kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

沢尻エリカ容疑者逮捕と「桜を見る会」をめぐる2つの「陰謀論」

 昨日(16日)、沢尻エリカという芸能人が麻薬所持の疑いで逮捕された。

 この芸能人は、数年前に逮捕された元プロ野球選手(西武・読売・オリックス)の清原和博同様、麻薬の疑いが何度も取り沙汰された人物であって、逮捕に特に驚きはない。しかし、さっそくいつものように「安倍晋三の『桜を見る会』問題から目をそらさせようとする『スピン』だ」という陰謀論が巻き起こった。今回はオザシン(「小沢信者」)やヤマシン(「山本太郎信者」)のみならず、立憲民主党支持層などからもこのスピン陰謀論の声が上がっている。

 厚労省麻薬取締部ではなく、警視庁が沢尻容疑者を逮捕したことが今回の「スピン陰謀論」の根拠になっているようだが(安倍政権は容易に警視庁を動かすことができるとされているから)、これも下記ツイートが指摘するように、以前から沢尻容疑者と「反社会勢力」とのつながりが警視庁にマークされていたと考えれば不思議はない。芸能人や前記清原和博などのスポーツ選手と「反社会勢力」とのつながりを知らぬ者は誰もあるまい。

 

 

 まあ実際に安倍晋三が警視庁を動かした可能性がないとは私は言わないが、証拠を示せなければ人々を説得できないばかりか、ネトウヨに攻撃の材料を与え、人々がネトウヨの側に流れてしまう割合の方が多いだろうから、そういう陰謀論は言わない方が良い。政権を倒すなんて最初からハンデ戦に決まっているのだ。もちろん、決定的な証拠を掴んでそれを広めれば政権を倒せる可能性もあるが、あくまで動かぬ証拠を掴めればの話だ。

 以上のような陰謀論ならありふれているのでわざわざ記事にもしないのだが、今回記事にするのは、沢尻容疑者が逮捕される直前まで、「桜を見る会」を野党が追及すること自体が「日米FTAから目をそらさせるための『スピン』だ」という陰謀論が、オザシンやヤマシンたちの間で広められていたからだ。

 特に目立つのは「ゆきのちゃん」と名乗るアカウントだが、この人のツイートをいくつか載せたブログ記事がネットで引っかかったので下記にリンクを張る。

 

ameblo.jp

 

 上記ブログ記事から筆頭にリンクされている「ゆきのちゃん」のツイートを下記にリンクする。

 

 

 オザシンやヤマシンたちは、この陰謀論に夢中になっていて、あろうことか山本太郎自身もそれに煽られて他の野党を「売国」呼ばわりして批判を浴びた。ヤマシン自身が山本太郎にダメージを与えた格好だ。

 「桜を見る会」は安倍晋三にとって不利な材料だろうと普通の人は思うが、彼らの一部は「安倍はもう宗主国アメリカ)から切り捨てられた」などと宣っている。

 ところが日米FTAから関心をそらすスピンだったはずの「桜を見る会」から目をそらすスピンとして沢尻容疑者の逮捕が語られることによって、わけのわからないことになってしまった。

 もっともそんなことにめげるオザシン・ヤマシンではない。彼らは「沢尻容疑者逮捕は日米FTAから目をそらさせるためのスピンだ」と言えば良いだけの話だから。

 彼らはいったい何をやっているのだろうか。沢尻容疑者の件は芸能人ならありふれた話だし、日米FTAと「桜を見る会」の批判は二律背反でも阻害要因でもなく、両方とも批判していくことはいくらでも可能なのだから、「(野党は)『桜を見る会』を追及して日米FTAから関心を逸らすプロレスをやっている」と主張する前記「ゆきのちゃん」の陰謀論はナンセンスとして一蹴されてしかるべきだ。

 それをやらずに「ゆきのちゃん」になびくオザシン・ヤマシンたちこそ、安倍晋三と自公の「補完勢力」として強く批判されるべきだろう。

安倍晋三、来年の「桜を見る会」を中止し逃走

 安倍晋三といえば「国政の私物化」の代名詞のような政治家だが、この国の人々は、安倍が森友・加計問題を引き起こそうが公文書の隠蔽や改竄を引き起こそうが許し続け、高い内閣支持率を与え続けてきて、その間にこの国の国力は急激に落ち続けている。それで私はいつも「崩壊の時代」という言葉を日記に書いてきた。

 だから今回の「桜を見る会」の私物化の件(これ自体は反政権側のツイートで毎年取り上げられていて周知だった)もすぐに立ち消えになるのではないかと思っていた。ところが、このところどうも安倍には燃料切れの気配がある。久しく見なかった自民党内の暗闘(2人の大臣が引責辞任に追い込まれた件に引き続いて問題になったこの件で、安倍は来年の「桜の見る会」の中止に追い込まれた。これは正直言ってやや意外だった。

 以下NHKニュースより。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191113/k10012175891000.html

 

来年の「桜を見る会」は中止 菅官房長官

総理大臣主催の「桜を見る会」について、菅官房長官は午後の記者会見で、招待者の基準の明確化などを図り、予算や招待者数の削減も含め、全般的な見直しを検討するとして、来年の開催を中止することを発表しました。
また、安倍総理大臣は13日午後7時前、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し、「すでに菅官房長官が説明したとおり、私の判断で中止することにした」と述べました。

 
この中で、菅官房長官は「桜を見る会」の招待者について「内閣官房の取りまとめにあたっては、総理大臣官邸内や与党にも推薦依頼を行っており、官邸内は、総理、副総理、官房長官官房副長官に対し、事務的に推薦依頼を行ったうえで、提出された推薦者の取りまとめを行っている」と述べました。

そして「こうした手続きは、長年の慣行で行ってきているものだが、さまざまな意見があることを踏まえ、政府として、招待基準の明確化や、招待プロセスの透明化を検討したい。予算や招待人数も含めて、全般的な見直しを幅広く意見を聞きながら行うこととし、来年度の桜を見る会は中止をすることにした」と述べました。

また菅官房長官は、来年の開催中止は安倍総理大臣が判断したことを明らかにしたうえで、再来年以降は再開する前提で見直しを進めていく考えを示しました。

さらに、見直しにあたっては、規模の縮小が念頭にあるのかと問われたのに対し、「当然だ」と述べました。

一方、みずからに対しても招待者に関する事務的な推薦依頼があったことについては、「慣行だったので、それが自然のことかなと、ずっと思っていた」と述べました。

そして、「私どもが野党の時も、その時の政権が行っており、やはり慣行だったのだろう。さまざまな意見を真摯(しんし)に受け止め、疑問点を明確にしていきたい」と述べました。

総理大臣主催で毎年開かれている「桜を見る会」をめぐっては、年々、参加者が増えていて、野党側は、安倍総理大臣の後援会から多くの人が招待されているとして、「公的行事の私物化だ」などと追及しています。

安倍首相「私の判断で中止」

安倍総理大臣は13日午後7時前、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し、「すでに菅官房長官が説明したとおり、私の判断で中止することにした」と述べました。

後援会主催の夕食会 収支報告書に記載なし

NHKが入手した「桜を見る会」の案内文には、「安倍晋三事務所」の名称や安倍総理大臣の地元・山口県下関市の事務所の電話番号とともに、「桜を見る会」の前日に後援会が主催して開かれる会費制の夕食会の案内も記されていました。

政治資金規正法政治団体が会費制の催しを行った場合は、その収支を政治資金収支報告書に記載することを義務づけています。

しかし、この年の「安倍晋三後援会」の収支報告書には、この「後援会」主催の夕食会に関係する収入の記載は確認できません。

専門家は会費制の催しを行った政治団体は、会計を旅行会社に任せた場合や利益が出なかった場合でも収支や日時、それに参加人数などを記載するべきだと指摘していて、過去には不記載だとの指摘を受けて収支報告書を訂正したケースが相次いでいます。

安倍首相に関する仕事後 招待状届いた人も

桜を見る会」の参加者の中には、安倍総理大臣に関係する仕事に関わったあと、会の招待状が毎年届くようになったという人もいます。

山口県下関市の会社役員の男性によりますと、安倍総理大臣に関係する仕事に関わったあとの3、4年前に突然安倍総理大臣の名前で「桜を見る会」に出席するかどうかを尋ねる文書が郵送されてきたということです。

男性は、「自分のところに総理大臣から何かが届くとは思わなかったので、驚いたし、誉れな感じを抱いた」と話しました。男性は、飛行機やホテルはみずから確保し、5万円以上かかった交通費や宿泊費などは自己負担したということです。

桜を見る会」には、多くの芸能人も参加していたということで、男性は「山口県からかなりの人数が参加していたようだ。地方の人からすると、テレビで見る人たちが実際にいて記念写真を撮れたので、とても楽しかったという思い出になっている」と振り返りました。

男性の元には、その後も毎年安倍総理大臣の名前で招待状が届いているということで、男性は「思い返してみると、安倍総理大臣の周りの方と近い関係になったり地元に貢献したりすることで、ご褒美のようなものを受けたということはあるかもしれない」と話していました。

政治資金専門家「公私混同だ」

政治資金の問題に詳しい日本大学の岩井奉信教授は、NHKが入手した案内文を見て「政府が税金を使って開催し一定の参加基準があるとされる『桜を見る会』の案内に、前日に開かれる安倍総理大臣を応援する私的な後援会の夕食会の案内も書かれている。この文書からは、誰でも希望をすれば『桜を見る会』に参加できるように感じられ、政府の説明と矛盾している。事実上の選挙区サービスで、公私混同と言わざるをえない」と指摘しました。

そのうえで「『桜を見る会』では飲食が提供され、お土産も出たと言われているが、こうした場に地元の後援会関係者を招いていたのであれば、公職選挙法で禁じられている選挙区内の有権者などに対する寄付にあたると思う。前日の夕食会は、後援会主催の行事ということなら政治資金規正法で収支の報告が義務づけられているが、後援会の政治資金収支報告書には一切記載が見られず、不記載として法律違反となる疑いがある」と話しました。
 
NHKニュースより)

 

 「逃げ足が速い」というやつだろう。

 ところで、コメント欄で教えていただいたのだが、この件に絡んで安倍は2013年から16年までの間、統一協会関係者を「桜を見る会」に招待していたという話がある。下記にリンクのみ示す。

 

hbol.jp

 

 ついでに「はてなブックマーク」と、その中でももっとも人気のあるコメントにもリンクを張っておく。

 

b.hatena.ne.jp

 

安倍首相主催の「桜を見る会」、統一教会関係者も招待客に<政界宗教汚染〜安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第23回> | ハーバー・ビジネス・オンライン

日頃韓国ガーしてる宇予が必ずダンマリする案件。やっぱりこっち方面も花見に関わってたなら確実に「接待」だねえ、組織票貰ってるんだもんね統一教会から

2019/11/12 11:16

b.hatena.ne.jp

 

 私が13年前の2006年6月にブログで最初に安倍晋三を取り上げたのも、安倍と統一協会の関係に絡む一件だった。当時小泉純一郎内閣の官房長官だった安倍が統一協会系の団体に祝電を送っていたことがネットで発掘されたのだった。

 だが、マスメディアでは週刊誌報道がせいぜいで、新聞ではベタ記事にしかならなかった。大阪本社版朝日新聞の朝夕刊統合版ではベタ記事としてさえ取り上げられなかったので大変失望したことを覚えている。

 週刊誌では、なぜか有田芳生立憲民主党参院議員がこの件の火消し側に回るコメントを発していたのだった。もっと厳しく安倍を追及してしかるべきだったと私は今でも思っているのだが。

 安倍晋三によるこの国の蚕食は、もうどうしようもなく進んでしまったために、今さら止めてもそこからの回復には長い年月がかかるだろうが、それでも止めなければなるまい。

天皇即位パレードのNHK特番にも「岩田明子」がしゃしゃり出てきたらしい(呆)

 昨日(11/10)は天皇の即位礼に付随して先月22日に行われる予定が延期されたパレードが行われた。それを思い出させたのはその前の朝のTBSの「サンデーモーニング」に出てきた山内あゆという、この番組では見たことのない同局のアナウンサーだった。TBSが生中継したかどうかは知らないが、生中継するならこのアナウンサーの語りが入るのかもしれないなと思った。

 それと同時に、昨日はサンモニ終了後はテレビを見ない日にしようと思ってそれを実行した。天皇家の催し物がある時には私はいつもそうしている。見たくもないものを見る時間がもったいないからだ。

 NHKの放送は例によって例のごとくだったようだ。

 

 

 岩田明子がまた「安倍総理ガー」をやっていたのか。まあそうだろうな。

 

 

 

 メディアを支配するにはまずNHKを押さえておくことが必要不可欠だ、というのが安倍晋三の戦略の根幹にあって、だから2001年という早い段階でNHK番組改変問題を引き起こしたわけだ。安倍の強権独裁政治は一朝一夕にできあがったわけではない。安倍なりの用意周到な準備と執念があったのだ。政権批判側もこのことを肝に銘じる必要がある。

 一気に「ガラガラポン」をやることが可能なほどやわな敵ではないのである。安倍も安倍支持者も、2007年の参院選に負けて、それに安倍自身の体調不良も相俟って政権を追われた時にだって陰謀論は言い出さなかった。陰謀論を安易に口にした「小沢信者」や、選挙の街宣で不正選挙論者に迎合した山本太郎*1などとは、それこそ「本気度」が違う。陰謀論者やそれに迎合する人たちには「本気さ」が欠けているのだ。

 「ムサシ」や「不正選挙」は負けたこと、あるいは負ける場合を想定した言い訳えしかない。こういうことを言い出したり、この手の論者に迎合したりする人たちは、「チョロい政権批判勢力」あるいは「チョロい野党」に過ぎない。

 

 

 「ムサシ」や「不正選挙論」が広がったのは2013年参院選の頃だったかもしれないが、それらが最初に観測されたのは、昔からずっと「小沢信者ヲチ」をやっていた私が知る限り2012年12月の衆院選終了の直後で、当時それを言っていたのは一人の例外もなく全員が「小沢信者」だった。もっとも「小沢信者」の中にも日本未来の党の負けを認める「負け組」と、不正選挙論をがなり立てる「勝ち組」がいた。当時の「負け組」のブロガーの中にはのちに「小沢信者」の世界から足を洗った人もいる。真にカルト的な連中だけがコアな「小沢信者」としてその後も残った。その多く(全部ではないがかなりの部分)が山本太郎支持へと転じている。

 私の知る限り、「ムサシ」や「不正選挙」に言及するか、そこまで行かずとも不正選挙論者たちに迎合する論者たちの中に、信頼に値する人はただの一人もいない。

*1:さすがに山本太郎自身が「ムサシ」「不正選挙」を信じているとは私は思わない。彼は単に不正選挙陰謀論を信じている支持者に迎合しているだけだろう。

「宇高航路」109年の歴史に幕へ 背景に利用客の減少(NHK)

 宇高連絡船がついに廃止されるらしい。「ついに」と書いたのは、以前にも一度完全廃止されそうな話があったからだ(後述のWikipediaを参照)。

 以下NHKニュースより。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191109/k10012171331000.html

 

「宇高航路」109年の歴史に幕へ 背景に利用客の減少

 

香川県高松港岡山県玉野市宇野港を結ぶ「宇高航路」と呼ばれる海の便で唯一、フェリーの運航を続けていた高松市の四国急行フェリーが、瀬戸大橋の開通などによる利用客の減少から、近く、この航路での運航を終える方針を固めたことが分かりました。明治43年に開設された宇高航路は109年の歴史に幕を下ろすことになります。

宇野港高松港を結ぶ宇高航路は明治43年鉄道連絡船として開設され、昭和60年代には、旧国鉄の連絡船と3つの会社のフェリーが24時間、1日に150往復以上運航していました。

しかしその後、瀬戸大橋の開通などで利用客が減少し、現在は高松市に本社がある四国急行フェリーだけが1日5往復を運航していますが、会社の関係者によりますと、四国急行フェリーはこの航路について、利用者の減少に歯止めがかからず収支の改善が見込めないとして運航を終了する方針を固めました。

近く、四国運輸局に航路の休止を届け出るということです。

四国急行フェリーには香川県岡山県、それに高松市玉野市平成27年度から財政支援を続けていましたが、ことし運航が終了すれば、明治43年に開設された宇高航路は109年の歴史に幕を下ろすことになります。

 

NHKニュースより)

 

 こういう記事を読むと、元号とはなんて不便なものなのかと改めて思う*1

 私は2000年代には宇高連絡船の航路を挟む両岸である岡山県香川県に居住経験があるが(2002年末まで岡山、以後2009年まで香川)、宇高連絡船を使った経験は数えるほどしかなく、一度を除いていずれも遊びで使った。瀬戸大橋は自動車道路とマリンライナーを仕事にも遊びにも数え切れないほど使ったが。

 1988年に瀬戸大橋ができる前、最初に旅行で四国に行った時も大阪南港から高知港への夜行で行ったし、帰りには高松から小豆島を経由した。結局最初に宇高連絡船に乗ったのは2002年4月の最初の日曜日だった*2。この日の帰りはマリンライナーを使った。

 その後は高松市在住時代に二度、自転車で宇野から高松まで渡るのに使った。行きは愛媛県今治から広島県尾道までしまなみ海道を渡ったが、自転車は瀬戸大橋を渡ることはできない。それで宇高連絡船を使ってループを閉じたのだった。

 瀬戸大橋はよく強風で通れなくなるので連絡船は貴重だったという話もあるが、一度台風の時に連絡船も運行休止になって高松に帰れず、結局倉敷に泊まったことがあった。まあ廃止は時の流れで仕方ない。高松は1988年4月の瀬戸大橋開通とともに四国の玄関口としての地位を失ったといえるのではないか。

 ただ、宇高連絡船廃止後も直島経由でフェリーを乗り継いで行くことはできるようだ。

 以下、Wikipediaより抜粋。

 

ja.wikipedia.org

 

概要

1903年明治36年3月18日山陽鉄道傘下の山陽汽船商社が開設した、岡山港 - 高松港間および多尾連絡船(多度津港 - 尾道港間)を前身とする。元々は玉藻丸は岡山港-高松港間に、児島丸は多尾連絡船に就航していた。岡山港 - 高松港間航路は、浅喫水船で岡山を出て途中三蟠港で玉藻丸に乗り換え。利用客が低迷したために、同年8月に九蟠、9月に土庄(小豆島)も経由する様に改められた。また、多尾連絡船は当初は直通だったが、1906年明治39年)6月に鞆港を経由する様になった。両航路とも、1906年明治39年)の鉄道国有化で国鉄の航路になり、宇高連絡船就航前日まで就航した。

山陽本線を建設した山陽鉄道は、予讃線土讃線の一部を建設した讃岐鉄道1904年明治37年)に買収した時点で宇野 - 高松間航路の計画を立てていたが、実現したのは同社が鉄道国有法に基づき国有化された後のことだった。

1910年明治43年6月12日宇野線が開通。これまでの山陽汽船商社が開設した、多尾連絡船(尾道 - 多度津間)及び、岡山 - 高松間航路を統合し、宇野 - 高松間の航路が開設された。船舶は、2航路で使われていた船舶2隻(玉藻丸児島丸)を転用した。

以後、本州四国を結ぶ幹線交通路として重用されてきた。1972年(昭和47年)11月8日からは急行便としてホーバークラフトが運航され、さらに1985年末からは、多客期などの臨時急行便として高速艇も運航された。

1988年(昭和63年)4月10日本四備讃線瀬戸大橋線)が開業したことから、前日限りで連絡船とホーバークラフトは廃止され、宇野周辺の利用者のために残された高速艇の運航も1990年(平成2年)3月に休止、翌1991年(平成3年)3月に廃止となった[1]

なお、瀬戸大橋の通行料が高額であったことなど事情から、フェリー各社(四国フェリー宇高国道フェリー・本四フェリー[注釈 1])の宇高航路は、瀬戸大橋開業後も運航を続け、21世紀初頭でもトラックドライバーの利用が多かった[注釈 2]。しかし、明石海峡大橋の供用開始、本四高速などの通行料金値下げ、燃油価格高騰などが原因で利用者が減少、徐々に減便を余儀なくされる。

2009年(平成21年)4月1日に津國汽船の本四フェリーが廃止撤退[注釈 3]2010年(平成22年)2月12日には、宇高国道フェリー四国フェリーが宇高航路での運航を3月26日限りで廃止すると四国運輸局に申請したが[2]、岡山・香川の両県議会や玉野・高松の両市議会から存続要請がなされた結果、宇高国道フェリーは同年3月4日に、四国フェリーは同年3月11日に廃止申請を取り下げて当面の運航継続を決めた。最終的に宇高国道フェリー2012年平成24年10月17日をもって運航休止となり、その後再開されていない。現在、宇高航路は四国フェリー1社による運航となっている。

強風などで本四備讃線の瀬戸大橋橋上区間児島駅 - 坂出駅・宇多津駅)に通行規制がかかった場合は、快速電車マリンライナーが宇野行に臨時変更され、宇野から高松へフェリーによる代行輸送が行われていたが、四国フェリーが深夜便を廃止し日中の運航も5往復にまで減便されたため、代行輸送契約は終了となった。

 

Wikipediaより)

 

 

*1:なにしろ記事に明治、昭和、平成の3つの元号が出てくる上、記事には出てこない大正、それに某政党の名称に用いられている現元号があり、NHKの流儀だと廃止年はその現元号で表されるのだ。「明治43年」が何年前なのかは簡単には計算できない。

*2:船内のテレビにNHKが中継するヤクルト対阪神のデーゲームが映し出されていたのを覚えている。その試合は、故星野仙一阪神の監督に就任して阪神が開幕7連勝したあとの8戦目であり、神宮球場のスタンドは阪神ファンだらけだったことに(いつものことではあるが)むかついた印象が強く残っている。この日の阪神の先発は新人の安藤だった。試合はヤクルトが逆転勝ちして、開幕戦以来続いた阪神の連勝を止めたが、その肝心な場面を見ることはできなかった。

「選挙システム『ムサシ』の筆頭株主が安倍首相」は誤り。籠池氏が発言し、ネットで拡散(BuzzFeed・籏智広太)

 時間がないのでリンクのみで本文の引用はしない。タイトルで中身は想像がつくだろうが、検証したことに意義がある。

https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/musashi

 

 「ムサシガー」「不正選挙ガー」という連中は門前払いで良い。そんなことを言い出す連中は、反安倍・反自民側の信用を落とす「安倍晋三自民党の補完勢力」以外の何物でもない。

トランプのパリ協定離脱正式通告と植草一秀・山本太郎

 トランプがパリ協定からの離脱を国連に正式通告した。以下BBCニュースより。

 

https://www.bbc.com/japanese/50297884

 

米政府、パリ協定離脱を正式通告 気候変動対策に暗雲

2019年11月5日
 

アメリカは4日、気候変動への国際的な取り組みを決めた2015年の「パリ協定」からの離脱を正式に国連に通告した。これにより、アメリカは世界で唯一、同協定に参加していない国となる。

ドナルド・トランプ米大統領2017年6月にパリ協定から離脱すると宣言。マイク・ポンペオ国務長官は今年10月、パリ協定がアメリカに「不公平な経済的負担」を強いていると述べて、離脱を正式通告する計画を発表していた。

離脱のプロセスは1年を要し、大統領選の翌日に当たる2020年11月4日に正式な離脱となる。

「現実的なダメージ」

パリ協定は、地球の気温上昇を産業革命前と比較して2度未満に抑え、1.5度未満に抑えるための取り組みを推進するもの。

2015年12月にパリで開催された国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)で採択され、現在、アメリカを含めて188カ国が参加している。

アメリカの離脱により、欧州連合EU)は合意内容を実現するために相当の努力を要することになった。

シンクタンクの国際・欧州問題研究所は昨年12月に発表した報告書で、トランプ大統領による離脱決定はパリ協定に「非常に現実的なダメージ」を与え、「他国が追随する倫理的・政治的な理由」を作り出したと指摘。

パリ協定に署名したものの、自国での批准はしていないロシアやトルコの例を上げている。

アメリカ政府は、同協定の離脱を通告できる最初の日にこれを実行した。一方、実際の離脱は来年の大統領選の結果にかかっている。もしトランプ氏が敗北すれば、勝者が離脱の是非を決定できる。

しかし科学者や環境保護活動家からは、それまでの間にトランプ政権が気候変動への対策におよぼす影響を懸念している。トランプ氏がアメリカの環境保護法を次々と「見つけては破壊」しようとしていると批判する声もある。

「パリ市民の代表ではない」

トランプ大統領アメリカをエネルギー超大国にすると約束。ガスや石油、石炭の生産コストを削減するため、多数の汚染対策法を破棄しようとした。

また、バラク・オバマ前大統領の環境計画はアメリカのエネルギー業界に対する戦争だと指摘していた。

昨年にパリ協定から離脱する意向を示した際には、「私はパリではなくピッツバーグの市民を代表するために選ばれた。アメリカの国益にならない協定からは離脱するか再交渉を行うと約束する」と述べている。

しかし報道によると、トランプ政権はパリ協定について再交渉の努力をせず、離脱可能な日を待っていたとみられている。

アメリカは世界の炭素排出量の15%を占めている一方、気温上昇に対処しようとしている発展途上国にとっては重要な財政と技術の供給元でもある。

パリ協定の内容

気候変動、あるいは地球温暖化は工業や農業による排出ガスが原因とされている。パリ協定は、排出ガスによる気温上昇を制限することを目的に作られた。

  • 地球の気温上昇を、産業革命前と比較して2度未満より「かなり低く」抑え、1.5度未満に抑えるよう「さらに努力をする」
  • 2050~2100年の間に、人間の活動による温室効果ガスの排出量を、樹木や土、海洋が自然に吸収できる量に抑える
  • 各国の排出量削減への貢献度を5年に1度調査し、目標を上げていく
  • 気候変動に対応し、再生可能エネルギーへ切り替えるための「気候資金」を、先進国から途上国に供給する

(英語記事 US notifies UN of Paris climate accord withdrawal

 

BBC NEWS JAPANより)

 

 トランプの行動は予定通りとはいえ論外だ。米国内外から批判されている。

 ただ、そんなトランプに日本から不思議な援護射撃をした人間がいる。

 植草一秀である。最近、山本太郎の経済政策のブレーンとして名前が取り沙汰された。

 植草は「地球温暖化懐疑論」の立場に立っている。いかにも陰謀論者の植草らしい。下記に、植草のブログからカテゴリー「地球環境・温暖化」のカテゴリへのリンクを張っておく。これを読めば、植草がこの問題についていかなるスタンスをとっているかがわかる。

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/cat31357036/index.html

 

 また山本太郎も、2016年にパリ協定の批准承認の採決を棄権した。

 

ameblo.jp

 

 上記リンクの記事で、山本太郎はパリ協定には賛成だと書きながら、よくわからない理屈で棄権を表明した。

 この屁理屈は、昨年山本が叩かれた、麻生太郎らの問責決議案に欠席・棄権した時に書いたブログ記事を思い出させる。

 おそらく、パリ協定の批准承認の採決を棄権したのは、植草一秀やその信者たちに代表される、山本太郎自身のコアな支持層でもある、彼ら地球温暖化懐疑(陰謀)論者たちにおもねったのだろう。

 山本太郎にはこういう体質が濃厚にある。これは、私のような批判派ではなく、山本太郎の支持者たちが厳しく諌言する必要があるのではなかろうか。

 それをやらないと、山本太郎はどんどんダメになっていく。その兆しは既に濃厚に見えている。

 安倍晋三小沢一郎も、ネトウヨや「小沢信者」といったコアな支持層が甘やかした結果、すっかりダメな政治家になった。

 山本太郎の支持者たちも同じ誤りを犯すのだろうか。

 山本太郎は賢い人だから、などと言って彼を神聖不可侵にして崇め奉っている場合ではない。強く警告したい。