kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

日本の政治認識が微温的過ぎてレイシズム批判が弱かった時代も既に時代的限界だろう。(Gl17氏のブコメより)

 昨日の記事にはコメントもなくXの反応もほとんどなかったようなので、小池百合子の強烈な極右性やレイシズムには人々はあまり関心がないのかと思いきや、はてブで少し反応があった。かつてははてブが5件以上つくとブログのアクセス数が目立って増えたものだが、その影響力はすっかり衰えたと見え、昨日は一昨日よりアクセス数が減っていた。ブコメもヤフコメと変わらないようなネトウヨ新自由主義の立場からのものが増えているので私自身もはてブをほとんど使わなくなっているが、たまたま昨日の記事についたGl17氏のブコメが目に入ったので紹介する。

 

関東大震災の朝鮮人虐殺追悼文をやめた小池百合子、なんと朝鮮人虐殺否定右派団体「そよ風」(毎年追悼式の隣で虐殺否定集会開催)の講師をしていた。(TBS『報道特集』6/8) - kojitakenの日記

平河氏「女なのに左派は評価しないのか」は余りの単純化に呆れたが、そこ狙ってたのが自民の杉田水脈etcだろに今更何をねェ。日本の政治認識が微温的過ぎてレイシズム批判が弱かった時代も既に時代的限界だろう。

2024/06/10 19:17

b.hatena.ne.jp

 

 ブログ『読む国会』で出てきた時にはリベラルな印象だった平河エリは、現在ではすっかり右傾化した。

 官房機密費をもらっているのではないかと言う人もいるようだが、さすがにそれはない。地が出てきただけだろう。

 

 

 厄介なことに、リベラル的傾向も若干有しながら、なぜか小池百合子に惹かれるという人たとは少なからずいる。平河氏は2021年の立民代表選でも元希望の党泉健太を強く推した。現在の小池寄りの姿勢は一貫しているといえる。おそらく「希望の党」騒動の際にも小池側に一定のシンパシーがあったのだろう。

 「希望の党」騒動で小池が「排除」をやらかす前の「リベラル」界隈はもっと、本当にひどかった。弊ブログがよく蒸し返すのは、斎藤美奈子が音喜多駿と意気投合した件だが、同様の言動に走った人たちは他にも大勢いた。ブログ『日本がアブナイ!』も、小池百合子蓮舫新代表率いる民進党との連携を小池が匂わせたことに「ワクワク」したと書いたことがあって、当時弊ブログはそれをしつこく叩き続けたものだ。つまり、その頃は蓮舫も小池にすり寄っていた。

 もちろん現在の『日本がアブナイ!』は、かつて小池と蓮舫民進党との連携の可能性に「ワクワク」したことなどおくびにも出さない。平河エリよりはずっとまともだ。

 

mewrun7.exblog.jp

 

 上記記事に、都ファの荒木千陽(2022年参院選東京選挙区で10位の惨敗)が小池の都知事選出馬を明言したことが書かれているが、いよいよ小池の出馬表明が迫ってきた。どうやら明日(6/12)に出馬表明するらしい。

 先の東京15区補選とは全く異なり、保守分裂はほぼない。田母神俊雄ももう賞味期限切れであって、15区補選で飯山陽が示したような集票力はないだろう。維新や日本保守党が候補を出さないのは、明らかに15区補選の失敗を受けてのことだ。彼らにとっては蓮舫を勝たせないことが最重要なので、右派が乱立した上に本命と見られた都ファ系が候補をケチったために得票率29%の立民候補が漁夫の利を得た結果を再現させることだけは、彼らにとってはあってはならないことなのだ。

 要するに、都ファはもちろんのこと、維新も日本保守党も自民党の補完勢力に過ぎないのである。

 それなら15区補選は立民が負けた方が良かったかというと、決してそんなことはない。あの選挙で酒井菜摘が勝たなければ都知事選での蓮舫出馬自体がなかった。結果から見ると、15区補選は無所属の須藤元気が出て立民が乗っかる形でも勝てたが、そのような形で勝っても都知事選に蓮舫が出てきたかどうかは怪しい。

 私にとっては「残念ながら」ということになるが、立民の党内政局において、代表の泉健太を含む右派よりも、現在の立民党内においてはどうやら中間派であるらしい野田G(野田佳彦手塚仁雄衆院議員、蓮舫参院議員、高野勇斗江東区議)らが主導権を握ったことが現在の政局を導いたと思われる。

 これを書くとまた共産党信者が激怒するだろうが、長年にわたって蓮舫に批判的であり続けた私から見ると、立民の中でも紛れもない保守派である蓮舫共産党がかくも大々的に支援するとは信じられない光景だ。これは左からの共産党批判層にとっては格好の批判の材料だろう。共産党の右傾化、これに極まれりというわけだ。

 一方、立民右派支持層が、都知事選で蓮舫が負けたら衆院選の東京26区で松原仁と激突するのではないかと神経質になっているらしいことを弊ブログに何度か書いた。これらは、同じ泉健太支持系であっても(それまでの私のように)立民支持層の中間派の発信を眺めているだけではわからなかったことだ。泉支持系も一枚岩ではない。中間は党派との間には大きな思想信条や主義主張の相違がある。いずれ代表選で泉健太野田佳彦とに分かれて戦う可能性もなきにしもあらずだ。もちろん私はどちらも支持しないけれども、より強く拒絶したいのは泉であることはいうまでもない。先日の富士山登山客の件で野口健に乗っかった泉のXはあまりにもひどかった。「希望の党」騒動で泉がレイシスト小池百合子に「排除」されなかったのも当然だな、と改めて思ったのだった。

 当然だが、秋の立民代表選は真剣勝負で行われなければならない。右派、中間派、異ベラル派がそれぞれ候補を立てる流れになれば良いと思う。外野から勝手なことを抜かすなと立民支持層の方々からは怒られるかもしれないが。

 話を戻すと、立民都連(手塚仁雄)は共産党との連携に成功し、15区補選では立民右派の不興をかなり買ったが(Xでも立民右派支持層からの酒井菜摘批判がかなり目立った)、衆院東京26区に蓮舫を立てるぞとの脅しが効いたか、都知事選では右派の批判も抑えた。野田Gはここまではうまくやったが、15区補選では潰し合いをやってくれた右派が都知事選では一丸となってくる。

 これについては、某軍師氏が言うような「共産党を全面に出させない」作戦が有効かどうかはかなり疑問だ。

 

 

 上記Xは下記Xに対する反論だ。

 

 

 無党派層が今もっとも忌み嫌う政党は自民党なのだ。

 

 「小池百合子自民党」という明らかな事実を、どれだけ多くの有権者に印象づけられるかが蓮舫陣営の最大の課題になる。

 

 ところで、前記『日本がアブナイ!』にこんな文章があった。

 

 榛葉氏は会見で、共産が作成した蓮舫氏への支援を呼びかけるビラに言及したうえで、「共産党さんとガッツリやっておいて、(国民民主も)ご一緒に、と言ったってご一緒できない。これでは本当に『立憲共産党』だ」と発言。現状では蓮舫氏への支援は困難との認識を示した。

 

 これに対し、直後に会見した共産の山添拓政策委員長は、「都政をどうするかが問われているときに、共産党の『きょ』の字が出るともう拒絶反応というあり方をそろそろ終わりにすべきではないか」と反論した。(松井望美)(朝日新聞24年6月7日)』

 

 国民党の幹部は、連合の芳野友子会長と同様、共産党アレルギーなので、「きょ」の字が出ると、拒絶反応が出てしまうようなのだ。_(__)_

 

URL: https://mewrun7.exblog.jp/32330585/

 

 「きょ」と書かれると私も身構えてしまう。全く別の理由によるが。

 先週末のバファローズはGJだった。下手したら独走を許してしまうのではないかと気がかりだったからだ。