kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「次の選挙で政権交代」だ。そういう闘いをしなければ次だって次の次だって負けるだろう。闘わなければ情勢は動かない。闘うときに支持が集まる。怯むな。(三春充希氏のX, 2021年4月16日)

 結局衆院の3補選すべてについて、立民候補の名前が二番手以降に出てくる情勢調査結果は一つもなかった。一番接戦予想だったのが朝日の東京15区で、酒井わずかにリードとの表現。共同と読売も弱いリードの表現だった。ここでは三春充希氏のXをリンクするにとどめる。

 

 

 また島根1区では朝日のみ亀井候補の「やや優位」、他は大差とみているようだ。

 

 

 2021年衆院選で立民の退潮を唯一言い当てた朝日の調査結果が不気味ではあるが、今回の朝日調査は特に東京15区のサンプルが少なく286人だ。結果も他機関の調査と大きく違って乙武洋匡須藤元気を上位に予想している。朝日の記事は有料なので、以下にプレゼントのリンクを張る。有効期限は24日6時44分。

 

digital.asahi.com

 

 読売と朝日は飯山陽を下位に予想しているが(朝日5位、読売記述なし)、これは是非とも当たってほしい。金沢結衣の維新も十分に危険な政党だが、日本保守党など論外の超極右政党だと私は考えているからだ。そんなところの候補が突然出てきて上位に進出されてはたまったものではない。

 長崎3区の立民対維新は本当にお話にならない大差がついているようだ。

 昨日は目黒区長選も行われた。多選区長に都ファ・民民、立民、自民の3勢力が挑むというよくわからない構図の選挙だったようだが、多選区長が勝った。ただ気になったのは2位争いで都ファ・民民連合軍が野党共闘型の立民候補の得票を上回ったことだ。一方良かったのは自民推薦の候補が2位、3位に大きく水を空けられたことだ。各候補の得票数は下記目黒区の開票結果を参照されたい。

 

www.city.meguro.tokyo.jp

 

 目黒区で野党共闘都ファ・民民連合に負けるようではリベラルの弱い江東区ではどうなるかと多少心配ではある。昨日は檄を飛ばすブログ記事を書き終えようとしたタイミングで、小池百合子乙武洋匡への投票を呼びかける音声の録音と思われる電話がかかってきたが、背筋が凍る思いがした。ああいうのにつられて乙武に投票する人が増えるかもしれない。右派勢力の得票数の分布がどうなるかは、本当に蓋を開けてみなければわからない。

 今回の補選は、立民の1勝2敗の場合はもちろん、2勝1敗でも野党第一党として信認されたとはいえない結果と総括されることになる。島根で負ければ自民党に一息つかせて6月解散の可能性が高まるし、東京15区で負ければあれほどの右派勢力乱立でも勝てないことが示されるから、これまた大きなダメージを受ける。15区民の私がどうしても気に入らないのは、今回の補選立候補表明と同時に酒井菜摘氏の総支部長就任が決まるまでの間、2年半もの長期にもわたって東京15区総支部長を空位にし続けてきた立民都連及び泉執行部のあり方だ。21年衆院選での井戸まさえ氏は東京4区から選挙の直前に国替えでやってきて、金沢結衣を上回る2位の得票を得ていたにもかかわらず、立民は井戸氏からの再任要請を黙殺し続けていたようだ。今回リードが伝えられる酒井氏は、区議2期目を1年も務めないうちにやり直し区長選、ついで衆院補選に立候補した人であって、酒井氏の総支部長就任は柿沢未途の件がなければあり得なかった、いわば「成り行きでそうなった」人事といえるだろう。野党第一党がそんなあり方で良いのだろうか。勝てば「結果オーライ」になるのかもしれないが、仮に立民が今回の候補者選定で酒井氏と天秤にかけた須藤元気に食われて負けるようなことがあれば、最低でも都連の手塚仁雄は都連幹事長職を辞任すべきだし、私は泉も代表を辞任すべきだと思う。

 前記三春氏が下記Xをリポストしていた。

 

 

 リンクされた三春氏のXは、まだ枝野幸男が立民代表だった2021年4月に発信された。

 

 

 だから上記のXは、泉健太を批判する意図でポストされたものでは決してない。

 昨日も書いたが、泉は昨年11月に「5年後の政権交代を目指す。ホップ、ステップ」などと言っていた。その結果、十分な闘志をもって補選に挑めたとは言い難い。候補者選定の遅い段階まで無所属候補に乗っかるオプションを残していたことがその証左だ。

 それで負けたら、補選の情勢調査はどうやらやっていないと思われる毎日新聞の全国世論調査で示された「次の衆院選政権交代を求める」62%の人々のニーズに応えられなかったことになるのだから、代表辞任に相当するとしか私には思えない。