オールドメディアの中にいる、ザ・既得権益のスポークスマンのくせに。ほんと、いやらしい奴だな。

 

 立花に関しては兵庫県在住のぷろもはん氏の下記Xに尽きる。

 

 

 そう、「立花の発信自体が問題」なのだ。その内容が真であろうが偽であろうが立花の行為は立件に相当する。

 

 

 上記Xに高橋洋一(時計泥棒)の名前が出てくるが、高橋は一時期ネットの左派たちの間で人気が高かった松尾匡がしばしば肯定的に言及していたせいか、「リベラル・左派」たちの間にも結構な信奉者がいて、弊ブログが高橋を批判した記事が彼らによるネガティブなブコメでよく火だるまにされた(炎上した)ものだ。しかし彼らの主張は歴史の審判の前には無力だった。かつてのオザシン(小沢一郎信者)然り、ヤマシン(山本太郎信者)然りである。その昔に橋下徹を、彼の大阪府知事時代に批判した記事がはてブブコメで炎上して以来(2008年だったか09年だったか)、そういうことは何度もあったので、弊ブログの記事がはてブで「バズった」時にはブコメを見ないことにした。最近では1個や2個のブコメの時にも見に行かない。だから記事に言いたいことがあるのなら、ブコメをいくら書いたって私はそんなものは見ないから、コメント欄に投稿していただきたい。それが議論の足しにならないと判断したら承認なんかしないけれども。

 さすがに最近の高橋を擁護しようなどという「リベラル・左派」は松尾匡を含めて誰もいないのではないだろうか。

 斎藤については下記Xがいえてると思った。

 

 

 ああいう「真空」みたいなキャラだから、そこがかえって立花孝志のような極悪な人物には都合が良いのではないか。そんな「真空」の斎藤が折田を切り捨てようとしているわけだが、逆にいえばダメージを受けるのが折田だけであっては意味がないのはもちろん、折田と斎藤だけが立件された場合であっても巨悪の本丸が生き残ってしまうわけだ。だから兵庫県知事選に関しては、立花孝志が立件されるかどうかが本当の焦点だと私は考えている。

 兵庫県知事選に関しては「一民衆」氏のXが熱い。

 

 

 これは本当にそうだ。兵庫県知事選をめぐる疑惑は基本的に昨年の江東区長選と同じだから、再選挙が行われて当然だ。江東区では区長選と衆院選の補選の2度もあった。やり直し区長選の投開票日からまだ1年も経っていない。

 兵庫県警も(大阪地検?)特捜部も、間違った民意に忖度する必要など一切ない。

 無法者の立花孝志をいつまでも野放しにしていてはならない。

 

 

 

 

 

 

 「扇動により、毒を撒いた罪は果てしなく大きい」。その罪は折田楓に帰せられるべきか、はたまた斎藤元彦に帰せられるべきか。いずれも「否」であろう。立花孝志に正しく帰せられるべきだ。

 立花こそ「悪の本丸」である。

 

 以下はおまけ。

 日本の国政における現時点で最悪のアジテーターはおそらく民民代表の玉木雄一郎だろうが、その玉木が自らのスキャンダルに関して、少し前に言っていたこととは全く異なるコメントを発した(呆)。

 

 

mainichi.jp

 

国民・玉木代表、不倫報道の女性に立候補提案、断られる

毎日新聞 2024/12/3 16:05(最終更新 12/3 16:14)

 

 国民民主党玉木雄一郎代表は3日、不倫問題が報道された知人女性に対し、選挙への立候補を提案していたことを明らかにした。記者会見で「政治に関心がある方については、各級選挙に関心があるか、可能性を含めて聞くことはある」と述べた。だが、女性が「関心がない」と玉木氏の提案を断ったため、党の候補者選定プロセスにもかからなかったという。

 玉木氏は女性について「政治的関心はあったと思う」と説明。問題が報道された直後の会見で女性について「好意があった」と述べた意図について、「恋愛うんぬんではなく、地域活動もされていて能力のある方だと思ったので、力を生かす可能性もあるのかなということで申し上げた」と述べた。【遠藤修平】

 

URL: https://mainichi.jp/articles/20241203/k00/00m/010/139000c

 

 玉木は本当に小泉みゆきを選挙に出馬させようとしていた。少し前に「強く否定」していたはずだが、一転して認めた。

 

国民・玉木代表、不倫報道の女性に立候補提案、断られる | 毎日新聞

自分から公私混同を喧伝している気がするがこういうのは「恋愛うんぬん」の方がマシなのでは。どの角度からも擁護できん

2024/12/03 16:54

b.hatena.ne.jp

 

国民・玉木代表、不倫報道の女性に立候補提案、断られる | 毎日新聞

やはり政党を私物化してた。で、これに対して「女性に好意を持ったのは政治な能力を評価したという趣旨だった」という言い訳を信じる信者が居るようだが、じゃあネズミ男みたいな変装は何なの。

2024/12/03 16:44

b.hatena.ne.jp

 

 本当にとんでもない奴だ。

 

 

 

*1:2021年の兵庫県知事選への斎藤の担ぎ出しには、大阪維新の会及び自民党安倍派の衆院議員である西村康稔の責任が重いことはいうまでもないが、今年の知事選をめぐる諸状況はもはや彼らの制御が及ぶ範囲を超えていると思われる。

斎藤知事「本物かどうか承知していない」 立花氏がSNSで拡散“元県民局長のものとされる私的な情報” 対応について第三者委の設置を検討 (TBS)

 斎藤元彦と立花孝志の件については先週土曜日(11/30)のTBS『報道特集』が出色だった。

 

 

newsdig.tbs.co.jp

 

 折田楓の会社(メルチュ)の件は先週初め頃にはもうどの局も報じるようになっていたようだが、同じTBSでも一昨日(12/1)の『サンデーモーニング』はそれについてさえ腰が引けていて、あたかも斎藤元彦らが狙う問題の矮小化に手を貸しているかのような惨状だった。しかし『報道特集』はそれとは逆の方向性で、折田の会社など本丸ではないとばかりに、より本格的な巨悪である立花孝志に焦点を当ててきた。攻めの姿勢である。

 上記『報道特集』では後半に立花の件が出てきた。以下引用する。

 

「#さいとう元知事がんばれ」という言葉がX上でいつ、どのように広がっていったのかを調べた。

 

この投稿は後援会の公式Xが立ち上がったころからはじまり、テレビなどの選挙報道が減った告示後に増加した。

 

その要因の一つと考えられるのが、知事選に立候補した立花孝志氏の存在だ。

 

立花孝志氏(10月31日)
「当選を目的としない選挙に今回は臨ませていただいています。斎藤さんをもう一度戻さなきゃいけない、そういった思いで17日間活動していきましょう」

 

自身の当選は目指さず、斎藤氏をサポートするという異例の選挙戦を展開。YouTubeで「告発文書は名誉毀損」「斎藤氏ははめられた」などと、自身の考えを繰り返した。

 

そのなかで、“情報を隠ぺいした百条委員会とオールドメディア”対“真実を伝えるネット”という対立構造がにわかに作られ、うねりになっていった。

 

「何度も拡散指示が…」支持者が集まる「チームさいとう」LINEの登録者が内部証言

 

その裏側を知る女性が取材に応じた。女性は、斎藤氏の支持者が集まるLINEグループに登録していた。

 

女性
「私が登録した時は『チームさいとう』公式LINEという文言がついていました。このお部屋に登録して入ると、デジタルボランティアのページに飛びます。X、InstagramYouTubeTikTokの情報交換ができる場に飛びます」

 

「チームさいとう」と名づけられたLINEグループでは、県外からも支持者が応援に駆け付ける様子がうかがえる。

「管理者」を名乗るアカウントから、SNSの発信について指示が出されていた。

 

女性
「ずっとずっと、私が入ったときから毎日、もう何件も何件も拡散拡散。管理者がこうやって拡散指示をこのLINEの中で出すんですね」

なかには、斎藤氏が様々な勢力によって陥れられているとする動画も。

 

女性
『行政・司法・警察・報道、全てが繋がっていた』(というサムネイルの動画)。これはもう本当にこのLINEの中でも、何度も何度もこのYouTubeの拡散指示が出て。『斎藤さんは騙された』『県民局長が悪』みたいな、議論がなされて、一気に拡散していきました」

斎藤支持者のLINEグループだが、立花氏の動きも共有されていた。

 

女性
「『立花候補より』と連絡が入って、『本日最初の街頭演説の場所はこちら』と奥谷さんの住所があり、みんなで『近くやから行こ』と誘う投稿がありました」

参加を呼びかけるような投稿。演説場所として書かれていたのは、百条委員会の奥谷委員長の住所だった。

そして、数時間後…

 

立花孝志氏 演説のYouTube動画

「出て来い奥谷!一応チャイムだけ鳴らしておこ。あまり脅して奥谷さんが自死されても困る」

 

斎藤支持者のLINEグループに入っていた女性は、斎藤氏の街頭演説で、こんな場面を見た。

 

『チームさいとう』登録者の女性
「11月3日、新長田で街宣があるということで聞きに行ったんです。斎藤さんの街宣の後にそのまま立花さんの街宣があったんです」

 

両陣営の距離の近さを示す、その時の動画がネット上に残っていた。

演説を終えて斎藤氏は立ち去るが、その場に残る支持者たち。すると30秒後、立花氏が現れ、斎藤陣営のロープをくぐると拍手で迎えられた。

 

女性
「斎藤さんがやった後にすぐ立花さんが入ったり、逆に立花さんがその場を盛り上げて、後に斎藤さんが入ったり、もうセットの印象を受けました。斎藤支持者は立花さんを利用して、票を集めることに加担していたと思います」

兵庫県選挙管理委員会に見解を聞くと「立花氏のように当選を意図しない立候補は、公職選挙法が想定しておらず、困惑している」と回答があった。

 

URL: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1588387?page=2https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1588387?page=3

 

 しかし、本記事の冒頭でリンクしたTBS『報道特集』のXのコメントは、8割方が斎藤元彦や立花孝志の「信者」たちによる罵詈雑言で埋め尽くされている。

 中にはこんなものまであった。

 

 

 

 本当に斎藤や、特に立花の信者にはモラルのかけらもないのだなあと呆れるほかない。立花の肩を持つなど、私に言わせればヒトラー支持を明言することと寸分変わりはない。ヒトラーに騙された当時のドイツ国民の責任は免れないのと同様、今回の兵庫県知事選で立花に騙された兵庫県民の責任は重いと声を大にして言いたい。

 なお、上記お二方の期待に応えてか、昨夜のnews23では立花による個人情報流出の件も取り上げられた。

 

newsdig.tbs.co.jp

 

 上記記事の後半を以下に引用する。

 

(前略)一方、知事選をめぐっては、出馬していた立花孝志氏が先週末、SNS上で、斎藤知事の疑惑の告発を行った元県民局長のものとされる私的な情報を拡散。元県民局長の公用パソコンに保存されていたと主張しています。立花氏の行為について斎藤知事は…

 

 (斎藤元彦知事)「私自身はそれが本物かどうか承知していません。(Q情報が漏えいしていれば、地方公務員法違反だが?)SNS上で出ている文章がどういうものか、私もまだ確認できていませんので、事実関係を確認していくことが大事だと思います」

 

 斎藤知事は対応について副知事らとすでに相談していて、第三者委員会の設置を検討するとしています。

 

URL: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1591738?display=1

 

 ご覧の通り、立花の行為は不祥事としてマスメディアに報じられた。オールドメディアの方がニューメディア(?)よりよほどマシだというほかない。

 斎藤も立花も、元県民局長のPCを押収した片山も疑惑まみれである。折田楓も含めて、全員立件されるべきだろう。

「フランス革命」的現象と「ナチスの勃興」的現象が同時に起きた2024年日本の数々の選挙

 12月に入って、新聞(主に朝日)の紙媒体をとっていた頃だと、来週あたりから夕刊に各分野での1年の「回顧」を読む時期だが、紙媒体とネットとではやはり勝手が違う。

 2024年の日本の政治についていうと、外形的には「官邸一強」が10月の衆院選で12年ぶりに崩れた年であることはいうまでもない。それを実現させたのは「フランス革命」的な要因と「ナチスの勃興」的な要因が同時に起きたといえるのではないかと考えている。前者については、衆院選中に弊ブログでも取り上げた江東区(東京15区)・高野勇斗立民区議のXが11月26日に再度投稿された。

 

 

 前回は全文引用したと記憶するが、今回は途中から引用する。

 

「長い者には巻かれろ」が多すぎるので、その状況が温存されている。だから「自民党じゃないと変えられない」とか、若者がある種の”あきらめ”を口にするようになるのである。それは個人の問題ではない、今の政治の状態そのものが、彼の思考に影響を与え戦う気を失わせているのである。

 

そうした政治と決別するのは、いつの時代も市民の力である。革命と言われるほどの強い力が必要である。重税に苦しむのは、いつも市民である。そして、その市民とは誰か。ヴェルサイユ宮殿にパンを求めて行進したのは名もない女性たち、市井の人々である。今求められているのは、パンを求める女性たちの声を、同じ感覚で、同じ目線で代弁できる人である。第一身分、第二身分の特権階級によって虐げられてきた平民の声である。それが下からの民主主義、草の根の民主主義である。大所高所から国家観を語り、自信満々に語る人間ではない。そして、それは声を聴くだけではなく、日々自分に足りないところに気づき、勉強し成長を続ける人間である。知識が不足していたら知識を補えばいいのである。

 

だから討論会では、取り繕うな、背伸びするな。かといって、逃げるなということである。間違っても、安全保障や経済政策をその浅い知識で語るな。私たちと同じ目線、同じ感覚で「それはおかしい」と言える人が今の江東区では求められているのである。我々と対話を重ね、共に成長できる人が求められているのである。徹底的にそこを突き詰めれば、自然と共感する人は増える。雑音に囚われず、方向を間違えなければ必ず勝つ。

 

高野はやと@江東区

2024年10月22日(衆議院議員選挙9日目)

 

URL: https://x.com/takano_hayato38/status/1861334346260717657

 

 最後の段落に「江東区では」とあるが、いうまでもなく日本全国に当てはまることだ。それが特によく当てはまるのが東京都江東区だったということに過ぎない。

 東京15区では、幸いそのような「安全保障や経済政策」については現時点では「浅い知識」しか持っていない前職(それも敵失で補選に勝っただけ)*1が再度勝った。下記Xにみられるような過去を「文春砲」に暴かれた、若いくせに操り人形みたいな、そのくせなぜか小賢しい自民党候補を(選挙区では)打ち破って。

 

 

 高野区議は同じ戦略で「来年も勝つ」と書いている。衆参同日選挙を念頭に置いているのだろう。

 

 

 来年に衆参同日選挙が行われるかどうかについては私は大いに懐疑的だが*2、可能性がある以上それに備えなければならないのは当然だ。

 ともあれ衆院選東京15区はそれで勝ったし、選挙全体でも自公が大敗した。それは良かった。しかしその反面、ナチスの勃興になぞらえたくなるような選挙結果も少なくなかった。東京都知事選での「石丸伸二現象」、前記衆院選で「手取りを増やします」のワンフレーズで躍進した玉木雄一郎の国民民主党、それに2週間前の兵庫県知事選で、あの立花孝志の応援を得て斎藤元彦が大逆転勝利したことなどだ。

 それらは、前記フランス革命的な要因と同じ動機から生まれたものだと思う。ひとことでいえば「反権威主義」だ。それが「個の確立」に向かえば良いのだが、ほかならぬフランス革命でもそうはならなかった。まず革命を担った勢力が尖鋭化して血の粛清に走ると、独裁者ナポレオンが現れ、その後長い反動の時代に入った。そして20世紀にはよくできた「ワイマール憲法」(1919年公布)下でナチスの独裁が成立した(1933年)。「反権威主義」は一方では共産党を弱体化させた。これはもう人間の心理として自然に起きる現象だからどうしようもないと私は思う。個を確立したいという欲求は人間誰しも持っているのではないだろうか。このあたりは「科学的社会主義」を信奉する人たちにも課題としてよく考えてもらいたいものだ*3。その一方で、「反権威主義」は群集心理とも結びつきやすいのではないだろうか。

 西洋史においては離れたタイミングで起きた事柄がほぼ同時に起きたのは、(政治思想における)後進国にはありがちなことではないか。前世紀にも、資本主義の後進国だったロシアで共産主義革命が起きた例がある。

 来年は、石丸・玉木・斎藤、それに立花のような連中との戦いが大きな課題になるのではないかと思う。

*1:以上は現状については事実だから仕方ない。問題は今後である。今後成長できなければそれだけで終わってしまうが、小さく生まれても大きく育てば良いのである。

*2:何より総理大臣の石破茂にとって衆参同日選挙を行うメリットが全くないからである。来年衆参同日選挙を行うメリットはもっぱら、今年の衆院選で惨敗した安倍派にある、というより安倍派(と公明党)にしかない。

*3:なお私は「民主集中制」全体を否定しているわけではない。それに含まれる「分派禁止条項」の撤廃を求めているだけである。この点を誤解している人が少なくないようなので改めて強調しておく。

立花氏に違法に情報漏洩したのは片山前副知事では?公用PCではなく私用USBに記録された情報である可能性もある。(VariAcc氏のXより)

 一昨日(11/29)、立花孝志が自死した兵庫県民局長のPCの中身の一部と称するものを「公開」した。

 下記は来年(2025年)1月末をもって更新が停止されるというzakzak夕刊フジのサイト)へのリンク。

 

www.zakzak.co.jp

 

 以下引用する。

 

元県民局長の「公用パソコン中身を公表」N党・立花孝志氏が動画投稿 兵庫・斎藤知事の告発文書問題 「クーデター顛末記」文書ファイルも

2024.11/30 14:51

 

 兵庫県の斎藤元彦知事(47)の疑惑などを告発する文書の真偽を解明する県議会調査特別委員会(百条委員会)の議論に影響するのか。7月に自殺した元県西播磨県民局長の男性=当時(60)=が告発文書を作成したとされる公用パソコンについて、「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)は29日、自身のユーチューブで「県民局長の公用パソコンの中身を一部公表します」とする動画を投稿、インターネット上で大きな話題となっている。

 

 動画では、パソコンの複数のフォルダとみられる画面が映されており、フォルダ名にはそれぞれ、女性の名前とみられるものや、「小説関係」、女性の名前らしきものを付けた「写真館」といったものが並んでいる。「クーデター顛末記」とタイトルの付いた文書ファイルもみられた。

 

 立花氏は兵庫県知事選で、男性の自殺の原因は告発者捜しを命じた斎藤氏にあるのではなく、プライベート情報の露見を恥じたためだと訴えていた。

 

 立花氏が公開した内容の真偽や入手経路を含めてさまざまな議論を呼びそうだ。

 

URL: https://www.zakzak.co.jp/article/20241130-RPRXH5YKURJ4BLCJOAOI44IBTQ/

 

 引用文中に「クーデター顛末記」という文字列がある。これに「斎藤信者」のネトウヨたちが、これこそ元県民局長が斎藤にクーデターを仕掛けようとしていた証拠だと言って狂喜乱舞しているようだ。

 しかし、「クーデター」とは「時事用語のABC」によれば「非合法的な手段によって権力を掌握すること」という悪い意味を持った言葉であり、仕掛けようとする者が自らが計画する行為を指して使う言葉であるとは全く思われない。本当にそんな意図があったとしたら、犯罪をなそうとするものが「犯罪計画」あるいは「悪事」という名のフォルダを作成したに等しい。これは、上記記事についた下記のブコメの推測が正しいのではないか。

 

元県民局長の「公用パソコン中身を公表」N党・立花孝志氏が動画投稿 兵庫・斎藤知事の告発文書問題 「クーデター顛末記」文書ファイルも

公用PCでやるなって話はあるとして、「小説関係」ってフォルダに『クーデター顛末記』って文書があったとして、小説のネタと考えるのが自然では?

2024/11/30 19:43

b.hatena.ne.jp

 

 しかも、このフォルダはもともと公用PCに入っていたものではなく、元県民局長が持っていたUSBメモリから、公用PCが斎藤側に押収されたのと同じ日にPCにコピーされたのではないか、さらにその情報を立花に提供したの兵庫県元副知事の片山安孝ではないかはとの疑惑が出ているようだ。

 

 

 この件で、斎藤に新たな(つまり折田楓の件以外の)公職選挙法違反の疑いが出てきたと指摘するのが横田一氏だ。

 

 

 下記は立民・小西洋之参院議員のX。

 

 

 上記Xからは昨夕のTBS『報道特集』の報道を紹介した下記Xがリンクされている。

 

 

 

 この『報道特集』は私も見た。これと比較すると、今朝の『サンデーモーニング』はダメダメだった。下記は鈴木エイト氏のX。

 

 

 これはサンモニに出ていたコメンテーターのコメントに対する感想ではないだろうか。

 いったいにサンモニは、関口宏時代の末期から既にそうだったがすっかり弛緩している。膳場貴子も思ったほど良くない。

 先週は既に折田楓の一件を十分取り上げることができたタイミングだったのにそれを怠って折田の件をスルーした。翌日のnews23ではトップニュースの扱いだっただけに、報道特集news23と比較してサンモニのダメさが目立つ。

 これはもうサンモニは見る必要がないかもしれない。来週からはコメンテーターの顔ぶれによって見るかどうかを決めようか。

 それにしても、立花孝志はやはり折田楓よりもずっと悪質だ。単なる俗物にして公職選挙法を碌に知らなかっただけらしい折田と比べて、悪意に満ち満ちた立花は、彼が率いた政党を「反社会的カルト集団」「サリンをまかないオウムみたいなもん」と評することが「重要な部分について真実であると認められる」と東京地裁に認定されただけのことはあると改めて思った。

 

blog.goo.ne.jp

 

 そんな立花に守られた斎藤を擁護しまくっているのが「オールドメディア」の一員である辛坊治郎だが、弊ブログとしては久々の辛坊批判については稿を改める。

斎藤元彦は自身のXアカの運用を選挙期間中は折田楓に任せっ放しだった疑いが極めて強いとのこと

 斎藤元彦と折田楓の件。

 

 

 折田楓がネットへの発信で使っているのはPCとiPhoneであるのに対し、斎藤は普段はAndroidしか使わないらしい。

 

 

 私は昔から今に至るまでブログ記事はずっとパソコン(昔はWindowsマシン、2010年からは主にMac)で書いているし、Xはリードオンリーで発信はしない。携帯は2019年末まで20年近くガラケーを使い続け、今でもスマホについてはろくに知らない。だから上記の話を知っても、そんなものかと思うばかり。コンピュータがMacなのでスマホiPhoneだ。だから折田楓と同じ陣営に属するかもしれない。

 しかしその折田は、学生時代には最初「女子アナ」になろうとしたり、今でも某フジテレビの某「女子アナ」と親しいらしいなど、バブル時代的な感覚を持つ俗物としか私には思えない。

 こんなXの情報もある。

 

 

 

 なんじゃそりゃ。昔の「阪神優勝」みたいな奴だな。「阪神優勝」が商標登録されてプロ野球球団の阪神タイガースがリーグ優勝した時に一時使えなかったのは確か2003年の話。折田の手口は手垢のついた古いものだ。

 そういえば今年は「横浜優勝」の年でもあった。先日の「プレミア12」とやらも、最後の決勝戦に先発するのが読売の戸郷翔征だと知って、ああ、たぶん「台湾優勝」になるだろうなと思ったら案の定だった。戸郷といえば、2021年の終盤にスワローズが阪神に追い詰められた時、原樹理に走者一掃の二塁打を打たれてくれた「勝負弱い」イメージがあり、今年のクライマックスシリーズでも菅野智之ともども「横浜優勝」をアシストしれくれた投手だからだ。その予感は当たった。読売はFAでも阪神の大山悠輔を取り逃したらしい。大山はたぶん読売の衰勢を察して泥船に乗るのを止めたのだろう。懸命な判断だと思う。

 話が逸れたが、本筋に戻る気にもならないのでここで終わりにする。