kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

関東大震災の朝鮮人虐殺追悼文をやめた小池百合子、なんと朝鮮人虐殺否定右派団体「そよ風」(毎年追悼式の隣で虐殺否定集会開催)の講師をしていた。(TBS『報道特集』6/8)

 栃木県鹿沼市長選でも自公候補が負けた。新人同士の争いで立民候補が勝ったようだ。

 

 

 あの保守が強かった北関東でもこういう結果が出る。

 いや、先の衆院補選の島根1区もそうだが、地方でこれまで自民党が強かった地域だからこういう結果が出やすいのかもしれない。

 問題は東京や大阪といった大都市だ。これらの大都市ではかつて革新都政や革新府政の時代を経験していてかつては革新政党が強かったが、それがいわゆる「リベラル」政党に引き継がれているわけではなく、第三極が強まり、特に大阪では維新の事実上の独裁体制が確固として築かれている。同様の経緯をたどりつつあったのが東京で、都ファが一時は都議会の第一党を占め、現在も自民に次ぐ第二党になっている。

 しかし大阪維新の場合はルーツは自民党にある。そのせいか、維新は今や公然と自民党にすり寄っている。東京の場合は、小池百合子民進党から右派を選んでリベラル派を排除したが、その時に小池に選ばれた人間が都ファの中核をなしている。そしてその都ファが都議会の運営において自公とつるみ、事実上の「言論弾圧」を行なっているお寒い議会運営が行われている。

 これをもっとも強く批判している一人が立民武蔵野市選出の五十嵐衣里都議であることは何度か書いてきた。彼女は都議になって都議会の運営に驚いたといい、都議会の呆れた実態を多くXにポストしているので、同都議のXは見逃せない。

 宮武嶺さんも、下記記事の中で都議会の運営について書くと予告されている。

 

blog.goo.ne.jp

 

 以下引用する。

 

さて、次に書く予定なんですが、小池都知事の東京都議会での答弁拒否、議会制民主主義の破壊が酷すぎるんです。

これに関して結構保守的なコメントもする、しかしうちのブログと同じで「キレ芸」で有名な(笑)、お笑いのカンニング竹山氏が

都議会の状況が、メチャクチャになってることをみなさん知ってますか? ってことです。

都知事は拒否するし、何回質問しても『他の人言え』、『知事答えてください』って言っても答えないってことが年間に何十件もあるわけですよ。

それの問題が起こっているのに、都民は何も知らない。

そのVTRが今、出だしていますよ」

と猛然と告発したんです。

こういう人が本当のコメンテーター。

権力にしっぽを振ることしかできないスシローとか徹とか恵実とか憲寿とかほんとに要らんわ。

 

URL: https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/88916306889209b8755d78faeff4c2a5

 

 この件は、都議会で立民と共産の都議の質問に対して、議事録からの削除の動議が出されて可決された件について、前記の五十嵐都議がポストしたXを読むまでは、私もそこまでひどいとは知らなかった。

 なお、「要らんコメンテーター」のリストには「かをり」も是非入れたいところだ。

 平河エリなどは、下記のふざけたXをポストするなどして小池への人々の支持を繋ぎ止めようと必死になっている(怒)。

 

 

 しかし、小池には2009年の衆院選幸福実現党と共闘したりとか(下記X)

 

 

日本のこころ」の中山成彬・恭子夫妻を仲間に引き入れたりとか(下記2017年の産経記事参照)

 

www.sankei.com

 

極めつきは関東大震災朝鮮人虐殺送付を止めた一件だ。

 

 

 上記Xには、TBSの『報道特集』の画僧が貼り付けられているが、下記リンクで動画を確認できる。この『報道特集』は私も見ていた。サンモニはキャスターが代わっても相変わらず微温的だが、そのサンモニの新メインキャスター・膳場貴子が去ってnews23から山本恵里伽が加わっても『報道特集』は硬派なので、当たり前だが報道番組はメインキャスターではなくスタッフが作るものであることがよくわかる。

 

www.youtube.com

 

 以下に、17分33秒あたりからの部分を文字起こしする。

 

 小池都知事は、かつてこの団体の主催する講演会に、講師として呼ばれていたこともある。

 

 「この団代」とはヘイトスピーチを行う「そよ風」という極右団体を指す。

 画面には講演会の日時も示されている。2010年12月5日だ。当時小池は、幸福実現党から選挙協力を受けた甲斐あってか、なんとか比例復活で衆院選に当選して野党・自民党衆院議員を務めていた。

 関東大震災朝鮮人大虐殺追悼文は、あの石原慎太郎でさえ送っていたが、小池は就任直後の2016年を除いて2017年以降ずっと送っていない。2016年も前知事の舛添要一が既に決裁していたのではないかと思われる。

 こうして見ると、小池が石原に一歩も引けを取らない極右であることは疑う余地がない。

 それに加えて、小池の与党である都ファは、自公と一体になって都議会で言論弾圧を行い続けているわけだ。

 地方選や衆院補選などでの自民党の連戦連敗に、世襲政治家の権化である小泉進次郎は危機感を口にしているようだ。

 

 

 だが、世襲政治家である小泉とは異なり、小池百合子は自らの力で現在の地位を得ているだけに厄介きわまりない相手だ。

 ことに2016年の都知事選初当選後、当時小池の側近だった音喜多駿と意気投合した斎藤美奈子のように、リベラル・左派側から小池にすり寄る人士は多数現れたことは忘れられない。必ずしもリベラルとは思えないが、蓮舫もかつて小池にすり寄った一人だった。

 2017年の「排除騒動」でいったんはリベラル・左派が一斉に小池から離れたが、ほとぼりがさめたとでも見たのか、現在でも小池にすり寄る平河エリのような人士もいる。彼は、15区補選の前の週に行われた目黒区長選に小池一派の伊藤悠が「小池ラベル」で当選するだろうと思っていたら落選したのでびっくりしたとかいうXを発信していたが、ざまあと思った。

 だが、都知事選は残念ながら衆院東京15区補選や都議選目黒区補選などとは難易度が桁違いに高い。なにしろテレビの応援団がすさまじい。大阪では年がら年中こんな調子らしいけれども。

 都知事選では、いかに「小池百合子自民党」という実態を多くの有権者に印象づけることができるかどうかが勝敗の鍵を握っていると思われる。