kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

排外主義者の脅威

http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-136.html のコメント欄より。『きまぐれな日々』とURLが似ているが、『世に倦む日日』である。もちろんブログでは先方が先人だが、FC2に関してはこちらのほうが先住民。まあそんなことはどうだって良い。肝心なのはこのブログに寄せられたコメントだ。

(前略)
つまり、自民党新自由主義路線を取れば、自民党は、これらテレビと富裕層と大企業、そして「竹中氏の滑らかな弁舌に思わず頷いてしまう視聴者」から支持を調達できるのです。

国民の支持を調達するもうひとつの方法は、排外主義的ナショナリズムや人種・民族差別主義(レイシズム)の扇動です。日教組や「在日(朝鮮人・韓国人)」などを「反日勢力」と決め付け叩くという手法。ネット右翼のひとたちが日夜、やっている手法です。「反日勢力」に対して、毅然たる姿勢を取り、国民としての誇りを喚起することによって、支持を調達する「負の統合」路線です。

財界・富裕層・テレビの支持を調達する新自由主義路線+保守・右派層の支持を調達するナショナリズム扇動路線=ネオコン路線。安倍元首相ら自民党右派が推進しようとしている路線です。

>首相は「自民党支持率が低下する原因は保守の魅力を十分に発揮できなかったことだ」と断じ、
保守政党としての出直しを表明した。
社民党を組み入れた新政権はリベラル色を強める公算が大きく、
>保守色を強めることが政権奪回の近道だと考えているからだ。
>首相の盟友である安倍晋三元首相も「外交・安全保障、教育などの政策で民主党との違いを鮮明にさせるべきだ」
>と同調するが、リベラル勢力からは「安倍−麻生路線はまっぴら」(党中堅)との声も上がり、足並みはそろいそうもない。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090831/stt0908312042011-n3.htm

もちろん、上記記事のとおり、党内に異論もあり、はたして自民党がいかなる路線を採るか、まだ不明。
(後略)

ここで指摘されている「排外主義的ナショナリズムや人種・民族差別主義(レイシズム)の扇動」をやる人たちとして私が真っ先に思い浮かべるのが城内実である。ブログであんなことを書いた城内実が、書いた内容を取り消すでもないのに、ぶっちぎりの大量得票で当選。支援者は当該エントリについて見て見ぬふりをして、手放しで城内の当選を喜ぶ。そんな人たちが、一方では社民党保坂展人氏や民主党戸倉多香子氏が落選したと言って嘆いている。

おかしくないか? 上記のコメント主が指摘するように、城内実の主張は安倍晋三自民党右派に容易に取り込まれることは、私には自明に思えるのだが、みんなはそうは思わないのか?

このままだと、民主党政権がこけた時、みんなおててをつないで国家主義一直線になっていかないか?

かつて、大政翼賛会には左翼も参加したのである。