kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

乙武氏出馬の仕掛け人・小池都知事は姿見せず(読売)

 立民・五十嵐衣里都議のXより。

 

 

 ああ、小池百合子はまたそれをやったか。「希望の党」立ち上げ直後に「排除」発言をやって自滅した衆院選の時に、フランスに逃げたことを思い出す。2017年10月のことだった。

 上記Xからリンクを張られた読売新聞記事を以下に引用する。

 

www.yomiuri.co.jp

 

乙武氏出馬の仕掛け人・小池都知事は姿見せず…知事選にらみ側近「一番恐れていた流れ」

2024/04/29 00:35

 

 28日に投開票された衆院3補選は、自民党派閥の政治資金規正法違反事件など「政治とカネ」の問題が逆風となり、自民は、唯一候補を擁立した島根1区で敗れ、ほかの2選挙区の「不戦敗」と合わせ、全敗の結果に終わった。

 

立民・酒井さん、政権批判票集める

 

 自民が候補擁立を断念し、9人による混戦となった東京15区(東京都江東区)補選。午後8時、立民新人の酒井菜摘さん(37)の当選確実が報じられると、酒井さんの事務所では、支援者から歓声が上がった。

 

 事務所に姿を見せた酒井さんは、駆けつけた立民の長妻政調会長と握手し、「野党第1党として責任を持って、まっとうな政治を実現していく」と決意を語った。

 

 東京15区補選は、公職選挙法違反事件で有罪が確定した柿沢未途・前法務副大臣(自民を離党)の辞職に伴うもの。2019年には同区選出の自民議員だった秋元司氏が汚職事件で逮捕されており、自民の「政治とカネ」を巡る不祥事が相次いだ。酒井さんは「クリーンな政治」を目指すと宣言し、政権批判票を取り込んだ。

 

 長妻氏は「自民党の政治改革案と裏金問題の実態解明に有権者からの落第点がついた。岸田首相は(衆院)解散・総選挙をして、国民に(民意を)問う必要がある」と力を込めた。

 

小池氏の「前例のない支援体制」実らず

 

 一方、国民民主党政治団体「ファーストの会」などが推薦する無所属新人の乙武洋匡さん(48)は午後8時過ぎ、「多くの方に支援をいただいたが、力不足だった」と声を落とした。

 

 乙武さんに出馬を打診したのは、小池百合子都知事だった。小池氏は当初、自民、公明両党の推薦を取り付けようとしたが、地元の反発などで見送りに。12日間の選挙戦のうち9日間も応援に入り、演説や選挙カーへの同乗を繰り返すなど、「前例のない支援体制」(小池氏周辺)を取った。

 

 だが、乙武さんへの支持は広がらず、この日、落選で沈む事務所に小池氏が姿を見せることもなかった。小池氏は3選を目指し7月の都知事選への出馬が濃厚とされるが、小池氏側近は「一番恐れていた流れになってしまった」とこぼした。

 

(読売新聞オンラインより)

 

URL: https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20240428-OYT1T50128/

 

 確かに乙武陣営の選挙活動は活発だったと思う。何しろ小池百合子乙武洋匡の音声の録音が入った電話を、まず先週日曜日に小池、投票日前日に乙武と二度も受けた。そして同じ日の夕方に選挙カーから聞こえてきたのは小池百合子自身のの声じゃないかと思ったが、どうやらその通りだった可能性が高そうだ。

 だが、落選した途端事務所に姿も現さない。この冷酷非情さこそ小池百合子の最大の特徴だ。あの「排除」宣言によって自ら招いた「希望の党」騒動の時と同じだ。

 記事についたはてなブックマークのコメント(ブコメ)より。

 

乙武氏出馬の仕掛け人・小池都知事は姿見せず…知事選にらみ側近「一番恐れていた流れ」

冷酷女帝。使えないと分かると容赦なく切り捨てる。

2024/04/29 12:53

b.hatena.ne.jp

 

乙武氏出馬の仕掛け人・小池都知事は姿見せず…知事選にらみ側近「一番恐れていた流れ」

ファーストの会で重用している乙武を引っ張り出しておいて、いざ劣勢となったら見向きもしない、実に"排除します"小池らしい非情な態度。都議会で反対派を強権で黙らす手口といい。

2024/04/29 17:50

b.hatena.ne.jp

 

 「都議会で反対派を強権で黙らす手口」と都議会でいつも戦っているのが、冒頭にXをリンクした五十嵐都議だ。下記は上記五十嵐都議のXをリンクした南野森・九大法学部教授のX。

 

 

 

 「立憲共産党」って選挙戦で維新の馬場伸幸が派手にやって金沢結衣の票を流出された印象が強いのだが、SNSでは都ファもやっていたのか。維新と都ファは本当に区別できるところがないよな。

 それにしても小池百合子って、どうして国政に進出しようとする度に大失敗するんだろうか。たぶんもう国政復帰のチャンスはないだろうな。6月の早い時期の解散だったら強引に知事を辞職して、今度は自分自身が東京15区から立候補するつもりなんじゃないかと私は恐れていたが、ここまで派手にこけてくれたからには、どうやらそれはなさそうだ。

 

 おまけ。共産党の小堤東氏のX。

 

 

 これって千石二丁目にあるんだよね。昨日の夕方7時過ぎ(開票速報まであと1時間弱のタイミング)で前を通りがかったら、酒井氏のポスターが貼ってあった。

 

 

 このXをポストされた方は、姓は「深川」だけれど江東区ではなく九州・大分の方らしい。

 政治は妥協の産物だからねえ。

 江東区は私が来た頃には元公明党新進党民主党→生活の党の東祥三だとか、雪を食ったあとの国政進出後にはみんなの党だの維新の党だのを経て民進党から希望の党に行き、最後は自民党でヘマをやった柿沢未途など、民主・民進系の政治家は結構いたけれどもいずれも右派の政治家だった。リベラル系で衆院議員になったのは酒井菜摘氏が初めてだ。

 もういい加減「分派」だの「容認しない」だの「提案型」だのといった言葉は聞きたくないものだと強く思う。