kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「改憲」はダメで「自主憲法制定」なら良いのか?

せっかく、「諸君!」の休刊に関する記事を書きまくりたいと思っていたのに、とんだ事態が起きてしまったものだ。

気を取り直して書くと、「諸君 現代 論座」でググってみると、月刊「現代」や「論座」の休刊が発表された時、これを笑って、「諸君!」は売れ行きが良いのに、などと書いていたネット右翼が大勢いるのに、腹の皮がよじれるほど笑えてしまう。

もっとも、昨年休刊した「論座」が左翼雑誌だったと思う方がどうかしていると私などは思う。同誌の編集長だった薬師寺克行が改憲論者だったことは、知る人ぞ知る事実である。薬師寺は、2007年1月に放送された「サンデープロジェクト」で、改憲派だと自ら認めた。

ところが、下記のようなブログ記事を見ると、頭が混乱してしまう。

喜八ログ: 安倍が改憲を急ぐわけ

ここで、ブログ主は、

薬師寺克行(朝日新聞社:「論座」編集長)などは朝日系「改憲論者」の急先鋒であり急進派と言えるのではないでしょうか?

と書いて、薬師寺改憲を唱えていることを批判しているのだが、周知のようにこのブログ主は、城内実平沼赳夫を熱心に支持している。

しかし、城内や平沼は、「改憲」ではダメだ、明治憲法の精神を復活させる「自主憲法制定」でなければならないと主張しているのである。

現行憲法に基づいて、リベラルの立場からそれに修正を加えようとする(と私は理解している)薬師寺克行のスタンスを、「改憲論者」として批判しながら、薬師寺よりはるか右の立場から「自主憲法制定」を求める城内や平沼を手放しで絶賛するこのブログ主が何を考えているのか、私にはさっぱり理解できない。

どなたか、どこをどう工夫したら、このような思想が成立し得るのか、ご教示願えませんか。

[追記]

上記引用元を読み直してみると、これは、ブログ主の意見というより、謎の憂国者「r」のメッセージの引用だそうだ。だが、この「r」こと某元(?)仙台市職員(?)の正体は悪質なネット右翼であり、自らの本音を偽って、リベラル・左派の読者に媚びを売った投稿である可能性がきわめて高い。