4月も3月に続いて朝日新聞デジタルのプレゼント枠を2本しか使わなかったと思う。5月も気づいてみればもう8日だが、今月に入って初めて使う。そのきっかけを与えてくれたのは北守(藤崎剛人)氏の下記Xだ。
財源の裏付けなき軍拡をやったのがナチ・ドイツ。ヒトラー政権が経済破綻を逃れるためには、戦争しないわけにはいかなかった。国家のあらゆる分野が危機的状況に陥っている現実をみずにおもちゃ遊びにばかり金をかけている、自称「現実主義者」としての夢想家は、いつか戦争をするだろう。 https://t.co/HDZJSUl83q
— 北守さん (@hokusyu1982) 2024年5月7日
下記は上記Xからリンクされた朝日のX。
防衛費に充てる建設国債1.2倍に 「不文律」破り今年度5千億円超 https://t.co/IOWjO5d0QK
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) 2024年5月7日
過去の戦争の反省から、国は長らく防衛費を借金で賄わないとしてきたが、岸田政権が防衛力強化を旗印に昨年度の予算から解禁。借金をあてにした防衛費の増額に歯止めがきかなくなるおそれが出ている。
朝日新聞デジタルの有料記事の無料部分をまず引用する。
防衛費に充てる建設国債1.2倍に 「不文律」破り今年度5千億円超
大日向寛文 2024年5月7日 5時00分
防衛費に充てる建設国債の額が膨らんでいる。政府は今年度に5117億円の発行を計画し、昨年度の1.2倍、額にして774億円増やすことがわかった。過去の戦争の反省から、国は長らく防衛費を借金で賄わないとしてきたが、岸田政権が防衛力強化を旗印に昨年度の予算から解禁。借金をあてにした防衛費の増額に歯止めがきかなくなるおそれが出ている。
政府は野放図な借金を重ねたことが先の大戦を招いたことから、国債を防衛費に充てないことを不文律としてきた。1965年度に戦後初めて国債を発行した際、当時の福田赳夫蔵相は「公債を軍事目的に活用することは絶対に致しません」と国会で明確に答弁していた。
その禁を破ったのが岸田首相だ。2022年末、今後5年間の防衛費をこれまでの1.5倍以上の43兆円とする方針を決定。「将来に向けた投資」のために発行する建設国債の対象に、自衛隊の隊舎などの施設整備や艦船の建造費を追加した。23年度の当初予算に4343億円の発行を計上した。
今年度当初予算の防衛費は前年度より1兆1277億円多い7兆9496億円で、5117億円を建設国債でまかなう方針だ。防衛費に充てる建設国債の額が増えるのは、「防衛力強化を段階的に進めるなかで、国債の対象となる施設整備費や艦船建造費が増えたため」(財務省主計局)という。
岸田首相は「建設国債に依存…
(朝日新聞デジタルより)
ここまでの無料部分だけでも、岸田文雄が安倍晋三でさえやらなかったトンデモ軍拡政策に手を染めていることがわかる。
こんな岸田を「ハト派」だと思い込んで、宏池会と立民との連立政権樹立を期待しているらしいのがブログ『日本がアブナイ!』だが、この都会保守ブログの能天気さは相変わらずだと思う。昔なら本記事のTBを送りつけるところだが、残念ながらはてなダイアリーがはてなブログに代わった時にトラックバックの機能は廃止されてしまった。
それはともかく、上記朝日新聞デジタルの記事のプレゼントを行う。下記リンクの有効期限は9日午前7時39分である。
宏池会の危険性は清和会と何も変わらない。私はそう信じて疑わない。
それと「税は財源ではない」思想は、容易に軍拡に結びつく。新選組支持者に三橋貴明だの藤井聡だのに共感する向きが少なくないらしいことは、極めて危険な傾向だと憂慮している。