kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「おじいちゃんが支える岸田文雄政権」(時事通信)にも関わらず、比例投票先に立民を選ぶ人は10%を切り、維新の約7割にとどまっている

 時事通信によると岸田内閣支持率がまた低下し、特に若年層の支持が際立って低いという。

 

www.jiji.com

 

 面倒なので記事の中身は紹介しない。しかも有料記事になっていて途中までしか読めない。さすがに時事通信の有料会員になろうとは思わない。

 内閣支持率政党支持率は、今のところ各メディアの調査結果に基づき、さまざまな統計処理を用いて補正をかけた上で総合した三春充希氏の分析が最も信頼できる。

 

note.com

 

 三春氏の分析によると、現在の岸田内閣支持率は各メディアの調査を総合すると29.8%で、倒閣危険水域(30%以下)には入りつつあるが、退陣水域(20%以下)にはまだまだ余裕がある。今後も内閣支持率には下げ圧力しかかかりようがないことを考慮すると、私などは岸田文雄が年内解散総選挙に踏み切る可能性がますます高まっているようにしか思えない。ほっといたら支持率は低下する一方だが、解散して選挙に勝てば、少なくとも一時的には内閣支持率が上がるからだ。政治・経済・社会の構造という観点から見れば、それでも中長期的には自民党内閣の支持率に対しては下げ圧力しかかからないのだが、カンフル剤にはなる。だから政権延命のためには解散を先送りするのではなく早期解散に出る方がはるかに有利であることは火を見るよりも明らかなのだ。私が岸田だったら年内解散の意志を固めるところだ。前回の解散前に、予想された解散の時期を1週間早めたことを思い返しても、岸田は結構な権力闘争の鬼だと思われるから、必ずや強行策に打って出るに違いないと私はにらんでいる。

 そこで気になるのは有権者の投票先だ。上記三春氏のnoteをご覧いただいた方が良いのだが、こう書いても実際にリンク先をご参照いただく方は読者の1割くらいしかおられないことは昔よくやったアクセス解析から知っているので、下記に三春氏のXをリンクする。

 

 

 まず目につくのは、比例投票先に自民党を選ぶ人が昨年春頃をピークに低落傾向がずっと続いていることだ。

 そして野党に注目すると、維新13.6%に対して立民9.6%との数字から、比例投票先に立民を選ぶ人は維新を選ぶ人の7割しかいないことがわかる。こんなことを書いている私自身、少なくとも泉健太が党代表をやっている間は絶対に比例で立民に入れない。もっとも私は枝野時代にも比例で立民に入れたことは実は一度もないのだが。

 次のリンクに示されたグラフはさらに象徴的だ。

 

 

 「10%以下拡大」のグラフに立民の水色の線が現れた。つまり泉立民は自民党が下降トレンドにあるにも関わらず、自民党と一緒に沈んできていることがわかる。そりゃ泉が代表就任後に「提案型野党路線」に走ったり、それが昨年の参院選で否定されると今度は維新代表の馬場伸幸と会食して「『維新八策』に大部分協調できる」などと言い出すようではそうもなるよなあと言いたくなる。

 なお維新や立民より下では、一時急伸した民民が元の木阿弥になったことが注目される。新選組にも同様の変化があったが民民の方が顕著だ。これは元民民参院議員の矢田稚子首相補佐官任命の一件が嫌われたのではないかと思われる。今は、自民とくっつこうとしたら嫌われる現象がしばしば起きる。維新も大阪万博の迷走もさることながら、馬場の「第2自民党」発言で一時支持を下げた。しかし維新は再び立民との差を広げようとしているかに見える。

 しつこいようだが、やはり衆参補選の結果に関わらず泉を下ろした方が良いと思うのだが……