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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「“旧維新”分裂 松野頼久のビッグすぎる構想」(週刊新潮)←「しょぼすぎる」の誤記では?

昨年末に、小池百合子公明党民進党との連携に「ちょっとワクワクしている」と書いた「リベラル」系ブログがあったのだけれど、あのブログ主は今年夏の都議会選挙で民進党議席が現在の「18」からゼロになるかもしれないと言われるに至った今でも「ワクワク」しておられるのかなあと思う今日この頃。

下記は先週発売の『週刊新潮』に載った記事。

“旧維新”分裂 松野頼久のビッグすぎる構想 | デイリー新潮

“旧維新”分裂 松野頼久のビッグすぎる構想


仮面夫婦生活”にようやくピリオドが打たれた。

 民進党内で最大規模を誇っていた旧維新グループの分裂が16日、明らかになったのだ。今後は、江田憲司氏率いる一派(約13人)と、松野頼久氏のグループ(約10人)とが分かれて行動を取ることになる。

 野党担当記者が言う。

「グループ内に亀裂が入ったのは昨秋の代表選。江田さんはグループを蓮舫支持で一本化しようと呼びかけたんですが、松野さんは自身が推したい前原さん(誠司元代表)や玉木雄一郎さんにもグループ内から推薦人を出すべきだと主張。互いに譲りませんでした」

 結局、自主投票という結論になり、「最大グループが聞いて呆れる」と党内で陰口を叩かれる始末。しかも、

「代表選後、江田さんは代表代行の地位を得ましたが、松野さんは無役のままとなっていたのです」(同)

 それがきっかけで2人は決裂。旧維新グループはこの半年間、会合を開けないという異常事態が続いた。

「松野さんも、新体制になったばかりでの分裂はさすがにまずいと思って、グループだけは維持するという方針だったのですが……」

 とは、民進党中堅議員。

「しかし、7月の都議選の予測が状況を変えました。18ある民進党議席が、最悪ゼロになる可能性がある。これで、江田さんと袂を分かつ決意を固めたようです」

 その心はというと、

「都議選後に『蓮舫おろし』が起こると踏んだのです。彼は次の代表選で、再び前原さんを担ぎ出すつもりでいるので、その下準備を始めたということ」(同)

 そんな松野氏の腹の中には、ビッグすぎる構想があるという。

「彼が狙っているのは、野党の“再々編”。前原さんを代表にした後、自身が幹事長に就任し、社民党自由党と合流するというプランです。その後、国対委員長に、小沢(一郎)さんを据えたいとまで考えています。与党に対抗しうる勢力を作るにはそれしかないと考えているようです」(同)

 構想はけっして妄想であってはならない。

週刊新潮 2017年3月30日号掲載

(『デイリー新潮』より)

「ビッグすぎる構想」どころか「しょぼすぎる構想」としか言いようがない。松野頼久が妄想する民進(の一部)・社民・自由の3党の統合はあり得ない話ではないと思うが、その「新党」自体がしょぼいことこの上ない。小沢一郎はもう来月75歳だよ。自民党衆院選の「定年」73歳(最近は怪しくなってきたようだが)をとうに超えている。国対委員長どころか政界を引退してもおかしくない年齢だ。そんな新党、誰が支持するんだよ。そもそも松野頼久自身が二世政治家であり、しかも維新の党なんかに所属していたことのある右翼だ。誰がついて行くかよ。

一方の江田憲司はどうしようもない新自由主義派の政治家だが、この男や蓮舫などの「民進党ネオリベ系右派」は将来的には小池百合子の「都民ファ□ストの会」が国政政党化した「新・新進党」に合流することになるだろう。こちらはしょぼいとはいえないが、自民党よりももっと悪質な政党になることは確実だ。

だが、松野頼久の妄想する「3党連合」では、自民党にも「新・新進党」にも満足できない人たちの受け皿にはなりようがない。

というより、今の流れの延長線上には、「新・新進党」が自民党に満足できない人たちの受け皿になる姿しか想像できない。

市民連合」の動きが鈍いようだが、それでは困るのである。