kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

国民民主、乙武氏へ推薦決定 衆院東京15区、都民ファとの連携重視(朝日)/自民は東京15区補選の「不戦敗」が確定

 結局、衆院東京15区補選に自民党は公認はおろか推薦も出せずに終わった。不戦敗確定である。

 悪評紛々の乙武洋匡だったが、さすがに小池百合子が助け舟を出した。つまりまず地域政党都民ファ◻︎ストの会が乙武に推薦を出し、自民党から推薦が出ないと見たからかどうか、国政政党のファ◻︎ストの会からも推薦が出た。このあたりは馬鹿馬鹿しい話で、乙武は3月28日にファ◻︎ストの会の副代表に就任している。

 自民党は結局乙武を推薦しなかったが、江東総支部の猛反発に配慮したとのことで、執行部が一種の詫び状を出していた(要するに選対のドリル小渕優子が自らの失態を認めたわけだ)。その江東総支部で、私が国政選挙への出馬を警戒していた山崎一輝が7月7日の都知事選と同日に行われる都議補選に出馬すると内定したとの情報を、コメント欄にてラヴェンダー・ホリフィールドさんに教えていただいた。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 ラヴェンダー・ホリフィール

山崎一輝ですが、本人の3日のXによると
「7月7日の東京都議会議員補欠選挙自由民主党公認を決定致しました」とのこと、、、

ちょっと日本語がアレな気がしますね(笑)
私なら「自由民主党の公認を戴きました」とか、少なくとも別の表記にしときますが

これは大濱崎卓真の5日の yahoo 記事で知ったんですが、その記事でも29日擁立の2人が先行してるとのことでした
以後乙武は逆風ばかり、酒井氏は一本化でやや追い風ですが、共産小堤氏の後に新顔が入ってるようですね

根本良輔という29歳の人で、黒川敦彦党の人です
大勢には影響はないでしょう

「憶測の実況コメントはやめる」と書きましたが、まぁ連日だと多すぎるんで日数を空けて、ぐらいにしときます(笑)

あと宮武嶺氏のほうも2記事ともコメは増えてるようですが、月のうさぎ氏如きに「政局ばかり」と言われたって気にせんでいいと思います

あの人も平仮名ハンドルの時はあんなノリじゃなかったと思いますが

現に宮武氏のほうも東京15区より遥かにマイナーな埼玉県坂戸市会議員選を取り上げたりしてます

 

 そういや私もとうとう盗泉の水を飲んでXのアカウントを開設したので、山崎のXにもアクセスできるのだった。

 

 

 伝え聞くところによれば、都議を経て区長を長く務めた亡父の山崎孝明(死去直前にドラ息子の一輝ともどもゴルフ場私物化問題を文春砲にぶっ放された人だ)に倣ってか、一輝は国政には出たがらないとの話は聞いたことがある。しかし支持者たちの間では彼の国政進出への待望論が強くあるようだし、中には消極的な一輝を国政に引っ張り出すのが萩生田光一の仕事だろ、などと書いた人間までいるので警戒を怠らずにはいられない次第。もっとも山崎一輝は世襲貴族の一員とはいっても下級貴族のようなものだから、安倍一族だの小渕一族だのに対するほどの強い嫌悪感はこちらも持っていない。

 一輝は昨年4月の区長選に出る前は都議だったので、この補選は彼自身の区長選出馬に伴うものだろう。選挙ドットコムを見ると、「予想される顔ぶれ」に載っているのは今のところ彼だけだ。

 

go2senkyo.com

 

 自民党乙武の推薦を取りやめるや、民民(国民民主党)が二転三転だか七転八倒だかわからないが、取りやめたはずの乙武を「やっぱり推薦する」ことにしたらしい。Xの「日本のトレンド」に「国民民主党」がかなり長時間上がっていて、私が見る限り民民はネトウヨの総攻撃にさらされていたが、ネトウヨの宣伝をするつもりはないのでここではそれらは取り上げず、代わりに朝日新聞デジタルの無料記事を紹介する。

 

www.asahi.com

 

国民民主、乙武氏へ推薦決定 衆院東京15区、都民ファとの連携重視

2024年4月12日 21時00分

 

 国民民主党は12日、衆院東京15区の補欠選挙(16日告示、28日投開票)で、無所属での立候補を表明している乙武洋匡氏(48)への推薦を決めた。小池百合子東京都知事が事実上率いる地域政党都民ファーストの会」も推薦を出しており、国民民主は各種選挙でタッグを組んできた都民ファとの連携を重視した形だ。

 

 国民民主は、裏金問題を抱える自民党との相乗りは避けたい考えで、乙武氏を自民が推薦するなら「応援できない」(榛葉賀津也幹事長)としていた。

 

 12日に自民が乙武氏への推薦決定見送りを発表したのを受け、国民民主幹部が乙武氏本人と会い、推薦を決めた。榛葉氏は12日の会見で「都民ファとはいろんな連携の可能性がある」と語った。

 

朝日新聞デジタルより)

 

URL: https://www.asahi.com/articles/ASS4D3QB7S4DUTFK01BM.html

 

 ブログ『日本がアブナイ!』には下記のような感想が書かれていた。

 

mewrun7.exblog.jp

 

 笑ってしまうのが、国民党だ。<国民党は、国会で自民についたり、立民についたりするコウモリ政党なのだが。ここでも、同じようなことをやっている。^^;>

 

 都議会で都ファと連携している国民党は、当初、乙武氏を推薦する意向を示していたのだが。自民党が推薦するという話をきいて、「自民と相乗りはできない」と。推薦はやめることに。

 で、立民党の候補を応援することも考えたのだが、共産党が立民候補を応援するとわかって、共産党と同じ候補は応援できないと、こちらもとりやめ。

 で、自民党が推薦を見送ると発表した途端、じゃあ、やっぱ、乙武氏を応援しようと、推薦を出すことに決めたという。(~_~;)

<国民党には、「自分たちの政党と考えが合う候補を支援する」という発想はないのだろうか?(・・)>

 

(『日本がアブナイ!』2024年4月13日)

 

URL: https://mewrun7.exblog.jp/30892217/

 

 その少し前の同ブログにはこんなことが書かれていた。

 

mewrun7.exblog.jp

 

 また都ファと連携している国民党は、当初、乙武氏を推薦するつもりでいたのだが。自民党乙武氏を推薦する場合は、国民党は推薦しないと言い出した。

 

 もしかして、立民党の酒井菜摘候補を応援するかなと思ったら、昨日、共産党が自党が擁立を予定していた候補をおろして、酒井氏を支援する意向を表明。

 国民党は、共産党との共闘を嫌っているため、もしかしたら乙武氏の推薦または支持を考えるかも知れない。^^; <共産党よりは自民党なんだよね。(・・)>

 

(『日本がアブナイ!』2024年4月8日)

 

URL: https://mewrun7.exblog.jp/30888212/

 

 ご名答!

 でも、「もしかしたら民民が酒井菜摘を応援するかも」とは私は毛ほども思わなかった。それどころか、民民が酒井氏を応援することだけは絶対にあり得ないと思っていた。

 ブログ主のmewさんは民民(玉木)が「共産党との共闘を嫌っているため」と書いているが、共産党のことなんか実は玉木にとってはさほど重大ではない。思い起こしていただきたいのは、2019年末にピアノの演奏で玉木と志位和夫とが意気投合していたことだ。しかもそれは玉木側が流したYouTubeの動画だった。

 玉木を動かしている最大の原動力は、「あんたが大将」と散々おだてられていい気になっていた彼が、いつまで経っても本当の「大将」にはなれないことへの怨念だ。なにしろ玉木は、同じ「希望の党」出身で自分より格下だと思っていたに違いない泉健太が立民代表になった時に、露骨に不機嫌な表情をしていた。

 玉木がもっとも敵視する対象は泉健太なのである。

 これは、山本太郎が本当に敵視しているのは枝野幸男だ、とこたつぬこ氏が下記Xで指摘しているのと同様の心理機制による。

 

 

 もっとも、上記Xでこたつぬこ氏が野田佳彦の名前を枝野幸男と同列に挙げていることに関しては私は疑問を持つ。たとえば山本は野田佳彦グループに属する手塚仁雄とは昵懇だ*1。しかし山本は枝野に対しては本気で敵視している。それは「希望の党」騒動で枝野がヒーローになったからだ。本当は俺がなるべきヒーローに枝野がなりやがった、許せない。山本は間違いなくそう思っている。だから、2019年に現元号を冠したあの忌まわしい名前の政党を立ち上げた直後から立民を目の敵にしたのである。そして立民代表が枝野から泉健太に代わったあとは、山本は泉への個人攻撃などほとんどしていないという印象を私は持っている。

 そして上記山本と同様の心理機制によって、玉木は泉が立民代表になったことが許せないのである。だから泉を利することなど絶対にやらない。高橋茉莉氏を立てるから支援しろと立民に迫ったのも、そうやってマウントを取って泉より優位に立ちたかったからである。権力への妄執を持つ人間の心理など、山本であろうが玉木であろうがみな同じだ。そして彼らのような権力の亡者たちこそ、私が嫌ってやまない人間の類型なのだ*2

 なんだかすっかり玉木雄一郎山本太郎の悪口の記事になってしまったが、今日はそろそろ終わりにしたい。とにかく私にとっては「権力者の善意」ほど信じられないものはない。本当は宮武嶺さんのブログ記事でおほめにあずかった、関西出身の私が東京下町の現在住地に地元愛を持つに至った経緯とか、同じブログ記事のコメント欄で私が「ブンむくれて」見せた月のうさぎさんのコメントに書かれていた大阪(私の出身地である)や東京といった都市部と地方との対比についても書くつもりだったが、またの機会に回す。そうそう思い出したが、告示前の現時点で「優勢かも」とみられているらしい*3酒井菜摘さんは福岡・北九州市の出身で(たしかsuterakusoさんの出身地の近くじゃないかな?)、その点では「生まれも育ちも江東区」という須藤元気よりも不利かもしれない。他の候補の中にも江東区出身者はいない。他の有力候補では維新の金沢結衣は(その姓に反して石川県ではなく)神奈川県相模原市の出身だし、乙武は東京ではあるが新宿区の出身だ。全くの泡沫候補である頼山陽だか飯山満だか知らない極右の人は、東京出身であることだけはわかったが、東京のどのあたりかまではわからなかった。私と一番出身が近いのは参政党の吉川里奈で、チラシを見ると大阪府大阪市出身とのことだ。私は大阪府の出身だが、大阪市の出身ではない。

 そうそう、昨夜は酒井氏の選挙事務所に明かりがついていた。また吉川の事務所前には、プロ野球の読売なんとか軍を思わせる忌まわしいカラーの選挙カーが複数止まっていた*4。数日前の夜には、何年かぶりで江東区役所近くにある秋元司の事務所に明かりがついているのを見た。

*1:今回の東京14区の件にしても、手塚と山本の2人が勝手に取引して共産党への根回しなど何もやらなかったから共産が激怒したのである。Xを見ていると、立民支持者は山本の批判ばかりやっているが、それではいささか公正を欠く。この件では明らかに山本と手塚とが共同正犯なのだから、両者をともに批判するのでなければフェアとはいえない。

*2:玉木に敵視されている泉健太も彼らの同類だと思っている。

*3:もちろん情勢は予断を許さない。

*4:関係ないが、昨夜の読売の勝利投手は泉投手だった。一昨年に福岡ソフトバンクホークスで不運な目に遭った選手だが。