kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小沢一郎は「起訴相当」と検察審査会が議決

小沢一郎に「起訴相当」との議決が出る展開は、ある程度予想はしていたのだが、まさか全員一致とは思わなかった。
http://www.asahi.com/national/update/0427/TKY201004270218.html

この新聞記事にあるように、検察が再捜査の末に再び不起訴としても、審査会が再び「起訴すべきだ」とする議決をすれば、小沢一郎は強制的に起訴される。

小沢一郎の不起訴が決まってから、民主党議員たちは急に「取り調べの可視化」を主張しなくなったが、その裏には小沢一郎と検察の取引があるとの憶測がなされており、私もそれを疑っていた。

しかし、小沢一郎を攻撃する動きは、そのような「停戦」にはめげなかった。こういう議決が出ると、民主党の政治家たちの浅はかさが墓穴を掘ったと思わざるを得ない。

小沢一郎の起訴がどうあれ、「取り調べの可視化」を求める主張を引っ込めてはならなかった。検察が妥協して不起訴にしたところで、検察審査会によって半ば強制的に小沢起訴に持ち込まれる可能性があることは、一般市民にだって十分予想できた。そこまで視野に入れて、というより小沢一郎個人の問題にリンクさせずに、あくまで「取り調べの全面可視化」実現の主張を貫くことが民主党議員のなすべきことだったと思うが、それを実践した民主党議員は、ごく一握りだった。

大部分の民主党議員は、寄らば大樹の陰というかメダカの群れというか金魚のフンというか、つまらない人たちなのだろうなと想像する次第である。