kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小池百合子が東京都知事選に出馬表明

 小池百合子都知事選への出馬を表明した。

 久しぶりに世に倦む御仁のXを見ると、こんなことをポストしていた。

 

 

 上記Xからリンクされている毎日新聞記事は下記。

 

mainichi.jp

 

 上記記事の少し前くらいから、自民党の小池への支援体制が固まりつつあることが報じられていた。これは、小池自身が3選出馬への意思を固めていなければあり得ない動きだったので、9日の時点で弊ブログは都知事選への小池の出馬を断言した。宮武嶺さんの下記ブログ記事に書かれている通り。

 

blog.goo.ne.jp

 

 東京都の小池百合子都知事が2024年6月12日の都議会定例会の本会議で、やっと7月7日投開票の東京都知事選への出馬を表明しました。

 あまりの後出しジャンケンに、ずっと小池押し・蓮舫批判の橋下徹氏なんかは

「ほぼほぼこれで、いろんな子育て支援策とかもやったから、もう満足してんじゃないのかなと思うんですけどね」

小池都知事にさも実績があるかのように持ち上げ、

「もうこの辺でいいんじゃないのと思ったらやめる可能性は十分あると思いますよ。」

などとあり得ないことを言って小池氏の一挙手一投足に注目が集まるように側面援助をしていたのですが、kojitakenの日記の古寺多見さんは6月9日の時点で

「なお小池百合子自身の出馬は間違いない。ここまでお膳立てされて出ないということは考えられない。」

と言い切っておられました。

 大家とはいえブロガーにわかることがわからないふりをする橋下氏、恥ずかしくないのでしょうか。

 

URL: https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/fe3344327a7068756e901fade1e6de7d

 

 「わからないふり」をした橋下徹は、本心から小池が出馬しないとは思っていなくて、テレビでは適当なことをしゃべり散らかしていただけだったってことですね。でもそんな見え透いた芸はもう賞味期限切れじゃないでしょうか。

 なお小池百合子絡みになると「選挙ドットコム」は実に怪しげな発信をします。先日出したあれは、世に倦む御仁が書いているような「情勢調査」ではなく「ネット意識調査」と銘打っていました。つまり、最初から無作為抽出なんかやっていないことを半ば自白しているわけです。だから三春充希氏のXやnoteに取り上げられることもありません。

 先の衆院東京15区補選に立候補した乙武洋匡は「選挙ドットコム」のコメンテーターでした。「選挙ドットコム」は補選の終盤の情勢調査で、乙武が2位に食い込んでいるかのような調査結果を発表しましたが、これは大外れで乙武は5位に沈みました。

 結局、この補選に関する各社の情勢調査は、乙武への指示が全然集まっていないことを示した最初の日経とTBSの2つの調査が一番正確で、もっともダメだったのがサンプル数が296の朝日(酒井菜摘と他候補が競り合っているとした唯一の調査)で、その次にダメだったのが乙武2位を予想した「選挙ドットコム」でした。この2社は、選挙結果に影響を与えようとする下心を情勢調査報道に反映させてしまった恥ずかしい例だったと思います。ことに「選挙ドットコム」には小池百合子都ファへの誘導の下心が強く疑われます。

 結局、乙武と小池を見放した区民の意思は、開票結果を見なければわかりませんでした。ですから、「選挙ドットコム」の「ネット意識調査」は一種のアンケートに過ぎず、無作為抽出の手法を用いた統計的な情勢調査とは全くいえないというくらいのことは簡単に見破れなければお話にならないでしょう。

 しかし、小池百合子本人が出てきて、まるで大阪での維新みたいにテレビの全面的かつ大々的な支援を受ける選挙、しかも15区補選の失敗に学んで維新も日本保守党も独自候補を立てない選挙になったからには、ハードルは15区補選とは比較にならないほど高いことは間違いありません。

 これが仮に15区補選で乙武が勝ち、酒井菜摘が金沢結衣や飯山陽とどっこいどっこいの得票で敗れたのであれば、都知事選に維新や日本保守党(おそらく飯山陽)が出てきて、「市民と野党の共闘」の候補はそれらの右系の候補と同じくらいの得票しかできずに終わったでしょう。この場合、そもそも蓮舫が出てきたかどうかについても私は否定的です。小池百合子は当初の予定通り5月29日に出馬表明をしていたことでしょう。

 そうならなかっただけでも時代は一定の変化を見せ、特に維新は野党第一党争いから完全に脱落して自民党の補完勢力であることが誰の目にも明らかになりました。

 それは良かったのですが、立民代表に「希望の党」出身の泉健太がいることは、選挙にネガティブな影響を与えているとは思います。たとえば前記の世に倦む御仁が指摘する立民の「動きの鈍さ」にも影響している可能性があります。しかし現時点では仕方ないかもしれません。泉が代表にいることで、下記Xに典型的に見られる立民右派支持層の人たちが「鼻を摘んで」蓮舫を推している状態だと思われるからです。

 

 

 その通り、野田G系の手塚仁雄は立民右派支持層に対して「衆院東京26区に蓮舫を出馬させたくなかったら、蓮舫都知事選当選に向けて働け」と圧力をかけているわけです。さすがに圧力をかけられる立場の人はよくわかっているじゃないですか。

 こういうのが権力工作あるいは権力闘争の手口であるわけです。私も逆側から「都知事選では鼻を摘んで(立民党内でもかなり新自由主義寄りの)蓮舫に投票する」立場に追い込まれているわけです。だって小池や都ファの強権的かつ反民主主義的な議会運営はとうてい許されるものではありませんからね。

 前記宮武嶺さんのブログには下記のように書かれています。

 

 私は、小池百合子氏が自分が注目される瞬間にだけ都議会を利用して出馬表明をするそのあざとさを指弾します。

 そして、東京都議会は都知事選候補者がアピールする場所ではなく、東京都民のために、議会での討論を通じて東京都の政治をよりよくするための場所であり、都知事の任務はそこで説明責任を果たすことだと主張したいと思います。

 その民主主義の場である都議会で都合の悪い質問には答弁拒否をする小池百合子都知事、それを指摘した議会での発言を動議を出して数の力で取り消させる小池都知事都民ファーストと自公のやり方は、議会制民主主義の破壊であり、戦前の帝国議会における大政翼賛会そのものだと言いたい。

 これがまず、小池都政に対してうちのブログが最も問題だと考える点です。

 

URL: https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/fe3344327a7068756e901fade1e6de7d

 

 いや本当にその通りです。宮武さんのブログのような読者数の多いブログに、都ファが自公と一体になってやらかした反民主主義的所業を明らかにして、それを批判する記事が公開されたことは非常に良かったと思います。

 

古寺さんに、「宮武嶺さんも、下記記事の中で都議会の運営について書くと予告されている。」と確認されてしまっていたのでプレッシャーだったのですがw、やっと書けました。

 

 余計なプレッシャーをかけてすみませんでした。

 下記は同記事からリンクされているX。

 

 

 TBSのBSチャンネルではまだ一定の小池百合子批判をやっているようですが、同じBSでもフジは悲惨だったようです。

 

 

 流れはどこまで変化していて、どこまでは変化していないのか。

 東京都知事選ではそれが示されます。