kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

どのみち民国社(民社国?)三党連立は確実なのだが

マスコミが民主党社民党を決裂させようと躍起になっているが、1993年当時とは違って、世論のトレンドを見ると、徐々に「憲法なんて変えなくても良いじゃないか」という意見が増えているように思う。これは、世論が護憲に傾いたというよりは、人々に憲法問題など気にしている余裕がなくなってきたせいだろう。いくら酷使を気取ったって、食えなきゃ仕方がないのである。

だから、憲法や安全保障の問題で突っ張り合ったって仕方ないし、民主党側から見ると、「数の力でゴリ押しする」イメージを国民に与えないためにも、社民党国民新党の両方と話をまとめて連立政権を樹立する必要があるのだ。そうでなければ、「第二自民党」との烙印を押されて、政権発足前から鳩山内閣の支持率が急落する。

例の鳩山論文問題なんかを大騒ぎしているマスコミを見ると、そのKYぶりにうんざりするのだが、私個人としては社民党には憲法や安全保障問題よりも環境・エネルギー問題で民主党をリードしていってほしいと思う。世界情勢を考えた時、民主党に右傾路線をとらしめる外力はほとんど働かないと考えられるからである。引き続き野党にとどまる共産党と比較して、ほとんどすべての点で社民党は能力的に劣るが、唯一環境・エネルギー問題に関しては社民党の方が買えると私は評価している。そんな隠れた社民党の真価を、くだらない意地の張り合いのためにフイにしてはならないと思う。まあ杞憂だろうけれど。