朝日（7/5）第二社会面に、小池百合子が「安倍政権」を批判しただの（「選挙戦では前面に出さなかった政権批判」と書かれてる。でも記事には書いてないけど小池は安倍晋三本人への名指しの批判はしていないようだ）、4面に蓮舫が民進党代表続投を表明しただの、緊張感の感じられない記事ばかりで今朝は更新をスキップしようと思ったが、少し気づいたことがあるのでそこだけ触れておく。
それは、蓮舫続投表明の記事の中に、民進党の横山博幸という衆院議員が
「進退をかけて質問する」と離党届を示し、「民間企業で中間決算が大赤字になったら人事も組織も入れ替えて後期に臨む。こういうことをきちんとしないと国民の信頼を回復できない」と執行部刷新などを要求する一幕があった。（前記朝日4面記事より）
と書かれていたことだ。横山は松野頼久のグループにいるらしい。私はこの人の名前を知らなかったので調べてみると、2014年の衆院選で維新の党から愛媛2区に立候補して選挙区では自民党の村上誠一郎に負けたものの比例復活を果たした議員らしい。最初、Wikipediaに「四国比例ブロック」とあったので、えっ、四国の民進党の比例ブロックって小川淳也だろ、と思ったのだが、維新の党から当選していたのだった（初当選時にはみんなの党に所属していた）。
当然ながら、横山が次の衆院選で当選する目処は全く立たないはずだ。それなら、ということで、横山が一刻も早く「国民ファ★ストの会」ができることを待望していることは目に見えている。次の選挙ではこの男は「国民ファ★ストの会」公認候補として立候補するのではなかろうか。昨日は手をかざして示しただけだった「離党届」がいずれ正式に提出されることは間違いない。
というより、民進党の松野グループ自体が集団離党して、次の衆院選の前に「国民ファ★ストの会」に合流する可能性が高いと思う。松野頼久は、橋下徹を「別れても好きな人」と言ったことからも明らかな、右派にして新自由主義への傾斜も強い人間で、間違ってもリベラルではないから、小池百合子との親和性も高く、国ファ入りに支障はないのではないか。松野の節操のなさ自体は、議員バッジ守りたさの一念で民主から維新に流出した前科からも疑う余地がない。
少し前に、松野グループを「野党共闘に積極的だ」として「評価」する共産党支持系の人たちの意見を見かけたことがあるが、松野とそのグループの本性は右派・新自由主義であって（だから維新の党なんかに所属していたわけだ）、こんなグループは当てにしない方が良いと思う。というか当てにしちゃダメだ。
