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参院議員の須藤元気氏が立候補表明 28日投票の衆院東京15区補選(朝日)

 衆院東京15区補選に関して、昨日(4/3)、須藤元気が出馬を表明した。以下朝日新聞デジタルの無料記事より。

 

www.asahi.com

 

 以下引用する。

 

参院議員の須藤元気氏が立候補表明 28日投票の衆院東京15区補選

宮野拓也 2024年4月3日 13時10分

 

 公職選挙法違反の罪で有罪が確定した柿沢未途前法務副大臣=自民を離党=の辞職に伴う衆院東京15区(江東区)の補欠選挙に、参院議員の須藤元気氏(46)が3日、無所属で立候補すると発表した。

 

 同日に記者会見した。元格闘家で、2019年の参院選(比例)に立憲民主党公認で立候補し初当選した。20年の都知事選を巡って党方針と異なるとして離党を表明し、無所属になった。会見で「与党も野党も一度壊して救国政権をつくる時」などと訴えた。

 

 同補選は、共産党の小堤東氏、日本維新の会の金沢結衣氏、参政党の吉川里奈氏、諸派の飯山陽(あかり)氏の新顔4人と、同区選出の元自民議員で無所属の秋元司氏が立候補を表明している。ほかに、小池百合子東京都知事が特別顧問を務める地域政党都民ファーストの会」が乙武洋匡氏を、立憲民主党が酒井菜摘氏をそれぞれ擁立する方針。(宮野拓也)

 

朝日新聞デジタルより)

 

URL: https://www.asahi.com/articles/ASS431BQTS43OXIE00SM.html

 

 須藤は元旧立民で、元号新選組山本太郎と近いことで知られ、参政党ともパイプを持つと自ら語っていたらしい人物だが(須藤と参政党との絡みについては私はよく知らない)、参政党と近いことから容易に想像がつく通り、陰謀論系の右派ポピュリズム政治家である。立民の誰だか知らないが(おそらく手塚仁雄の首謀だろうと思うが)、どうやらこの須藤を野党統一候補に担ごうとして動いたものの共産党から難色を示されて立ち消えになったと、これは最近の朝日の有料記事にも書かれていたからほぼ事実だろうが、そんな策動をしていたことには空いた口が塞がらなかったが、須藤の擁立にはおそらく山本太郎には異論がなかっただろうから、気になるのは山本(新選組)の動向だ。

 そこで、山本太郎がらみではいつもお世話になる政治おじいちゃんお化け氏のXの最新ポストはないかと思ってネット検索をかけたら、やはりポストがあった。

 

 

 参政党は吉川里奈を公認すると発表し、もう既に街宣をがなり立てている(彼らの街宣は非常にうるさくて不快だ)から須藤を応援するはずもない。問題は山本太郎だけだが、少なくとも現時点では山本及び新選組からも須藤を支援する動きはなさそうだ。

 それにしても(おそらく)手塚仁雄らの妄動がなければ須藤の出馬表明もなかった可能性があるわけで、立民が東京15区の総支部長をずっと空位にして井戸まさえ氏を再任しなかったことなども含めて、この政党は自らの党の候補者にダメージを与えることばかりやるんだなあ、と腹が立ってならない。仮に東京15区の補選に負けるようなことがあれば、泉健太は責任をとって代表を辞任すべきだろう。なお手塚仁雄野田佳彦グループの政治家であり、野田グループのろくでもない体質が出ているともいえる。

 ところで、昨日記事を公開したあとに『日本がアブナイ!』を覗いてみたら、公明党須藤元気の推薦に難色を示しているなどと書いてあった。

 

mewrun7.exblog.jp

 

 以下引用する。

 

 乙武氏は、「五体不満足」などの著書やジャーナリストなど様々な活動で知名度が高いし、小池ファーストが訴える「ダイバーシティ(多様性)」を具現化するにも最適な候補である。

 

 ただ、乙武氏は01年に結婚し、3人の子がいながら、5人の女性と不倫をしていたことが16年の週刊誌報道で発覚し、本人も時事だと認めたことから、同年に離婚したという過去がある。

 乙武氏は、同年の参院選自民党から出馬する準備を進めていたのだが、この報道により断念することになった。<22年の参院選に無所属で出馬して落選。>

今回も公明党が、推薦を出して選挙支援することに難色を示している。^^;

 

『公明の石井啓一幹事長は2日の与党会合で、過去に女性問題が報じられた乙武氏の支援に慎重な考えを示した。公明東京都本部関係者は産経新聞の取材に乙武氏の推薦は困難だと説明。「現地は自主投票にしてほしいと言っている。都本部として推薦は難しいと党幹部に伝えた」と明かした。(産経新聞24年4月2日)』

 

 また、東京15区方面からの伝聞情報によると、自民党の支持者の中にも、乙武氏の女性問題を気にする人がいるほか、乙武氏があまり保守的な思想の持主ではないことから、日本保守党、参政党など多の超保守政党の候補に投票するという声が出ているそうで、思ったほど絶対有力という感じではない・・・とのこと。^^;

 

 下手すると、自民党は推薦や不戦敗も含め、負け越しor3敗する可能性が出て来たかもと、ひそかに期待を膨らませているmewなのだった。(@_@

 

(『日本がアブナイ』 2024年4月3日)

 

URL: https://mewrun7.exblog.jp/30879600/

 

 その「東京15区方面からの伝聞情報」とやらは、おそらくブログ主の知り合いの江東区民の誰かなのだろうが、しょせんは n=1 の情報だ。弊ブログの記事も同じではあるが。しかも後述のように、その伝聞情報とやらはかなりの問題含みなのである。

 公明党については、最後には小池や自民党に折れて、熱心に組織票を乙武に供給する動きをするのだろうが、頼みの綱は公明党支持者や創価学会の信者たちが乙武を嫌って寝てくれるなりひそかに造反したりしてくれることだ。もっとも私は、今回小池はそこまで計算して「くせ球」を投げてきたんだろうと思っている。真っ先に乙武擁立に飛びついたのは民民の玉木雄一郎だったが、あれで小池は「玉木は何をやってもついてきてくれる」とほくそ笑んだことだろう。そもそもスキャンダルまみれの乙武に一も二もなく飛びつくんだったら、少し前に彼らがおそらく「生活保護の不正受給」の疑惑を理由に切り捨てたものであろう高橋茉莉氏の一件は何だったのかということになる。この例が示す通り、玉木雄一郎も民民も心底からの軽蔑にしか値しない政治家であり、政党だ。

 乙武はそんな候補であり、また立民の内部調査では一番得票力があるのが自分だという結果が出たらしいとの伝聞をもとに、須藤元気はそれなら無所属で出ても勝てるかもしれないと思って一か八かの賭けに出たのではなかろうか。仮に山本太郎がこの人を応援するようなことがあれば、玉木同様に見下げ果てた人間だということになる。そんな愚はいくら山本でも犯さないのではないかと思いたいところだが、これも山本のことだからわからない。

 『日本がアブナイ!』に話を戻すと、このブログは昨日にもう1件、東京15区補選に関する記事を公開した。

 

mewrun7.exblog.jp

 

 立民党は、一時、須藤元気氏を出馬させるという話も出ていたのだが。結局、須藤氏は無所属で出馬することに。

 

 結局、前回の江東区長選に出馬して健闘した酒井菜摘・(37・元江東区議)を擁立することに決まりそうだ。<江東区内では、他の候補より知名度あり。区長選ではれいわ、社民、生活ネや共産党の支援も得ていた。今回もリベラル系野党の選挙協力が得られるかも。(・・)>

 

(中略)

 

 そして、前記事でも少し触れたのだが、あくまで市民レベルの伝聞情報によれば、江東区に済む若年層(20~50ぐらい?)は、安倍シンパや超保守系に興味がある人が少なからずいるとのこと。

 彼らは岸田政権が始まってから、自民党の(超)保守政策が進まなくなったことに嫌気がさしていた上、乙武氏も夫婦別姓同性婚に理解を示す発言をしていたため、支持しにくいと考えているという。

 それゆえ、もともと自民党に投票していた有権者が、改憲、軍事、LGBT反対などの超保守的な政策を主張している日本保守党や参政党、維新などの候補に共感し、票がバラける可能性があるという。(・o・)

 

 もし乙武氏の票が、思ったようには伸びず。維新、保守党、参政党も票がばらけたとしたら、安定した生活や平和主義・人権重視を求める層の票が、立民党の酒井氏に流れるかも知れず。酒井氏当選げの期待度がアップしているmewなのだ。

 

公明党の女性部の皆さんも、自主投票が決まったら是非。考え方は、ほぼ公明党の政策に近いと思いますよ~。(・・)>

 

* * *

 

 ちなみに、今は維新の音喜多政調会長は、都議時代、小池知事と組んで都民ファーストを結成した人。その音喜多氏がyoutubeでこんな話をしてたらしい。

 

『音喜多氏は「乙武さんを擁立したじゃないかと突っ込まれるが、これは一種のブラフというか、目くらましというか誘導弾で、最後は小池さんが出てくるということを考えているんじゃないか」とまだ小池氏が出馬をあきらめていない可能性を指摘する。(東スポ24年4月2日)』

 

 もし本当にこんなことが起きたら、ちょっとコワ過ぎる&政治不信になりそうだと思うmewなのだった。(@_@。

 

(『日本がアブナイ!』2024年4月3日)

 

URL: https://mewrun7.exblog.jp/30879930/

 

あくまで市民レベルの伝聞情報によれば、江東区に済む若年層(20~50ぐらい?)は、安倍シンパや超保守系に興味がある人が少なからずいるとのこと。

とのことで、ニュースソースは江東区民の誰かなのだろうが、こんないい加減なことを書いて江東区に間違った印象を与える記事を公開するなよ!と私は激怒してしまった。

 上記引用文は「少なからず」を除けば事実であって、実際に自民党の東京15区支部には極右的な傾向が強い。だから彼らは右派野党系の(みんなの党や維新の党に属していた経歴を持つ)柿沢未途を受け入れられず、衆院選では愛知県から引っ張ってきた極右の元衆院議員と2人を無所属で競わせた。また同じ衆院選では日本第一党なる零細極右政党からも桜井某が立候補した。しかしその結果はどうだったか。下記に選挙結果を示す。

 

第49回衆議院議員総選挙2021年(令和3年)10月31日 東京都第15区

時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日
当日有権者数:42万4125人 最終投票率:58.73%(前回比:増加3.14%) (全国投票率:55.93%(増加2.25%))

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧 得票数 得票率 惜敗率 推薦・支持 重複
柿沢未途 50 無所属 76,261票
 
32.00%
―― 自由民主党推薦 ×
  井戸正枝 55 立憲民主党 58,978票
 
24.75%
77.34% 社会民主党東京都連合推薦
  金澤結衣 31 日本維新の会 44,882票
 
18.83%
58.85%  
  今村洋史 59 無所属 26,628票
 
11.17%
34.92% 自由民主党推薦 ×
  猪野隆 56 無所属 17,514票
 
7.35%
22.97%   ×
  桜井誠 49 日本第一党 9,449票
 
3.96%
12.39%    
  吉田浩司 61 無所属 4,608票
 
1.93%
6.04%   ×

 

出典:東京都第15区 - Wikipedia

 

 ご覧の通り、自民党の推薦を柿沢と分け合った今村洋史、この人は安倍派で選挙中には安倍晋三が応援に駆けつけもしたが、柿沢の3分の1ほどの得票しかできず、井戸まさえばかりか維新の金沢結衣の後塵も拝して惨敗した。また日本第一党の桜井など、選挙期間中にこの人の話題を耳にしたことさえなかった。結局1万票にも満たないお話にならない得票だった。

 江東区の問題は、むしろ親父の代からのしがらみで柿沢が大量得票をしてしまったところにあるのであって、極右人士が寄り集まっている地域などでは間違ってもない。それを、おそらく東京西部に住んでいるであろう『日本がアブナイ!』はなんというふざけた記事を書くのかと怒り狂った次第。

 そういえば、柿沢に惨敗した今村の記事を昨夜見かけた。

 

www.47news.jp

 

 以下引用する。

 

裏金受領翌年、区議に現金を配布 自民安倍派・今村洋史元衆院議員

2024年04月03日 18時20分

 

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、安倍派の今村洋史元衆院議員側が販売ノルマ超過分として同派から220万円の資金提供を受けた翌年の2023年、次期衆院選で出馬予定の東京9区内で東京都練馬区の自民系区議らに対し、区議選の陣中見舞いなどの名目で現金を配布したとみられることが3日、関係者への取材で分かった。少なくとも5人が各10万円を受領。一部は取材に返金したとしている。

 

 支出元の政治団体「黎明の会」は21、22年に2年続けて政治資金収支報告書を提出しなかったため、23年6月、寄付や支出ができない「みなし解散団体」となった。

 

共同通信より)

 

URL: https://www.47news.jp/10741801.html

 

 今村は江東区(東京15区)では通用しないとみなされて東京9区に回されたが、自民党はこの選挙区を諦めているんだなあと私は思ったものだ。この選挙区から選出されているのは立民の山岸一生衆院議員だが、左うちわの選挙区で恵まれているよなあと思っていた。しかしこんなニュースが出てきたからには、今村の候補内定は取り消しになるかもしれない。

 そして、前回の衆院選でにっくき柿沢未途を当選させてしまったとはいえ、このような安倍派の裏金極右候補はしっかり「排除」できたのが東京15区の有権者だった。このことは声を大にして言いたい。