kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

黒川敦彦は2022年参院選にN党(立花孝志一派)公認で立候補して落選していた(呆)

 下記記事のコメント欄より。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 suterakuso

恥ずかしながらと言うべき話なのでしょうか、今朝はじめて知ったのですが、黒川は立花党から立候補したこともあったそうですね。また、不確かな記憶だけで書きますが、つばさの党への寄付は多くは小口のものだが、一方で、最大のものは立花党からの数百万円の寄付であるというものも見ました。私は、この関連では次の2つの記事に>以下のブコメをつけましたが、↓

つばさの党事務所など捜索 衆院東京15区補選 演説妨害など疑い | NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240513/k10014447441000.html

>てか、そもそも何がしたいのかの解明こそ求められるよね。自腹で今さら荒れる成人式デビューて訳でもあるまいし。法改正なんかより、そっちからの方が根本解決への近道じゃない?

つばさの党 代表ら3人を逮捕「選挙の自由妨害」の疑い 警視庁 | NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240517/k10014452011000.html

>まずは迷惑系ユーチューバー等を排除すること、つまりソーシャルメディアに運営責任をしっかり持たせることからだ。それでも解決しないのなら、次は加害団体の資金源やコネクションを暴いて公にしていくことだ。

こうした切り口からの報道って、大手では、今のところ朝日が少ししているだけのように思います。(NHKと毎日しか改めて確認していませんが…。)立花党等も含めて、そういう政局報道も必要だと思うのですがね…。

あと、上にあげた記事のブコメページでは、相変わらずアベがらみの札幌のヤジや山口での黒川の選挙妨害との「相似」を言い立てて「サヨク」をディスるコメントが目立ち、それらが多くのスターを集めていますが、そろそろ誰か、これらいっちゃった人たちのリストみたいなもの作ってほしいな、なんて思ったりします。

 

 suterakuso

山本太郎が黒川敦彦と行動を共にしていたことは、次の記事に出ていますね。産経ですけど。

安倍首相のおひざ元・衆院山口4区で起きたこと…これが選挙戦なのか 民主主義が揺らいでいる
https://www.sankei.com/article/20171029-LDTYVB64GZOKBF2AG44IGFB4S4/

>黒川氏はツイッターに「安倍あきえを取り囲みましょう!」と書き込んだ上で、10日の公示日、参院議員の山本太郎氏とともに、安倍陣営の出陣式に訪れた。その様子をインターネットで動画中継したほか、安倍首相との合同演説会を求める手紙を昭恵氏に手渡した。

 

 黒川敦彦が2017年衆院選に山口4区から立候補して山本太郎が応援したことや、その後N党から立候補したことなどは、私は当時から今に至るまでずっとチェックして知っていました。特に後者の、黒川が極右陰謀論者たちとつるんでいたことなど論外だと思っていましたから、たとえば、引き合いに出してまことに申し訳ありませんけど、宮武嶺さんのブログのコメント欄に掲載された下記コメントを非常に苦々しい思いで読みました。

 

blog.goo.ne.jp

 

現行法で対応できることを証明 (ゴメンテイター)
2024-05-17 20:58:42
13日に衆議院議員東京15区補選で、選挙妨害を行ったとして「つばさの党」の関係先が家宅捜索されました。そして今日の逮捕です。

乙武候補を応援する小池百合子都知事学歴詐称疑惑への質問。維新候補への質問。これが大音量であった。また、質問から逃げる候補の選挙カーを追いかけた。これらが選挙妨害だとしての捜索で、それを理由とした逮捕です。
選挙妨害かどうかは別にして、大音量での演説、電話ボックスの上に乗っての演説は、いただけたものではありませんでした。

しかし、つばさの党が選挙期間中に街頭で接触して質問を浴びせたのは、この2候補だけではなかったようです。
同じく15区に立候補をした須藤元気氏にも、つばさの党は街頭演説中に質問をしていたのです。須藤元気氏は質問に対して真摯に受け答えをし、何らトラブルはなかったということです。
TVや新聞はこの須藤元気氏の対応を伝えたでしょうか。

都合の悪い質問から逃げ、臭い物に蓋をする。こんな姿勢に対する批判は一切しないマスコミ。
TVではつばさの党の行動を「選挙妨害では」と報道し、つばさの党への批判の声だけを流していましたね。質問の内容を伝えたTVはあったでしょうか。
これこそ偏向報道。そして検察、警察の横暴を支える権力のしもべの情けない姿です。

今日の逮捕で、地獄行こう(自国維公)の思惑とは裏腹に、現行法で十分に対応できることが証明されてしまいました。

ここはやはり、乙武陣営が何を質問され、どうして逃げたのか、そして維新の候補はなぜ質問に応えなかったのかを、明らかにする必要があります。そして、大マスコミがこの点をなぜ報道しないのかもはっきりさせなければいけません。

「3人の逮捕」=「つばさの党は有罪」、ではないということも広く知らせるべきことかと思います。警察は、逮捕したいから逮捕しているだけなのですから。

 

 須藤元気は黒川一派の質問から逃げなかった、とのことですが、選挙中にあった須藤氏と黒川の接点について、東スポWEBに下記記事が掲載されています。

 

www.tokyo-sports.co.jp

 

 以下引用します。

 

須藤元気氏 街頭演説中につばさの党・根本良輔氏訪問「頑張ってください」と笑顔でエール

2024年4月19日 21:40

 

 衆院東京15区補欠選挙(28日投開票)は19日、〝完全無所属〟の元格闘家で前参院議員、須藤元気氏が、東京・江東区豊洲で開いた街頭演説中、つばさの党の根本良輔氏からの訪問を受けた。

 

 須藤氏は「私はですね、江東区生まれ、江東区育ちです。東陽町で生まれて南砂で育ちました。実家はですね、江東区東陽町にある『磯幸』という居酒屋です。その倅(せがれ)として育ち、第四砂町小学校、江東区立第二南砂中学校を卒業し、関東一高レスリングを始めました…。ありがとうございます!」とマイクを止めた先には根本氏の姿があった。

 

「素晴らしい。男気がある。消費税減税、緊急事態に反対。思想はぴったし。質問することもありません。おかしいやつにはおかしいと言っていく。頑張ってください」と根本氏にエールを送られた須藤氏は、笑顔で応えるとガッチリ握手を交わした。

 

 マイクを握り直した須藤氏は「ありがとうございます。根本さん、頑張ってください!」とお礼を述べてから演説を再開させた。

 

東スポWEBより)

 

URL: https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/299623

 

 つばさの党の根本良輔は須藤元気には「質問」を発しなかった。これが事実であるようです。

 なお黒川一派の挑発に対して怪しげな反応を示した例として私が思い出すのは玉木雄一郎ですが、ネット検索をかけてもなかなか出てこないのでその話は今回はパスします。

 肝心の黒川のこれまでの動きについては、Wikipediaが詳しいので以下に引用します。

 

黒川 敦彦(くろかわ あつひこ、1978年昭和53年〉9月6日[1] - )は、日本実業家政治活動家政治団体つばさの党」代表、市民団体「今治加計獣医学部問題を考える会」共同代表。政治家女子48党(現みんなでつくる党)前幹事長。反ワクチン活動家[2][3]

経歴・人物

生い立ち

愛媛県今治市に生まれる。愛媛県立今治西高等学校大阪大学工学部卒業。新卒で国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構に研究員として勤める一方で、2001年4月、学生時代から関わりのあった大阪大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL、現大阪大学産学共創本部)の研究員にも就任し、2004年3月まで在籍した[4]。また同時期、大阪TLOのコーディネーターを兼任した。

2003年、独立し会社を立ち上げる。同年4月、大阪大学フロンティア研究機構アシスタント・プログラム・フィクサーに就任し、同年9月まで務める。その後、いくつかの会社設立、運営に関与[5]

2008年リーマン・ショックをきっかけに「今の金融業界に未来はない」と考え政治活動を始める[6]

2011年春、今治市に帰郷し、農業地域振興事業に携わった[7]

2016年より、安保関連法制廃止を掲げる候補者を応援する市民団体「でんわ勝手連」に参加し事務局長を務めた[8]

2017年2月5日に行われた今治市議会議員選挙に妻の黒川美樹が無所属で立候補し初当選した。

同年5月、市民団体「今治加計獣医学部問題を考える会」を結成し共同代表に就任[9]。同団体での活動はマスメディアでも取り上げられ[10]、同年8月には民進党の「加計学園疑惑調査チーム」の会合で講師を務めた[11]

同年10月、第48回衆議院議員総選挙安倍晋三内閣総理大臣の選挙区である山口県第4区から無所属で立候補し、自由党共同代表(当時)の山本太郎参議院議員が応援弁士として駆けつけるも安倍に大差で敗れ落選した[12][13]

2018年6月、今治市議の黒川美樹と正式に離婚した。3人いる子どもの親権は美樹が取得した[14]

オリーブの木」を結成

2019年5月20日小林興紀天木直人らとともに「オリーブの木」を結成[15]。同年7月21日に行われた第25回参議院議員通常選挙には、オリーブの木の代表として参議院比例区より立候補し、政見放送で「ロスチャイルド陰謀論」を語った[16][17][18][19]が落選(12,246票-党内1/4位)した[20][21]

同年9月から2020年2月にかけて同団体から黒川陣営以外の大半が離党した[22][23]

同年12月1日に行われた朝霞市議会議員選挙に側近の外山麻貴[24]が「オリーブの木」公認で立候補し、初当選した。

同年12月18日、記者会見を開き、翌年7月の東京都知事選挙へ「オリーブの木」公認で立候補する意向を表明したが、2020年5月12日に立候補の取りやめを表明した[25][26]

NHK党に接近

2021年1月1日、「オリーブの木」は党名を「つばさの党」に変更[27]。同7月、国政政党「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の選挙対策本部長に就任した[28]

同年10月の第49回衆議院議員総選挙NHK党の公認で比例北関東ブロックより比例単独で出馬し、落選した[29]

2022年1月25日、NHK党の幹事長に就任した[30]

同年2月20日に行われた町田市長選挙に立候補し、落選した[31][32]

同年7月10日に行われた第26回参議院議員選挙に、NHK党公認で全国比例区から出馬。国政政党NHK党幹部としてNHK日曜討論にも出演し、司会者の制止を振り切りながら「あべのせいだー、あべのせいだー」などと歌い出した[11]。投開票の結果、次々点(22,595票-党内3/9位)で落選した [33]

2023年1月13日、NHK党の定例記者会見で、4月23日投開票の山口4区衆院補選からNHK党公認で立候補する意向を示し、『(安倍家は)祖父の代からCIA[34]』を歌うべきかどうかその場の判断で決めたいと述べた[35]。1月20日NHK党の定例記者会見では、党首の立花孝志が、ガーシー(東谷義和)が参議院議員としての資格を失った場合は、次点の山本太郎れいわ新選組代表の山本太郎とは同姓同名同年齢の別人)ではなく、幹事長の黒川が繰り上げ当選になる可能性が高いと話した[36]が、2月17日の会見では立花は山本・黒川の両者に辞退させ、4位の齊藤健一郎を繰り上げ当選させる意向を示した[37]。2月28日、NHK党は黒川を山口4区補欠選挙に擁立すると正式に発表した[38]。同年3月15日、ガーシーの参議院議員除名が決定し、繰り上げ当選による補充が行われる見通しになったが、既に東谷に次ぐ得票数2位の山本太郎と3位の黒川は2月の手続きにおいて離党により比例名簿から削除されたため(比例名簿からの削除は離党、除名、その他のいずれかの理由によってなされる)、3月23日に4位の齊藤の繰り上げ当選が決定した[39][40]

手続き上の離党届け出後も黒川は幹事長職に就いていたが、3月下旬につばさの党主催で政治資金パーティーを開催すると発表した際、政治家女子48党(旧NHK党から党名変更)の名前を利用した形だったために政治資金パーティーに否定的な立花とのすれ違いが発生。立花が黒川を批判するなど対立が深まる中、両者は3月27日に話し合いの場を持ち、立花はその場で黒川の幹事長退任を宣言した[41]。29日、政治家女子48党は山口4区補選の候補者を黒川から会社役員の新人女性に差し替えると発表した[42]。立花は4月7日には政治家女子48党党首の大津綾香についても解任したと発表し、新たな代表者に齊藤健一郎参議院議員が就任、自身は代表権を持たない党首に復帰したと発表[43]。黒川は大津と共に立花側の発表した人事は無効と主張し、その後両者の対立が続いたが、8月15日には大津側も8月14日付で黒川を幹事長から解任したと発表した[44]。黒川は同日にYouTube上に大津とのやり取りを公開し、「CIAをぶっ壊す」を持論とする黒川に対し大津が「弱小政党として、できないことを言わないほうがいい」と述べたことや、街宣活動を巡っても両者で対立があったことを明かした[45]

公職選挙法違反容疑で逮捕

2024年4月16日に衆議院東京15区補欠選挙が公示されると、同選挙に立候補した根本良輔らとともに同日から複数の候補者の選挙妨害を始めた。同年4月25日、同年7月実施予定の東京都知事選挙へ立候補する意向を表明した[46]

同年5月17日午前、黒川、根本良輔、運動員のSは公職選挙法の自由妨害容疑で警視庁に逮捕された[47][48]

 

出典:黒川敦彦 - Wikipedia

 

 上記Wikipediaには黒川が2017年衆院選山本太郎の応援を受けたこと、今治市議の妻と離婚した後の2019年に極右の小林興起陰謀論者の天木直人とともに「オリーブの木」を立ち上げたものの分裂すると、今度は極右陰謀論者の立花孝志とつるんでさらに橘花とも決裂して今に至ることなどが記載されています。

 そんな黒川の一派に乙武洋匡や金沢結衣や、それに前述のコメント主はなぜか書かずにぼかしましたが酒井菜摘や、あるいは同じくコメント主が書かなかった超極右の飯山陽も加えても良いかも知れませんが、彼らが何を「質問」されて、なぜ彼らは「逃げた」のか、そしてなぜ彼らは「答えなかった」のか、そしてそれを「大マスコミがこの点をなぜ報道しないのか」をはっきりさせる必要など本当にあるのでしょうか。

 仮にそれが必要であるとするなら、前記Wikipediaに書かれているような黒川の前歴を詳細に報じた上で、当然ながら今回の黒川一派の所業を改めて示すことが必要でしょう。

 弊ブログにいただいた他の方のコメントより。

 

 管見

マトモに言葉を話している人間相手なら討論も成り立つでしょうが、威嚇専門のゴロツキでは無理です。
子供に「大人のすることかよ」と軽蔑される奴らは、相手にするだけ時間の無駄というか。
ゴロツキから逃げた人を「政治家失格」と決めつけた山本太郎は反社的エセ政治集団を助けてるも同然と思います。

彼奴等が須藤氏に絡まなかった理由は、元格闘家を威嚇する度胸がなかったからかも?と妄想しました。

 

 「彼奴等が須藤氏に絡まなかった理由」は、須藤氏の主義主張や公約が「彼奴等」に近かったからです。とはいえ須藤氏は別に「毛沢東支持者」でもなんでもなく、政治的にはほぼ無色で、むしろ庶民の自然な感情として「消費税減税」を主張しているだけと思われますけど。

 しかし山本太郎と黒川との間には、ともに斎藤まさし(本名・酒井剛)の薫陶を受けたという明確な共通点があります。山本は斎藤のような極左からの影響に加えて、2013年の天皇直訴事件で鮮明に示されたような、極右としての側面も持ち合わせてますけど。山本が安藤裕や三橋貴明らに惹かれるのもその一面の表れです。だから、特にネットでは左と右の「極に触れた」人たちの支持をそれなりに集めるわけです。

 suterakusoさんのコメントに書かれていた、つばさの党の資金源についても書こうと思っていましたが、長くなったので、これについては別の短い記事をのちほど公開することにしました。