三春充希氏のXより。
まあ思うところはいろいろありますが、デモなど意味がないというような話は、情けないですね。そういう話がそれなりに通じること自体が未熟だと感じます。https://t.co/XBlm43kfdG
— 三春充希(はる)⭐第50回衆院選情報部 (@miraisyakai) 2024年5月6日
某慶応大卒の人を念頭に置いているんだろうな。
選挙で行うのは代表の選出です。選ばれた代表は後から公約を破ることもできるわけで、実は選挙は有権者に対して政策を選ぶ機会を制度的に与えているのではありません。だからこそ「何をせよ」「何をするな」ということを別の手段で示す必要があります。デモはその手段の一つで、民主主義の前提です。
— 三春充希(はる)⭐第50回衆院選情報部 (@miraisyakai) 2024年5月6日
選挙では個別の政策への意思を十分に示せないからこそ、人々は選挙以外のさまざまな場面でさまざまな主張をするわけです。デモによって政治が変えられてよいのか、選挙で意思を示すのが民主主義ではないのかというような主張は、根本的に理解を間違っています。
— 三春充希(はる)⭐第50回衆院選情報部 (@miraisyakai) 2024年5月6日
羊のように投票所に並んで羊のように一票を入れ、後は沈黙することが民主主義なのでは決してありません。
— 三春充希(はる)⭐第50回衆院選情報部 (@miraisyakai) 2024年5月6日
不断の努力ですよ。
— 三春充希(はる)⭐第50回衆院選情報部 (@miraisyakai) 2024年5月6日
三春氏の主張は理路整然としている。この件に関しては非の打ち所がない。
興味深かったのは下記の反応。
公約破りではないかもですが、私は選挙での裏切りを2度経験しています。1つ目は2014年の衆院選。民主党と維新が選挙調整をしたため維新候補に投票したところ、選挙後に橋下徹さんがぼく「はどちらかと言うと安倍さんの方」と言い出したのです。(続きます。) https://t.co/CBghxNGd7e
— ターラ (@Taaara1205) 2024年5月6日
2014年はそうだったな。東京15区では自民(秋元司)にも維新の党(柿沢未途)にも入れる気など全くしなかったから共産党候補に入れた。その後秋元も柿沢も逮捕されたから正しい選択だったと思うが、この選挙では柿沢が当選した。
2回目は2016年の参議院選挙。共産党からも応援してもらって当選した野党共闘候補が、選挙を経ずに今は自民党議員になっています。有権者への説明はなしです。
— ターラ (@Taaara1205) 2024年5月6日
誰だろうその人はと思った。最初福島の増子輝彦かと思ったが、増子は前回の参院選に立候補せず引退している。
こうした裏切りは、有権者をバカにした詐欺みたいな話なので、忘れずに教訓にしなくてはなりません。立憲が維新と協力すべきでないと思うのは、2014年の時のようなことを繰り返してはならないからです。
— ターラ (@Taaara1205) 2024年5月6日
立民が維新と協力すべきではないなんて、そんなことはあまりにも当たり前だ。あれほど長年にわたって民主党系を熱心に応援してきたブログ『日本がアブナイ!』のmew氏でさえ、維新と選挙協力するなら立民は支持しないと断言している。
正確に言うと、この人は2020年に自民党入りして、2022年の選挙で自民党候補として当選しています。https://t.co/SSDtTSjijz
— ターラ (@Taaara1205) 2024年5月6日
桜井充か。民主党時代から右派で、衆院議員だったら当然「希望の党」入りしたであろう人物だな。民民の大半が立民に合流した時に加わらず、自民党に行った人だ。この人に限らず、2023年初め頃までは立民や民民から自民党に行く人が目立った。昨年初めの今井瑠々の頃までかな。時々、今井は今何を思ってるんだろうかと頭に浮かぶことがある。今井は衆院岐阜の5選挙区のうち、唯一早々と総支部長に任命された人だから、泉執行部か岐阜県蓮かどちらが主体だったかは知らないが、党内権力者の覚えめでたい保守寄りの人だったに違いない。
公約違反といえば、その今井の騒動の頃に知ったのだが、枝野幸男の立民代表辞任に伴う立民代表選での泉健太の公約の一つが総支部長の早期再任だったという。
しかし泉はその公約を守らなかった。だから東京15区の総支部長は、先月の衆院補選の直前に酒井菜摘が任命されるまで長期間にわたって空位だった。また広島3区では千葉からやってきたリベラル系のライアン真由美氏が昨年秋に総支部長を降ろされ、誰だか知らない人に交代した。後任が保守系の人かどうかは知らないが、広島の立民を独裁しているのは森本真司という元民民の参院議員で、現在では泉グループに属している。まあでもそんな泉や泉のグループでも、立民支持者のリベラル層が信頼し支持するというのなら、党の支持者でもない私がキャンキャン吠え続けても仕方がないかもしれない。
なお東京15区で2021年の衆院選まで総支部長だった井戸まさえ氏は、私の見るところ「リベラル対保守」の座標軸で見れば、リベラルとも保守とも言い難く、人脈的には故仙谷由人氏らに近かったと思われる。故仙谷氏はいうまでもなく凌雲会系だが元社会党・社民党の人で、民主党時代には前原誠司や枝野幸男らを束ねていた。私は仙谷氏をあまり買っていないが、物の考え方も人脈も独特の人だったことは確かだ。井戸氏は2021年に東京4区から15区に転区してこられた時に知った。「党内権力 vs. 候補者」の「権力行使 vs. 被行使」の関係を考える良いきっかけを与えてくれた人として感謝している。但し、現在の日本で政治に関心を持つ有権者の中に、このような観点を持つ人はどうやらほとんどおらず、大部分の人が(党の)権力者の観点から物事を見ているらしいことを、日々ブログを運営しながら痛感している。この観点から書いた弊ブログの記事は、大部分かどうかは知らないが、おそらく多数の読者の反感を買っているのではないか。しかしそれでも書かないわけにはいかないと信じるので日々更新している。なお、明日あたりからまたブログの更新頻度はがたっと落ちることになると思う。
泉健太の話に戻ると、2021年の代表就任から今まで、公約に反して総支部長の早期再任なり新任なり(つまり衆院選候補予定者の決定)を行わなかった結果、もしかしたら次の衆院選が政権選択選挙になるかもしれない状況になった今、お尻に火がついているのではないかと思われる。なにしろ、この人はつい半年前には「ホップ、ステップ。5年後の政権交代を目指す」などと悠長なことを言っていたのだから。