kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ネット右翼の長い長い「冬の季節」が始まった

まあネット右翼は「あたまがわるい」というのが通り相場ではあるが、先日、某所で「kojitakenはたしか加藤紘一を真性保守と言っていた」などと書いているバカを見つけたのには口あんぐりだった。

私はしばしば加藤紘一を「保守本流」だと書いているが、これは加藤紘一に関する常識といえるだろう。ところが、上記の低能ネット右翼は「保守本流」と「真正保守」の区別がついていないため、両者を混同して、「kojitakenは売国政治家の加藤紘一のことを、あろうことか「真正保守」呼ばわりしている、怪しからん」などと頭に血を昇らせてしまったものと推測される。そればかりか、彼らにとって尊称であるはずの「真正保守」の文字を、「真性」と誤変換しているのである。どこまで頭が悪いんだろうか。もちろん、私が加藤紘一を「真正保守」などと評したことは一度もない。

さすがにいかなネット右翼といえど、ここまで頭の悪い人間は例外中の例外だろう。そこで、2年前になかなか先見の明のある記事を書いたネット右翼のブログを紹介したい。

http//argument.blog.eonet.jp/blog/2007/10/post-f7f5.html

保守派と言ってもいろいろある。

自民党保守政党であるし、自民党国会議員は皆さん「自分は保守派だ」と言うと思います。

でもその実、売国的な言動が目立つ議員はいっぱいいます。

自民党には、津島派をはじめとする「保守本流」と町村派をはじめとする「保守傍流」がある。
名前からのイメージに反して「保守本流」の方が左寄りで「保守傍流」の方が右寄りなのですが、同じ派閥でも各個人によって、左右のばらつきはかなりあるようです。

ちょっとややこしいので、以下では分かりやすく、安倍氏、麻生氏、中川昭一氏などの、日本の国益を強く主張する方々を「真正保守」、山崎拓氏、谷垣氏、古賀氏など、特アなどに気を使う方々を「保守左派」ということにします。

勿論私は、真正保守政権を期待しているわけですが、自民党の中をみると、今は難しいような状況です。

期待の安倍政権もわずか一年で集中攻撃にあい、潰されてしまいました。

福田首相の後には麻生氏が首相になることが期待できますが、今のままでは麻生政権も長く持たないきがします。

これは福田康夫内閣発足直後の記事だが、「真正保守」が「保守傍流」であることをしっかり認識できているし、福田康夫のあとは麻生太郎が首相になるが、短命に終わると正確に予想している。

そして、今日のニュースです。

中川氏ももともとは閥務に熱心ではなかったらしい。
しかし、保守左派が派閥の力を利用して福田首相を誕生させたように、福田首相の不穏な動きを封じるためには、真正保守も派閥の力を使うべきだと思う。

ニュース記事にもなっているように、中川氏が派閥をまとめることで「リベラル勢力とのバランスを重視する福田政権の気になる存在になる」、つまりリベラルに寄り過ぎることをけん制できるのです。

次の首相を真正保守から出すためにも、真正保守がすべきことは中川氏のような行動だと思います。


できれば、古賀派山崎派あたりの保守左派が長となっている派閥で、真正保守が長となる、あるいは実権を掌握してくれること期待したい。

かつてタカ派で鳴らした山崎拓も、ネット右翼に言わせれば「保守左派」になってしまうのだが、ブログ主は中川昭一伊吹派の実権を握ろうとしたとして期待をかけていた。しかし、伊吹文明はその後も派閥の長の座を手放すことはなかった。

そして政権交代は実現し、ブログ主にとって福田康夫より悪いと低く評価されていた谷垣禎一自民党総裁に就任した。

ネット右翼の「冬の季節」は始まったばかりだが、彼らは長い雌伏を強いられることになるだろう。