kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小池、神宮の事業者がパー券購入&天下り先+小池とタッグの萩生田も諸計画に関与(『日本がアブナイ!』6/25)

 弊ブログには定期的に右翼(または極右)のコメンテーターがコメントしたくなるらしく、コメント欄の管理もろくすっぽやっていないうちに、小池百合子の擁護だの春の補選で当選した酒井菜摘を「悪魔」呼ばわりする悪口だのを書き散らかすつまらない人間が現れたが(少し前までいた「なのよ」が口癖だった人物と同じか別人かは全く知らないが、つまらなさにおいては同程度だ)、幸い反論のコメントをいただいているのでそちらだけ紹介する。

 

 管見

まささん
その話を蒸し返すのですね。
こちらのブログで既に検討されたことです。
過去のコメントは批判され、その後本人も苦労して考えが変わったと思われます。
19なぜ悪魔呼ばわり?左派が甘やかされてる?
某水脈は、散々批判されても平然として自民党内を生き延びてるじゃないですか。

 

 suterakuso

この話、酒井氏の発言とされる文言に引用符をつけて検索しても、室井による現代のコラム以外、一切、引っかかりませんでした。だから、なぜ、室井がこの話を暴露できるのか、不思議に思います。室井自身が当時衝撃を受けて、どこかにメモでもとっていたのでしょうか。でも、wikiを見ると、当時の酒井氏は、政治家ではなく一助産師で、子宮頸癌に罹患という、彼女の価値観に重大な影響を与えたであろう出来事にも見舞われる前なのですよね。いや、興味深いですね。

 

 酒井菜摘は北九州市の出身で、高校を出て東京都江東区豊洲助産師として働いた。当然ながら薄給で頑張っていた人だったと思われるが、出身地も当地(江東区)もともに非常に保守的な土地柄で、ことに彼女が上京して仕事を始めた頃には右翼的あるいは新自由主義的な論調が全国的に盛んだった。それで政治方面への関心がその頃から高かったらしい彼女もその影響を強く受けていたが、病魔に襲われた時に「福祉国家」とは認め難い新自由主義的なこの国ではろくな「公助」が受けられなかったために考えを変えた。2019年の区議選に当地(江東区)では全くの不人気だった立民から立候補したのも、その一年半ほど前の旧立民立ち上げの時に旧立民が自分に合っていると思ったからであろう。旧立民には「みんなの党」系の流れもあったとはいえ、一時大阪に在住して維新に強く惹かれたらしい金沢結衣や、区議選や区長選でのライバルにして都ファからの分派である「自由を守る会」のエースである三戸安弥らとの比較において、投票用紙に名前を書く候補として酒井氏を選ぶのは当然のことだ。たとえば三戸は、今回の都知事選で石丸伸二支持を公言しているが、石丸は自民党系や統一教会系の支援を受けるトンデモ候補であり、この石丸へのシンパシーを隠そうとしない三戸など、いかに打倒山崎一輝の一番手と目されようが、私にとっては投票先の候補になどなりようがない。

 過去のXを蒸し返すといえば、政治おじいちゃんお化け氏のXなどを見ていると、時々小池百合子の古いXを蒸し返したXのリポストによくお目にかかるが、それらの極右ぶり、極ネオリベぶりは実にひどい。それらは猛烈な腐臭を放っている。しかも2019年に江東区議になるまでは一般人だった酒井氏とは違い、小池が国会議員になったのは1993年だ。しかも小池の場合は現在も考えを変えていない。あの極右の権化のような石原慎太郎ですら送っていた関東大震災時での朝鮮人虐殺の追悼文を2017年以来ずっと送らずにいることは、小池がいかに極悪な極右であるかをよく示している。

 ネットでは立民右派支持層を中心に「神宮外苑再開発の是非を都知事選の争点にするな」との声が喧(かまびす)しいが、再開発に絡んで小池が利権にどっぷり浸っていることが候補者討論会で暴かれ、宮武嶺氏のブログや例の都会保守氏のブログに書き立てられた。ここでは引用がしやすく、かつ2016〜17年には、小池が衆院選で「排除」騒動を引き起こす直前まで小池を熱烈に応援していたことがある後者のブログから引用する。

 

mewrun7.exblog.jp

 

 このブログでは、神宮外苑再開発事業などの諸計画には、自民党森喜朗元首相や萩生田光一氏が絡んでいると。また、小池都知事もいまやそれにすっかり取り込まれつつあるという話を何度か書いて来たのだが・・・。

 

<たとえば・・・23年4月6日『森、萩生田が絡む神宮再開発。坂本龍一が反対の手紙を出すも、小池が取り合わなかったわけ』>

 

 昨日、東京青年会議所が主催して都知事選4候補のオンライン討論会が行われた際、小池知事が外苑再開発の事業者との関係を問われ、言い逃れを図った場面があった。(~_~;)

 

 その場面の動画が、ここのXにある。https://twitter.com/i/status/1805229273378439391

 

 蓮舫氏が小池都知事に「まさか、外苑の再開発の事業者から、パーティーのチケット購入とか受けていませんよね」と質問した時のこと。

 

 小池知事は「パーティーの開催は法に則った形で、公表をさせていただいている」とはぐらかそうとしたのだが。次の質問者だった石丸氏が、「蓮舫さんの質問はイエス、ノーで答えられるものだ。もう一度質問します」とアシストの追い質問を決行。<その後、さらに司会者も「それはYESということか」とダメ押し。>

 

 しかし、小池知事はそれでも、「パーティーを法に則って」「様々な方に協力していただいて」と、イエス、ノーでは認めようとしなかった。(>_<)  <*1にこの部分の文字起こしがついた記事をアップ。>

 

 要は、法に則ってパーティー券を購入してもらっているんですよね!たぶん、あの外苑再開発のメイン事業者Mなどから。(**)

 

<東京都は築地市場の跡地の再開発も計画中。4月に三井不動産読売新聞グループ本社など11社で構成する企業グループを選定したのだが。小池知事の「外部の審査員が色々な観点から審査して事業者が決まった」説明に、疑問を投げかける声が少なからずあった。(~_~;)>

 

 以前も書いたように、小池百合子自民党時代、急に清和会(当時は森派)を退会したこともあり、安倍晋三氏と折り合いが悪くなっていた。

 

 萩生田光一氏は、安倍側近ゆえ、本来なら小池氏と懇意にすべきではないようにも思うのだが。萩生田氏は神宮再開発を含め、都議会のドンと共に自民党都連として様々な計画に関わっていることから、ここにも政財官癒着の利益分配の構図が存在。小池知事とも強い利害関係を有するようになっているのだ。_(。。)_

 

 この小池&萩生田のズブズブの関係がだんだん世間でも広まっているようで、先週はXで、「#萩生田百合子」がトレンド入りしたらしい。(@@)

 

(『日本がアブナイ』2024年6月25日)

 

URL: https://mewrun7.exblog.jp/32514566/

 

 小池百合子三井不動産政治資金パーティー券を購入してもらったことを事実上認めたに等しい証拠のXの埋め込みリンクを、下記に改めて示す。共産党系でブロックを愛用することで一部から悪評を買っているアカウントだが、私はXのアカウントを4月に取得したものの発信は1件もしていないからブロックされていない。

 

 

 『日本がアブナイ!』の引用文末尾に、例の「#萩生田百合子」のXのハッシュタグの話が出てくるが、これに色をなして怒っていたのが「駅前は朝の七時」と名乗る立民右派支持系の神奈川県民と思われる人間のアカウントだった。この人はヤクルトファンらしいが神宮新球場を熱望している。しかしそんな意見は間違ってもスワローズファンの総意などではないことについては少し前に書いた。そもそも神奈川県民なら昨夜読売に粘られながらも宮崎敏郎のサヨナラ本塁打で勝ったベイスターズを応援しておけば良いのに、なんで目障りな2つの高層ビルに隣接する神宮新球場を熱望するのか理解できない。それにあのアカは「酒井菜摘は昨年12月の区長選と比べて今年4月の衆院補選でほとんど票を伸ばしていない」という嘘八百を垂れ流した過去もあり、悪質極まりないとしかいうほかない。同じ立民右派支持層の人間でも、東京都民のアカは支持政党が自主支援する蓮舫をおそらく「鼻を摘んで」ではあろうが応援していることがほとんどだが、よそ者の「駅前は朝の七時」は小池シンパであることを隠そうともしていないから本当にたちが悪い。仮にこの人間に都知事選の選挙権があるなら、ほぼ間違いなく小池に投票するだろう。

 そしてそんな人間が支持する立民の政治家はやはり泉健太なのだ。

 

 

 下記Xのようなまるで見当違いのことも言っている。

 

 

 そんな「ニュー民主党の象徴」がなぜ、党代表になって最初の国政選挙だった一昨年の参院選で、前代表時代の最後の国政選挙だった2021年衆院選と比較して比例票の3分の1以上を流出させたんだよ。

 参院選の惨敗によって泉が持論の「提案型野党」を引っ込めざるを得なくなってからも、泉は懲りもせず今度は維新にすり寄った。しかし維新に足蹴にされて党の支持率はさらに低下した。ところが、そんなタイミングで小池百合子萩生田光一が結託したために維新は東京進出の足がかりを失い、維新に足蹴にされた立民は、これまた泉の意に反して自民に対抗する姿勢を強めざるを得なくなったことが幸いして、党勢がV字回復したのみならず、旧立民結党時の勢いに迫りつつある。このことをよく示しているのが、下記三春充希氏のXにリンクが張られた「リアルタイム議席推定に関する中間報告」と題されたnote記事に示されたグラフだが、これは有料登録していなければ閲覧できない。

 

 

 下記Xは、そのnote記事に書かれていた文章の引用だ。

 

 

 今回のマスメディアの情勢報道は、「大差がついている」としたTBSが「インターネット調査」であり、無作為抽出ではないと思われる。朝日もインターネット調査会社4社への委託を取り込んでいて、わざわざインターネット調査は無作為抽出ではないと断り書きを書いている。下記宮武嶺氏のブログ記事が指摘する通りだ。

 

blog.goo.ne.jp

 

 他の報道機関はTBSのように小池百合子氏が蓮舫氏を大きくリードしているとまでは書かないのですが、朝日新聞

「小池氏が先行 蓮舫氏追う 石丸氏は苦戦 都知事選 朝日情勢調査」

など、おしなべて小池氏が有利という内容です。

 ただ、同日発表された岸田内閣の支持率や国政に関する記事はすべて「世論調査」となっているのに、朝日新聞を含めて都知事選の情勢調査はすべて、インターネット調査。

 なんやねん、インターネット調査って。

 朝日は記事の冒頭で

朝日新聞社は22、23の両日、インターネット調査を実施し、取材で得た情報と合わせて選挙戦序盤の情勢を探った。」

と書いていまして、記事の末尾では

『ネット調査の対象者は、有権者から無作為に選んでいないため、ネット調査の結果は「世論調査」とは異なる。』

と断り書きがあります。

 そして、

『〈インターネット調査の方法〉 22、23の両日、インターネット調査会社4社に委託して実施した。各社の登録モニターのうち、東京都内の有権者を対象に調査した。計1266件の有効回答を得た。』

というのですが、こんなのあてにならないじゃん、モニターに登録している人に聞いても。

 だいたい、選挙の投票率が高いのは固定電話で世論調査に答える層だと相場は決まっています。

 

(『Everyone says I love you !』2024年6月24日)

 

URL: https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/a163b5294b62d2f13f3687a76a71d889

 

 ところが、その朝日がインターネット調査は無作為抽出ではないから「世論調査」ではないと但し書きしている部分は、なんと有料記事の有料部分にある。従って、朝日に有料登録していない読者の方が下記リンク記事を読んでも、その部分は表示されない。論より証拠、以下に記事の無料部分を引用する。

 

www.asahi.com

 

小池氏が先行 蓮舫氏追う 石丸氏は苦戦 都知事選 朝日情勢調査

2024年6月23日 22時00分

 

 過去最多となる56人が立候補した東京都知事選(7月7日投開票)について、朝日新聞社は22、23の両日、インターネット調査を実施し、取材で得た情報と合わせて選挙戦序盤の情勢を探った。3選をめざす現職の小池百合子氏が先行し、元立憲民主党代表代行の蓮舫氏が追う展開だ。前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏は苦しい。元航空幕僚長田母神俊雄氏、AIエンジニアの安野貴博氏、タレントの清水国明氏らは引き離されている。ただ、投票態度を明らかにしていない人が4割おり、情勢は変わる可能性がある。

 

 どの政党も候補に推薦を出していないが、自民、公明両党、小池氏が特別顧問を務める地域政党都民ファーストの会」は小池氏を支援し、国民民主党は都連が支持している。蓮舫氏は、立憲民主、共産、社民各党から支援を受ける。

 

 投票態度を明らかにした人でみると、小池氏は自民支持層の7割強から支持を受け、公明支持層も大半を固めた。無党派層の4割強が小池氏を支持している。女性からの支持がかなり厚く、年代別では、30代の支持がやや厚めだ。

 

 蓮舫氏は立憲民主支持層の7…

 

朝日新聞デジタルより)

 

URL: https://www.asahi.com/articles/ASS6R42MZS6RUZPS004M.html

 

 そこで、確か今月まだ一度も使っていない朝日新聞デジタル有料記事のプレゼント機能を使って、上記記事のプレゼントのリンクを以下には張る。有効期限は29日8時59分。

 

digital.asahi.com

 

 なお、宮武嶺氏のブログ記事のタイトルには、メディア各社のすべての都知事選情勢報道が無作為抽出ではないと書かれているが、下記三春充希氏のXを参照すると、日経は無作為抽出で調査したらしい。

 

 

 そして、三春氏のXに示された一覧表では、その日経でも小池百合子がリードしているものの、各社の情勢調査記事の中では蓮舫との差がもっとも小さいと思われる。

 

 

 そうは言っても小池が蓮舫にある程度の差をつけていることは間違いないと思われるが、それでも小池が58%もの得票率を記録し、3位山本太郎に実に6倍近いすさまじい差をつけた2020年の都知事選の情勢調査報道とは大きく異なっている。

 

 

 山本太郎といえば昨年来元号新選組の地方組織においてひどいハラスメント事件があったようだが、山本はいかにも独裁者らしく、「臭いものには蓋」の強権的な姿勢を示している。ブログの更新もできなかったのでこの件にも触れられずにきた。

 つまり山本太郎もまた、現在の変化を求める巨大な流れにおいて「刷新される側」に数え入れた方が良さそうだ。

 そして、仮に都知事選の当選者を変えるまでには至らないにしても、今回の都知事選で出るであろう結果を4年前と比較すれば、大きな変化が間違いなく起きようとしていることを確認できるに違いない。