自民党が地方選挙でまた負けた。その地方選とは練馬区長選だが、いつものような公明党等相乗りではなく、なんと都ファ、民民、東京維新と一緒に推し、SNSではしばしば木下ちがや氏(「こたつぬこ」)のリポストなどを目にした記憶もある若い尾島紘平前都議(37歳)を地元育ちの59歳にして「完全無所属」を標榜する吉田健一候補に完敗した。尾島氏は小池百合子の「秘蔵っ子」と言われた人物だ。つまり、自民党に対する批判のみならず、住民の批判は小池百合子や都ファにまで向かっているということだ。尾島候補は都ファの都議だった。
この選挙については朝日が無料記事を配信しているので、以下に全文を引用する。
www.asahi.com
練馬区長選で吉田健一氏初当選 自民推薦の前都議・尾島氏らを破る
2026年4月12日 23時07分
立岩穣一
東京都練馬区長選が12日に投開票され、無所属新顔で幼稚園理事長の吉田健一氏(59)が、前都議の尾島紘平氏(37)と会社経営者の三上恭平氏(43)の2人を破り初当選した。
尾島氏は自民、国民、都民ファ、東京維新の会が推薦していた。自民にとって東京都内では3月の清瀬市長選に続く、推薦候補の落選となる。
吉田氏は政党から推薦を受けない「完全無所属」を掲げ、「すべての人の声を公正公平に受け止めたい」と主張、複数の市民グループが選挙戦を支えた。争点の一つになっていた区立美術館の建て替えには否定的な立場で「物価高騰の中、子育て支援や住宅補助など先にしなければならないことがある」と訴えた。
尾島氏は現区長から後継指名を受け、自民、国民、都民ファ、東京維新の会が推薦した。かつて秘書を務めた小池百合子東京都知事からも全面的な支援を受けたが、及ばなかった。
三上恭平氏(43)は浸透しなかった。
確定得票
当 123,164 吉田 健一 59 無新 (1)
90,135 尾島 紘平 37 無新
6,811 三上 恭平 43 無新
※カッコ内数字は当選回数
(朝日新聞デジタルより)
URL: https://www.asahi.com/articles/ASV4B3S8YV4BOXIE00CM.html
ブコメより。
b.hatena.ne.jp
尾島氏は小池百合子の後継者としていずれ都知事に出馬するのではないかとも一部ではみられていたようだ。だが「旧保守」と「新保守」が束になっても「草の根」候補に完敗した。
b.hatena.ne.jp
b.hatena.ne.jp
自民党だけではなく、都ファももはや人気がないってことだよ。
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権威主義が全面に出たら負ける時代になったんだよ。それほど日本という国が「弱く、貧しく」なったことの表れだ。
b.hatena.ne.jp
「ざまあ」の一語。
この選挙については東京新聞の記事もあるが、有料記事なので途中までしか読めない。以下に無料部分を引用する。
www.tokyo-np.co.jp
練馬区長選挙は地元育ち・吉田健一さんが、小池百合子知事の「秘蔵っ子」を破る 尾島さん敗北、多方面にショック
2026年4月12日 23時33分
練馬区長選は、地元育ちと無所属を前面に打ち出した吉田健一さんが、小池百合子都知事の秘蔵っ子で自民など与党の支援を受けた尾島紘平さんとの事実上の一騎打ちを制した。
◆吉田さんは対立軸を明確に
2024年の都知事選では小池知事が、今年2月の衆院選では自民党が、それぞれ圧勝。ダブルの追い風を受けたはずの尾島さんの敗北は、多方面にショックを与えそうだ。
吉田さんより2カ月遅れでの出馬表明となった尾島さん。3期途中まで務めた都議時代は都民ファ幹事長として存在感を示してきたが、「練馬ではまだまだ知られていない」(陣営関係者)中でのスタートとなった。
自民や都民ファ、維新、国民の推薦を受け、地元選...
(東京新聞より)
URL: https://www.tokyo-np.co.jp/article/481326
あるのは小池百合子と高市早苗の個人人気だけであって、「小池ラベル」も「高市ラベル」も通用しないということだ。
先の衆院選は高市が争点を「自らの信任を問う」ことにすり替えた奸計が功を奏した。あれは特別な選挙だが、このまま高市の人気が衰えなければ(いくらなんでもそれはあり得ないと思うが)、「高市」が争点になる衆院選を何度やっても自民党は勝つ。
それは小池百合子の過去3度の都知事選を見ればわかる。毎回圧勝を続けた。しかし「小池ラベル」が通用したのは、自らが立ち上げた都ファに限られていた。国政選挙では「小池ラベル」は通用しなかった。それは、小池自身が立候補するのではないかと噂された一昨年の衆院補選の有権者だった私には自明だ。あの選挙では、小池自身の不出馬が確定したことを受けて立民が候補者(酒井菜摘)の擁立を確定させた。万一小池が立候補すれば、立民は公認候補を立てなかっただろう。また無所属の須藤元気も、小池が出てきたら立候補しなかったのではないかとみられていた。小池自身の個人人気はそれほどまでにもすさまじいものがある。そして高市にも小池と同様か、おそらくは現時点では小池をも上回る個人人気がある。しかし、東京15区補選で小池が推した乙武洋匡は5位に沈む大惨敗だった。
「小池ラベル」も「高市ラベル」も、小池や高市という本人が争点にならない限りは効力を持たない。そのことが改めて示された選挙だった。
ここで「改めて」というのは、特に高市に関して、衆院選前も衆院選後も地方選挙で「高市ラベル」が通用しない結果が出続けていることを指す。
今日はここまで。